熱田区の町内 TNR
2013年４月16日、餌やり旦那が捕獲し、17日に病院へ届けてくれた。

４月１８日、餌やり旦那の餌場付近にリターンさせるつもりで
迎えに行き、写真を撮るときに、初めてそのねこを見た。
はっきりした三毛模様でありながら、体毛はごわごわ。
口からはヨダレ。涙もでていた。

この町内で、これほど酷い状態のねこは初めてだった。
保健委員長によると、急にやってくるようになったらしい。
妊娠はしていなくて、ガリガリなのが分かった。
このままリターンさせると、いずれ食べられなくなると思い
少し迷ったが、さいわい保護ねこの数も減っていたから
家に連れて帰り、２段ケージに移した。

とくに抵抗もしないでケージに移動したが
しばらくはモーレツな威嚇の日々だった。
ご飯は残さず食べるが、常時ヨダレが出ている。
それでも、毛づくろいをするから、ごわごわになっている。

仮の名前を　ミール　とつけた。(ロシア語で 平和 という意味)

４月28日、噛まれてもいいと思って、洗濯ネットをかぶせると
意外にもおとなしく、すんなり搬送ケージに移すことができた。
病院で診察を受け、口内炎の悪化が酷いため抜歯を予約した。
コンベニア注射、ウイルス検査 (FeLV, FIV ともに陰性)

十分な休息とご飯をいっぱい食べさせて、６月５日　抜歯手術
摘出された腫れの病理検査を依頼したら、 悪性腫瘍ではないとの診断
とにかくほっとし、ミールのケージ生活を継続。

7／19　４種ワクチン１回目接種、及び院内血液検査 (結果問題なし)
検便を二回ほど行ったが、回虫などの発見なし

体毛は見違えるほどきれいになり、歯を抜いてからはよだれもほぼ完治
舌がいつも出ているが、抜歯したからしょうがないと思った。
食欲良好で、いつも、ごはんを残さずキレイに食べていた。

最初の診察では、７才くらいでは？ という初見だったけれど、
健康を取り戻すうちに、性格も穏やかになり、ハツラツとしてきた。
瞳も美しくなり、輝いてきて、生きる力がみなぎっているように感じた。
外で過酷な生活をしていたことを考え、５才より若いと思うようになった。

9／12　２回目の４種ワクチン接種　体重 3.55kg
9／29　検便　回虫等不検出

7／21 の =ねこ会= 、ミールをデビューさせた。"^_^"
洗濯ネットにはとてもおとなしく捕まるのだけど
ケージの中では怒りまくり、覗く人をみんな威嚇していた。

その日の夜、ケージの扉をフリーにしてみたら
なかなか出てこなかったが、夜になってから
ようやく家の中の探検を始めた。

今では、家の中での生活に十分慣れ、触れないけれど、
穏やかな仔になり、たいてい寝ている。

パンダ顔の三毛猫　「ミール」 ハッキリした三毛模様
お腹のあたりは白で、尾っぽの先がちょっと曲がっている。
お腹はたれていないので、５才より若いはず。

そういえば、７／２１ の =ねこ会= で、ミールが威嚇ぱかりするから
「この仔は、もう少し人を信頼するようになってから・・ですね」
と、言われたが、そんなことをしていたら、
ミールも私もおばあさんになってしまう　と思ったっけ。

だから、ミールは、これからも =ねこ会= に連れて行く。
ミールのような仔は、私と信頼関係ができてから
次の飼い主さんと新たに信頼関係を築く・・・なんて器用なことは
できないだろう。
私の家では、人の家で暮らすことは安全で、ご飯の心配もないことを
理解すればそれでいいと思っている。
私のことは、ご飯をくれてトイレをキレイにする人　とでも思えばいい。

「ミール」に里親さんが現れたとき、その人やその家族の人たちとだけ
温かい関係を築いてくれればそれでいいし
それこそ、里親さん探しで願っていることなのだ。

いつさと

ペットのおうち

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＝ねこ会＝ (10／14)

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