相談5 のケース 住宅の管理会社からの手紙 - 22016/12/03 22:13

幼い顔のキジトラ (♂) と、でっかい茶トラ (♂)

コメント、ありがとうございます。
これまで、この人に水容器を 8コ
餌皿を 3コ、取られました。

ただ、そういうことをするヤツの候補が、他に2名もいたので
絞り込めていませんでした。
公園には、たぶん50歩くらいで行けるだろうに
ばれないと思っている浅はかさ・・。

天白警察に盗難届を出してきます。
今後も気をつけて見ていてください。
もし、身の危険を感じたら、それだけで通報してください。



管理会社から 「猫に餌を与えないでください」 という文書が送付されたアパート

11月20日 (日) 、Sさんは約束の時間に駐車場で待っていてくれた。
(どんなに前もって話し合っておいても、当日姿をみせるかどうか、
最初の捕獲のときに、協力してくれるかどうか ここにかかっている)

その駐車場には、複数の茶トラがいて、ケンカの鳴き声も聞こえていた。
仲の良いきょうだい猫なのに、最近ケンカの声が聞こえるという・・。

捕獲器を、1Fベランダ付近の草ぼうぼうのところに置いたら、10分ほどで
茶トラが入っていた。
「まず、1匹ですね」 と、お互いほっとして、その日は別れた。

翌朝 (11/21)、出勤前に動物病院に連れて行くと、Sさんからメール
「茶とらのきょうだい 3匹とも現れました。捕獲した猫は別のようです」

けーっ、TNR の予算はひっ迫しているし、病院の予約もぱっつんぱっつんなのに、
ターゲットじゃない猫が入ったのか・・・・

でも、Sさんも私も、「それでケンカの鳴き声がしてたんだ」 と納得した。

この日の動物病院は入院なしの当日迎え。
茶トラは成猫で、2才以上と思う。麻酔もすっかり覚めていたようで
近くの公園にリターンしたが、すっ飛んで走り去っていった。

Sさん宅に行き、捕獲器を預けた。今後は、相談者自身で捕獲してくれる。
Sさんは車がないから、私が搬送のみ手伝うことになっている。
リターンした茶トラは、元の場所に戻っていたが、ケンカ鳴きはなくなった。

そして、11月22日 母猫のキジトラをターゲットにしていたが
捕獲器には、幼いキジトラが入ったとのこと。
メスのようだったから、これでも OK と喜んだ。

でも、このキジトラはオス。23日手術、24日にリターンした。
約束の月に2匹ずつ という TNR は、11月の予定をクリアした。



Sさんが、日中アパートの駐車場を掃除していたら、管理会社の男性が
やってきて、事のしだいとこれまでの経過、今後のことを話したとのこと。

管理会社も、最初の無責任餌やり (中国人) からの事の成り行きを
分かってはいたようで
「これは、私どもの会社で対応しておくことでした」 という反応をしたという。

それで、Sさんと作戦を考えた。

1.そもそも、「餌を与えないでください」 という文書を出したのが管理会社なのだから、その後、どのよう見守っていくのか という対応ついて、再び、管理会社の名前の文書で住居者に知らせるのが筋

2.管理会社の男性は、天白保健所と話したいという意向のため、T課長、または M主査、管理会社の担当社員 (男性)、Sさんとの話合いを設定する

3.そしてその場で、猫の繁殖を防ぐ TNR の費用を、管理会社で負担することが、会社の社会的貢献になる と主張してお願いする

4.管理会社が、親子 5匹の TNR 費用 (約 35,000円) を負担してくれたら、Sさんには、他の猫 (耳カットなしの成猫 複数確認) の TNR をしてもらう

しかし、これはまた T課長 の弱腰で前途多難になっている。

管理会社の担当社員と話し合う前に、、T課長と Sさんが話し合った。

ぷんぷん、水曜にしてくれれば、同席できたのに、金曜だった。

T課長

・今後の餌やり場として、Sさんが近くの公園を考えていることを話すも、「公園だと土木の管轄になるから、それはやめてほしい」

・管理会社に親子猫の TNR 費用負担協力をお願いしたいと話すも、「それは難しいでしょう」

・なごやかキャットサポーターになれば、無料で手術できますから、活躍してください

T課長って、どこまでオタンコナスなのだ。
どうして、こう、一般市民が TNR費用を出すことを暗黙に求めるのか
5匹の親子猫の TNR 費用を管理会社が負担してくれれば、Sさんは他の猫の TNR をする
⇒ つまり、このエリアの TNR が進む

なごやかキャットサポーターじゃ、5匹しかできない。
しかも、税金投入して、名古屋獣医師会会員の動物病院の手術費用を肩代わりしている。

Sさんは、なごやかキャットサポーターになるための、承諾書を渡され
これまで見守ってきた親子猫のために、
承諾書に署名してくれる、土地の所有者を探すことになったのだ。

つづく・・・。

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相談5 のケース -- 32016/12/04 21:04

天白警察署に、盗難の相談をしてきました。
現段階では、盗難の被害届を受理できる状況ではないとのことでしたが
今後のことで、納得のいく相談ができました。



Sさんはものすごーーーく、がんばっている。

最初の訪問で捕獲作業への協力を話し、快諾してくれた地主さんを
再訪問し、ネクステージの駐車場で、餌やり・掃除を行う旨を説明すると
その駐車場は、その方の所有ではないことが分かった。

じゃ、なんで、最初の訪問のときに、快諾してくれたのかは謎。
では、この方の敷地内での猫トイレ設置を頼んでみたが、見事に断られた。

そしてそのあたりの、大地主さんのことが分かり、本当の土地所有者が判明したが、
そのご本人は逝去されていて、息子さんが管理している という事実を知った。_| ̄|○

ネクステージは店長が2年くらいの期間で交代するらしく、どこかで情報が誤って引き継がれているらしい。
この日は、ネクステージの店長が休みだったため、翌日、Sさんはこの店長を尋ねたのだった。

どうも、大地主の後継者も、ネクステージの店長も、承諾書の押印を
相手に回そうとする危険性が大きくなってきた。

そして、なごやかキャットサポーターとして登録するなら、
今年度 (H28年度) の予算がまだ残っているかどうか、
確認してから、申請するようにメールしておいた。
サポーターとして登録させておきながら、「予算はもうなくなりました」
と、平気でうそぶくのが、名古屋の動物行政だから。



そして、懸念の、すでに登録しているというサポーターについては、
確かに、存在していて、5匹の猫を見守っていることが分かった。
しかし、Sさん宅とは距離があり、見守り地区にできるかどうかは微妙なところ。



Sさんは、教えてもらった、大地主の後継者を何度も尋ね (留守だったから)、
ようやく顔を合わせて話をすることができたが、熱望している駐車場は
その後継者ではなく、弟さんが管理しているとのこと。
どうやら亡き大地主の土地をきょうだいで分けて相続し、
お互いの管理内容には、一切関与しないことになっているらしい。

管理所有者である、弟さんの連絡先は、教えてもらえない。
でも、ここでめげないのが、Sさん

Sさんは、訪問した後継者が留守の間、ネクステージの店長を再訪し、
「その管理者が OK であれば、営業時間外に餌やり場としての使用と
 猫トイレ設置の了解を得た (#^.^#)」

この経過を、ようやく会えた、後継者に、Sさんが説明すると、
「ネクステージの店長が 1~2年のスパンで交代するため、
 所有者を知らないのは仕方がないこと。
 でも、ネクステージはその土地一体を一括借り上げしているから
 ネクステージが OK ならば、いいんじゃないの」 と言ったそう。

それで、Sさんは、12月になってから、再び、保健所のT課長に相談することになっている。

これはもう、T課長を引っ張り出して、ネクステージの店長を訪問し
「なごやかキャット事業」 のことを、T課長が説明し、
承諾について、説得も視野にお願いするしかないと思う。

ネクステージでは、本当の所有者である、弟さんのことは把握できない。
だからといって、本社に連絡し、相談し、その弟さんと交渉してくれるとは思えない。
そもそも、名古屋市に住んでいるのかどうかさえ不明。

12/7 は、名古屋市の西庁舎 緑政土木局での面談日。
とても保健所へは行けない。

それで、12/14 になら、同席できるから、保健所なり、
ネクステージなり、一気に、アパートの管理会社の担当社員を含めての
話合いの場を設定してもらおうと思っている。

ちなみに、12/6、Sさんは捕獲もする。(#^.^#)

この件は、しばらく様子を見ることになりました

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植田公園 TNR 11月分終了2016/12/09 22:27

デッカ茶白と、若い茶トラ

コメントありがとうございます。

12/4 天白警察署で、餌皿、水容器、フード投棄のこと、つぶさに話してきました。
天白警察署より、管轄の交番にも通達されています。
今後は、電話でもいいそうです。
電話では、名前をなのる必要はあるかと思いますが、
身分表示までは必要ないので、電話で情報を寄せてください。
天白警察 052-802-0110 (代表)

生活安全課が担当なのですが、時間によっては担当警官が
いないこともあるので、この代表番号へお願いします。
「植田公園の猫のこと」 といえば、確実に記録されます。



11月29日は、11月最後の捕獲日
ターゲットは、中華店の三毛と、公園にいたり駐車場にいたりする黒サビ。
この2匹は確実にメス。他にメスではないか? と思うのが、小柄なキジトラとしっぽの丸い黒猫、ちょっと太目のサビキジ。

中華店付近にいる、白茶、三毛、黒は、捕獲器に真っ先に白茶が入った。
捕獲器のなかでかなり暴れていて、まずいことにそれを三毛が見ていたらしい。

白茶の入った捕獲器を車にのせて、しばらく駐車場で待機したけれど
茶トラやキジトラっぽい猫の姿を見るのだが、いっこうに入らない。

それで、再び、中華店付近にいき、捕獲器を設置。
離れて待っていると、何度も三毛が入るのだが、なぜかトラップが落ちない。
新聞紙を使って、トラップを隠してみたが、どうも器用にまたいで食べているらしい。

三毛の捕獲をあきらめて、公園に行くと、サビキジがいた。
捕獲器を仕掛けると、さかんに匂いを嗅ぐのに中には入らない。
「うーーーん、1週間も間をあけたのに、覚えてるのかな?」 と
思っていたら、なんと、茶トラが入ってしまった。

茶トラが入ったとたんに、トラップが落ちたから、やはり、中華店の
三毛は、器用にまたいで食べたのだと思う。

11月のしっぽ動物病院の最後の予約 30日の2匹。
2匹ともオスになってしまって、ちょっとガッカリしたが、
糞尿の臭いが軽減されるから、よし!! とした。

12/17~18 で、塩田獣医科病院の予約 3匹を取った。
メス 2匹 + オス 1匹
塩田先生に 「12月はまだ堕胎の猫は少ないから、大丈夫」 と、
励まされて、オスばっかり3匹になってもそれはそれで OK と思うことにした。



相談 5 のケース Sさんは、なごやかキャットサポーターになれた。
トヨタ ネクステージの店長は、またもや交代していて、その新任店長さんが
承諾書に署名と押印をくれて、保健所の OK もでた。

そして、Sさんは、12月7日に、茶トラ白ソックスのオスを1匹捕獲し、
なごやかキャット事業の動物病院で去勢手術を済ませた。
この動物病院は、オスの場合、入院なし。
なので、この茶トラ白ソックスは、その日の夜にはリターンされ、
元気にご飯をもらっている。

Sさんの捕獲ターゲットは、残り 母猫 (薄いサビキジらしい) + 2匹の茶とら (オス 兄弟)
しかし、この母猫が11月の下旬あたりから姿を見せないらしい。
もう、5年ほど出産を繰り返していて、2016年の子猫4匹は育っているものの
それより前の年は、お腹は妊娠を示していても、その後、子猫の姿を
見ることはなかったという。
他のところで産んでいた可能性もある。でも、もう5才を超えているなら
次の妊娠で命が尽きる危険性が高くなっていると思う。

もう一つ、Sさんから聞いて解せないことがある。

Sさんが連れていった、動物病院は、
ノミがいるからといって、抗生剤を注射し、さらに薬をつけた とのこと。
茶トラ白ソックスに、ひどい皮膚炎があるようには見えなかった。
ノミがいるからと抗生剤を注射するなんて、ちょっとやりすぎと思う。
レボリューションをつけておけばいいのに。

なごやかキャット事業からの補助金で、この病院では、オスもメスも無料になる。
・避妊手術(めす) 名古屋市から20,000円、公益社団法人名古屋市獣医師会から10,000円
・去勢手術(おす) 名古屋市から10,000円、公益社団法人名古屋市獣医師会から5,000円

なごやかキャットの避妊去勢手術の補助について

手術料金が無料になっていれば、それほど必要ではないような
注射をしても、依頼者は 5,000円くらいなら支払うだろう。

Sさんには、今後は注射を断って、最初からレボリューションを指定するようにメールしておくつもり。



12/7 緑政土木局 緑地部 緑地維持課・管理課 と話し合いました。
(一社) 愛知・地域ねこ応援団 のセイケさんに同行してもらい、90分ほどの面談になりました。
思ったほど、私たち、玉砕はしませんでした。
「行政相手に、怒ったら、こちらの負けだから、キレちゃだめ」 と
セイケさんに諭されて帰りました。
セイケさん、この日にもお世話になり、感謝します。
ありがとうございました。

また、後日、ここに記録します。

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12月19日 イオンモール熱田 チェリティイベント

緑政土木局 緑地部 緑地維持課・管理課 12016/12/12 23:18

市政アンケート
↑ ↑ これが市政アンケート (H20年 と H28年)

緑政土木局 緑地部 緑地維持課・管理課 との話合いの前日、
その場でこれまでの経緯を始めから話すつもりはもうとうなかったから
「質問・抗議・要望」 書 (4頁) を作って、メール添付しておいた。

ふだんは、こういう文書を2頁で作るようにして、質問だけにしたり、抗議文だけにしぼったりしているが、今回は、長い文書を作った。



西庁舎 5F 管理課に行き、維持課から N係長 (課長ではなかった・・) と 20代らしい男性職員、および、管理課から F係長の3人と対峙して、面談が始まった。

あらかじめ添付した文書は、3人とも4枚印刷して持参していて、ラインマーカーのチェックが入っている箇所もあり、事前に読んでいることが分かった。
こういう点、すぐに話に突入できるから、楽なのだ。

前置きなしで、N係長に、質問内容の説明を求めた。
添付ファイルには、市政アンケート結果までつけておいたから、
言い訳の余地などないはず。

見るからに、融通の効かない堅物という風貌のN係長は、
「えー、このように言いましたか・・・ (記憶にないという顔つき)
 いろいろな人がいる とは申しあげたはずで、そのなかでは・・
 というつもりで言ったように思うのですが・・。
 私の言葉足らずでした」

これで終わった。

「クレームをいれてくる人たちは、みな、公園に猫がいることが嫌なのです。猫がいなくなったほうがいいと思っているものなのです」
と、電話で言い切っていたことの、根拠の説明はなし。
ま、あるわけない。それを思い知れば、それでいい。

あんなこと言っただけで、こんなふうに押しかけてくるなんて・・・
と、心の中では憤懣の嵐が吹いていたことでしょう。

抗議の内容は、「植田公園」 の現状について細かく書いて、
「クレームにのみ軸足を向けるような偏った対応を、二度としないでください。なんの根拠もなく、「クレームをいれてくる人たちは、みな、公園に猫がいることが嫌なのです」 などと決めつける対応では、なんの光明も見えてきません。」 と、ダメ押ししておいた。



植田公園の実情だけでは足りないから、同行してくれたセイケさんが、
南土木事務所への要望内容、それの経緯や実情を説明した。

そして、文書の半分を費やして書いた 「要望」 の内容は、
緑政土木局 南土木への要望書 を参考にして作成した。

ちなみに、このブログを読んでくださっていて、土木事務所へ陳情に
行かれるとき、必要であれば、天白トラブルゼロ!? のホームページから
メールをください。添付いたします。



公園での TNR 活動によって猫の繁殖を抑え、飼い主のいない猫を
適正飼育管理することが環境改善にも繋がっていくという効果は、
他の自治体でも実証されている。
「猫を不妊去勢手術した後、公園及び周辺住環境の向上に繋がるよう、環境に配慮した適正管理飼育を継続する。及び、周辺住民へペットの適正かつ終生飼育指導を含む啓発を並行して行い、猫を捨てる遺棄行為=ゼロ を目指す」 以外に、解決策はありえない。

これを再三強調し、そのとき、「ネコにむやみにエサをやらないでください」
という看板が、どれほど悪影響を与え、そこで奮闘しているボランティアが
どれほどの迷惑を受けているか、何度も繰り返して話した。

想像くらいしてほしい。
でも、TNR の経験もしたことのない行政が想像できるはずがない。
おまけに、名古屋市の動物行政は、市井で奮闘しているボランティアの
経験談などには聴く耳ももたず、税金を投入する「なごやかキャット事業」 の
失敗の責任などとる気もない。

面談の時間は、ここまでに約60分。
セイケさんは、1時間くらいで席をたって帰るつもりだったらしい。
私たちが通された、管理課での面談の場所は、会議室ではない。
狭い事務室の中の、談話コーナーのような、簡単な応接セット。
さっさとすませようという姿勢がありありだった。

つづく

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12月19日 イオンモール熱田 チェリティイベント

緑政土木局 緑地部 緑地維持課・管理課 22016/12/17 23:54

TNR と 殺処分数の推移

12/7 (水) 14時~ 市役所 西庁舎 5F 管理課
 維持課から N係長と 20代らしい男性職員
 管理課から F係長

緑政土木局 南土木への要望書 は
なかなか難しい内容で、文書にまとめるのに苦労した。

この内容を保健所に出しても、読み取れないと思う。
もちろん、公園のことは保健所の管轄ではないが、
公園に集まる猫の問題点について、保健所も共通認識と
理解をもってほしいと思っている。

ちなみに、天白保健所が 「公園では餌やりをしないでほしい」 と、
相談者に話す理由は 「公園だと保健所が管理できないから」 とのこと。
だからといって、手術もせず餌だけを与え、クレームが多くなれば
突然餌やりをやめてしまうような中華店に対しては
管理どころか、適切な餌やり、トレイの設置、環境維持を説得もできないのが実情。
「では、どこであれば、保健所が管理できるのですか」 と、今度聞いてみようと思う。



公園には猫が集まる。そして繁殖を繰り返す。
マナーのある餌やりと、TNR を継続していける人が複数存在していれば
その公園の猫は穏やかに暮らしていけると思う。

でも、「小さな命にやさしい責任」 を持っていない、餌やり者自身が
生まれたばかりの子猫を発見し、愛護センターに持ち込むのは珍しくない。

飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用への、動物行政からの助成金は
税金を使うのだから、公平に行ってほしい。
その公平とは、猫に対してである。

なごやかキャットサポーターになれる人が世話をしている野良猫も
公園で、毎日給餌に通い、時期がくれば手術をしている人たちが世話をしている野良猫も
同じ、飼い主のいない猫 なのである。

公園の猫の世話をまっとうに継続している人は、たぶん、
自分の敷地内で猫の世話をしている人たちより、苦労が多い。

自分の敷地内であれば、フンの回収を明日にまわしても誰も苦情を言わない。
庭にどれだけ餌皿を出しておこうが、誰も盗まないし、捨てない。

適切に餌やりを行い、公園の環境を維持している人たちが見守っている猫であれば
飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用を助成する対象にするよう
緑政土木局からも、健康福祉局 動物愛護管理・検査業務管理主幹へ
要望してほしいと訴えた。

すると、2016年の始めに、管理課の F係長はこの部署の担当職員と
話したことがある というのだった。
どれほど真剣に話したのかは怪しいけれど、飼い主のいない猫問題は
頭の固い、融通の効かない、縦割りの部署だけでは対応しきれないと思う。

殺処分の推移グラフを示し、H25年度からはもう、ほぼ横ばいでしか
殺処分数は減っていかないと予想できる と説明した。
時には殺処分数が増える年度も、必ず出てくる。
この殺処分数を、さらにはっきりした変化がわかるように減少させるには
飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用への助成事業を
刷新するしかない。

同じような人事で担当しつづけているから、変わらないのだ。

セイケさんが、愛知県の公園管理に対する、柔軟な対応の数々を
説明していくと、 F係長がぽつりと言った。
「愛知県は、公園管理が甘いですからね」

そうではない、愛知県の公園管理課の担当職員は
「猫をなんとかしたい」 と話し、シェルターの設置にも対応しているのだ。
「つまり、あなた方には、なんとかしようと気がないのでしょう」 と詰問され、
F係長は 「ちょっと、失言しました。すみません。フレキシブル・・だと言い直します」

フレキジフルのフの字もないような、名古屋市職員。

さらに、F係長は面談の終わりのころに、質問してきた。
「京都市の餌やり禁止条例は、どうやってできているのですか」

またもや、あきれてセイケさんが説明した。
「京都市には、まちねこ という支援事業があって、適切に餌やりも行われているわけ。
 だから、その活動の妨害になりかねないような餌やりを禁止しているのです」

京都市まちねこ活動支援事業

F係長は 「あーー、そうなんですね。ただ禁止しているわけではなくて・・」

あからさまに、がっかりするな。

このあと、神戸市が公費で不妊・去勢手術を行うという条例を可決したことを言うかな・・と思っていたら、ついにでなかった。

野良猫去勢手術を公費で 全国初、神戸市条例可決

私たちもすっかり疲れたから、この人たちに、神戸のことを話す気にもなれず、面談は終了した。

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