段ボール + 捕獲器 ― 2017/02/09 21:55
2月は手術の予約も取れず、TNR の予定なし
3月は、毎週金曜日に2匹ずつ、手術予約を取れているが、この月に TNR するメス猫は、堕胎手術になることを覚悟している。
昨年の12月から、もう一度保護したい猫の再捕獲に、ずっとチャレンジしている。
この猫は、9月末に TNR した、茶トラのアメショー mix で、やや長い毛
捨てられたか、置き去りにされたか、痩せた身体で、住宅の駐車場にやってきた。
9月の捕獲のときは、この茶トラを狙っていたのではないのに、あっという間に捕獲器に入ってしまったため、あまり餌付けもできていなかったが、TNR した猫。
リターンしたあとは、餌を食べにやってくるかどうか不安に思っていたけれど、数日後、この仔の独特の鳴き声を聞いたときにはほっとした。
9月に TNR したから、「茶9 (チャック)」 と呼んでいた。
チャックは、雨がふると姿を見せず、2日ほどしてからまた現れる・・という不思議な猫。
複数の餌場があるのか? と思っていたが、あまり太ってはいない。
どこかに隠れていて、私の車の下にやってきて、特有の鳴き声をあげる。
人を見てもすぐには逃げず、鷹揚なところがある。
昨年、16匹以上の個人宅の TNR に協力した方から、「ケガをした猫や、捨てられた猫だったら、庭につれてきていいよ」 と言ってもらえたから、このチャックをその人の庭に連れて行こうと思っている。
しかし、このチャック、二度目の捕獲器にはいっこうに入らないのだ。
驚くほど上手に、フードだけ食べて、捕獲器から出ていくらしい。
この2カ月、車の下や、後部やサイドに仕掛けた捕獲器は、ほぼスカ。
時々、これまで捕獲できなかった猫や、見知らぬ猫が入っていて、思いのほか、自分のエリアの TNR が進んでいる。
夜通し捕獲をするときは、段ボールなどを利用する。
1.段ボールを用意し、捕獲の入り口を作るために、両端に切り込みをいれる
2.ガムテープなどで、切り込みをいれた段ボールを補強しておく
3.段ボールには、新聞紙、または、ペットシーツを敷く
4.この段ボール+捕獲器を、安全に夜通し設置できる場所にしかける
5.捕獲器に、猫が入っていたら、捕獲器の入り口が、段ボールの奥にむくように、捕獲器の向きをいれかえておく
このとき、新聞紙の上に、ペットシーツをしいておいたほうが無難
6.手術のときには、この段ボールに入れたまま、動物病院に預けている
7.適当な段ボールがないときや、夜通し設置した場所が狭い場合などは、プチプチシートで、捕獲器を覆うこともある
いよいよ、猫の発情シーズンたけなわ。
太陽がまだ昇らないような、暗い明け方に起きて、捕獲に向かうことからは卒業できた。
捕獲されたら、手術に耐えなければならない猫を、少しでも寒さや冷たさから守りたいと思う。
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「ネコ・猫・ねこの里親譲渡会 (2月11日)」
クラウドファンディング カレンダー発送 ― 2017/02/08 22:18
ものすごーーく、忙しかった1月からようやく解放された。
クラウドファンディング達成のカレンダーを、1月25日、料金別納でなんとか郵送手配まで終了できた。
クラウドファンディングにログインすると、協力してくれた方々の住所、氏名、メールアドレスのデータを確認できる。
これを使って、発送用の宛名ラベルを作ろうとして、ちょっとあっけにとられた。
このデータは、データベースにはなっていなくて、(csv 形式でもなく)
ただただ、帯状に文字が並んでいるだけだった。
この羅列されただけの文字情報を、宛名ラベルのデータにいちいち成型していたら、とても間に合わない。
この宛名ラベル作成と印刷を1日というより、24日の夜に全部終わらせて、25日には発送しなくてはならないのに、70件ほどの情報を前にして、ため息がでた。
クラウドファンディング側も、それは承知しているらしく、発送を請け負う業者の URL を出していた。
クラウドファンディングって、どこまでも商業主義なんだ・・と思った。
しかし、そんな業者に頼む余裕などないから、1人ずつの文字情報をコピーし、ワードで作成しておいたラベル作成表にペーストしては、レイアウトを修正して、1人ずつ、1人ずつ作り、深夜にようやく、ラベル印刷が終わった・・・。
カレンダー、78円の命 をリターンとして発送する対象者の文字情報一覧を印刷して調べると、同じ方が複数のリターンに協力してくれていることが分かり、鳥肌がたってきた。
これほど、名古屋港の猫の状況の悲惨さを理解し、協力を惜しまない人たちがいるということを、クラウドファンディングが達成した後も、つくづく実感できた。
当初、70通くらいと考えていた発送個数は、料金別納郵便が59通で、360円のレターパックが5通の、64通。
「78円の命」 という絵本は、その形やサイズが、発送側泣かせなのだ。
B4 でもなく、ほぼ正方形に近く、レターパックの厚さは OK だけど
どうしても少しはみ出てしまう。
レターパックのシールをするとき、絵本にシールがつかないように、紙を入れておく必要があった。
デザインに凝りたいのも分かるけれど、郵送することも、ちょっぴりでいいから、考えてほしいなーー。
ラクスルで発注したカレンダーは、WEB では、110g と出ていたから
205円/1通 かかると思っていたら、97.5g で、140円だった。ラッキー。
カレンダーは、A4 サイズで作ったから、A4封筒にすんなり入り、そこにお礼状を同封して、どんどん発送作業を進めた。(楽だった)
レターパックは郵便局で5コ購入し、そこで発送作業をすることにして、カレンダー (大抵の方には2部、もっと多い投資をしてくれた方には3部) と、絵本もありの方とをそれぞれ透明の袋にいれて、ラベルを貼り、そのラベルを見て、レターパックに手書きするつもりで、郵便局へ出かけた。
窓口で料金別納 59通 (けっこう重い) を渡し、
「360円のレターパックを5コください。全部いっしょに払います」
というと、「はい」 と答えた受付の職員は、5通のレターパックの上に、なんと59通の料金別納の封筒を置き、その封筒を数え始めた。
「あのっ、ここでレターパックの発送作業をするので、早くください」
といっても、職員は 「はい?」 というだけで、ぽかんとした顔をこちらを見ている。
あぁ~あ、ここもか・・と思った。
お客のことより、自分たちの事務作業を優先するこの、お役所感覚。
私は、この職員が59通の料金別納封筒を確認するまで、レターパックを受け取れないのか・・と思ったら、昨夜からの疲れから怒り心頭になった。
「だから、ここで発送作業して、いっしょに出すのです。
はやく、レターパックを渡してください」 と叫んで、その人の顔の前に、手を出した。
ようやく、こちらの意図が分かったらしく、慌てて、59通の下敷きになっているレターパック5コを渡してくれた。
ひったくるように、かっさらうように受け取って、作業台に行き、レターパックに5名の方の氏名や住所などを書き、バーコードのシールをはがし、誰宛かわかるようにメモを書いた・・・。
そして、これ見よがしに、その5通のレターパックを並べて、スマホで写真を撮った。(*'ω'*)
こうして、私が分担した、カレンダー作成と、全ての発送作業を終えることができた。
1月30日、クラウドファンディングから、作業終了を確認するメールが、セイケさんにきて、かなりの容量になる、作業報告ファイルを、クラウドファンディグへの投資に協力してくれた全員の方に、Thanks Mail とともに、添付送信したらしい。
そして、ここでも問題が発生したそう。
活動報告ファイルの容量は、携帯のメールでは送信できないほどだから、不達のエラーがかなり出たらしい。
でもそれはもうしょうがないから、パソコンの E-mail アドレスをあとから連絡してくれた方々にだけ、再度添付送信したとのこと。
ほんとうに深夜までお疲れさまでした。(^.^)/~~~
車の車検は2日で済んだけれど、3年間のキズやへこみの、鈑金修理をお願いしたから、なんと10日間ほど、代車を運転していた。
鈑金修理の車が立て込んで、いつも以上に日数がかかったらしい。
でも、あの錆がではじめていたガキガキのキズや、フィールの駐車場で、「前向き駐車願います」 てところに止めて、でるときにブーッと下がったら、ゴツンと柱にぶつけた大きなへこみも、キレイに修理してくれた。
鈑金てすごいーーー。
明日から、名古屋市の動物行政への批判とクレーム、記録します。
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「ネコ・猫・ねこの里親譲渡会 (2月11日)」
都合よく管理したがる名古屋市動物行政 ― 2017/01/18 23:03
2016年12月 7日の、緑政土木局での、緑地維持課・管理課の担当職員3名との話し合いの席で、私たちは質問した。
「ところで、最近は猫についての苦情はどうですか?
何か実感されていることはありますか?」
緑地管理課の職員が答えた。
「そうですねぇ。苦情は減っていますね」
すかざす、次の質問をした。
「減っていると感じられるのは、どうしてだと思われますか?」
答え 「うーん、それは分かりません」
まったく、名古屋市行政の職員には、自分の頭の中で想像し、自分自身の考えをめぐらし、市民の声に答えようとする姿勢は、いつになったらうまれてくるのだろうか?
市政アンケートの「猫による迷惑について」 という結果のグラフを示し、指でつついて反論した。
「この、猫に迷惑を感じる という項目を見て、考えてください」
「鳴き声がうるさい --- これは、TNR で繁殖しなくなりますから、発情の鳴き声はなくなります!
ゴミを荒らされる ---- これは、TNR したあと、その猫たちを見守り、適正にエサを与えれば、空腹でうろつくことがなくなり、生ゴミなど荒らしません! 猫だって、あんなゴミ、食べたくて食べてるのではありません
そして、猫の数が増えすぎる --- これも、TNR によって繁殖を抑えていけば、猫は増えなくなり、頭数は減っていきます
これだけのアンケート回答の多い項目について、TNR による効果ははっきりと分かるはずです」
相手の職員は、苦り切った顔のまま、何も答えなかった。
TNR による様々な効果は、このアンケートの苦情の多いと思われる項目に対応できる。
1.フン尿の放置
まず、TNR することで、尿の臭いはかなり軽減できる。
さらに、公園内に猫トイレを設置し、しばらくはすぐに掃除せず、猫が使うようになるのを待ち、トイレ場所と認識するようになれば、フンを回収し、土をときどき混ぜ返してメンテナンスすればいいのだ。
自分の庭で猫に餌を与えている人は多いはず。
でも、その人たちの周囲から必ずしも、苦情が多発するとは限らない。
それはなぜか? とっくの前から、その人たちが、猫のフン尿対策をあたりまえのこととして行ってきたから。
それを行ってきた人たちの周辺からは、苦情はでない。
2.鳴き声がうるさい、ゴミを荒らされる、猫の数が増えすぎる
TNR + その後の見守りと給餌で、これらの苦情には対応できる
3.悪臭がする、猫から病気をうつされる心配がある、猫の毛が飛んでくる
これらは根拠のない、いわば風評被害に近い。
飛んでくるものは、猫の毛だけではない。悪臭がすべて猫なのか?
4.猫がやってきて、自動車や植木などを傷つける
これだけはどうしようもない。猫は自動車に乗ったり、木で爪をといだりするものだから。
このことまで、人がどうこうしようとすること自体、無理な話。
猫が庭に入ってくるのが嫌なら、見つけたときに大声を出して追うしかない。
猫バリアーというものがあり、保健所に申請すれば、1週間ほど無料で貸し出しされる。
それを利用し、効果があると分かれば、自分で購入するしかない。
自動車に乗っているのを見つけたら、手をたたくとか、声をあげるとか、猫が嫌いな大きな音をたてて、追うしかないだろう。
だからといって、追い立てたときに、車にツメの跡がついた! というようなクレームにいちいち、気を遣ってはいられない。
そもそも、人間が考える対応策に、100%完全なものなどありえない。
しかしこれらのアンケートで苦情がおおいと分かる項目について、TNR でどれほどの効果がうまれているかは、明白。
アンケートを取り、それをグラフ化して公開し、それで役目がすんだかのような気持ちになっているのがおかしい。
このアンケート結果の変化を見て、TNR で提唱されている効果というものを考えれば、おのずと、その重要性がわかるはず。
これを考えようとしない名古屋市の動物行政の、核となっている健康福祉局 動物愛護管理・検査業務管理主幹はやはり無能としかいえない。
緑政土木局での、緑地管理課の職員はこうも言っていた。
「私どもが、正式に地域猫活動というものを認めることは、やはり難しいことです。」
なぜ、正式に ということばを使うのか?
TNR を根幹とする地域猫活動を認めるには、活動する市民に、おそらく、ややこしい提出文書を出させるのだ。
その提出文書というものは、現地の猫の状況とその問題のありようが、その場、その場によってさまざまであることなど、視野の外で作られる。
名古屋市の動物行政にとっては、自分たちにとって都合のよい内容であることが一番大切なこと。
自分たちの業務が、それによって多忙にならないよう、行政に協力することに疑問を感じない市民や外郭団体を活用する。
これの最たるものが、「なごやかキャット事業」
2016年12月下旬、この事業のどうしようもない現実を思い知った。
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「ネコ・猫・ねこの里親譲渡会 (1月21日)」
「名古屋港 TNR プロジェクト 3710 ねこ 里親譲渡会 (1月22日)」<
クラウドファンディング達成のカレンダー作成行程完了 ― 2017/01/09 22:45
2016年11月25日 名古屋港 TNR プロジェクト 3710 の、クラウドファンディングがスタートした。
プロジェクトは、2016年12月27日 (火) 23:00 に、目標額を上回って成立した。
そうして、このプロジェクトのリターンとして約束した、カレンダー作成を始めることになったのだ。
「名古屋港 TNR プロジェクト -3710-」 では、イオンの協力により、港店や熱田店で、イベントを開催し、写真パネル展示を行ってきた。
その写真に協力してくれたのが、「猫カフェ ひとやすみ」 の 佐藤代表さん。
猫カフェ ひとやすみ
イオンのイベントの写真パネルを見てくださった方々には、記憶に残っている猫の写真を使って、カレンダー編集に没頭した。
当初、1月末の発送にはとうてい間に合わないと思い、2017年のカレンダーではなく、
2017年3月から始まり、2018年3月までの、「平成29年度版 カレンダー」 にしようと考えていた。
発送は最悪、2月末になると思っていて、それならば、1月開始のカレンダーを受け取るよりは、29年度版のほうが役に立つだろうと思った。
書店に並ぶ、カレンダーを見て、どんなタイプにするかは早々に決めた。
丸い穴があいていて、壁にかけると、見開きで2か月分を飾れるタイプ。
2カ月分を見ることができるから、それぞれの月の、左上に前月、右上に翌月の日にちを載せる必要はないと思った。
こんな大ざっぱな構想を、12月30日の、ぶりしゃぶのときに参加メンバーに話し、書店で購入した、(株) オレンジページ発行の 「CATS 2017」 を見せて、簡単な打合せを行った。
代表のセイケさんは、1月末の発送は無理かなあ・・と、心配そうだった。
それはクラウドファンディングの契約上、守るべき期限だったから。
佐藤代表の写真を使えば、キレイなカレンダーになると思っていたから、私が当初、イメージしていたのは、「みなと猫の写真集に、カレンダーがついている」 というようなもの。
だから、カレンダーの日付は、写真の邪魔にならないような位置 (それは写真のどこに猫が写っているか・・によって異なるから) に、収まればいいだろう・・と思っていた。
そして、年を超えて、2017年1月1日。
ラクスルに発注するつもりで、Web を見ると、1カ月のカレンダーサイズは A4 で、見開きに飾ると A3 !!
大きすぎる・・と思った。イメージはこれの半分。
でも、ラクスルのカレンダーフォームを見ると、シンプルな月間日付になっていて (前月も翌月も載せていない)、しかも、それぞれの月の写真を載せる枠の位置まで決められていて、16ページ分、イラストレーターで、しっかり作られていた。
そして、100部作成するための、一番安い納期は 10日間。約4万円。
1月22日の、「西築地コミュニティセンターでの譲渡会」 での公開と、販売に間に合わせるには、1月10日に、印刷工程に入れること。
これなら、2017年1月開始のカレンダーを作ることができる!!
そう確信して、突貫工事並みのスケジュールで作業するしかないと覚悟して、セイケさんに、おおざっぱな予算設定と、タイムスケジュールを添付して送った。
1月4日 佐藤代表撮影の、名古屋港の猫の写真データを USB で、セイケさんから受け取る。
この日の夜から、深夜の写真編集作業を開始。
佐藤氏の写真は、みなと猫のドキュメンタリーだった。
ラクスルのフォームには、350 dpi ~ 400 dpi で作成するように、 などの注意書きがあったが、作業中のパソコンの反応を鈍らせないために、最初は 72 dpi で作業し、どんどん、各月の写真をはめ込む作業を続けた。
1月~12月の写真では、同じ猫の写真を2度以上、選ばないこと
できるだけいろいろな模様の猫を選ぶこと
写真パネルでよく出ていた猫を避けること
静止画像の猫のポーズも多種多様にすること
「生きたい」「生きる」「生きよう」 というテーマを根本にすること
などなど、写真を選びながら、注意点を自分できめていった。
一番困ったのが、表紙の写真。
親子の猫の写真を使うか、成猫がよりそって寒さをしのいでいる写真か?
でも、あの劣悪な環境のなか、風邪をひき、体調の悪そうな猫の写真よりも、生き生きとした表情の猫を使いたい・・と考えるようになった。
そして、選んだのが、ベンチの上で、仲良しの2匹がくっついている一連の写真から、「未来に向かっていこうとしているかのような」 猫の写真。
各カレンダーの写真は、途中から、耳カットの分かる猫を選んだ。
リトルパウエイドさんから、里子にいった猫の写真を送ってもらい、ごちゃごちゃ感のある、ページを作った。
今思えば、このページの編集に一番苦労した・・・。
低い画質 72 dpi で作った、カレンダーの下案を、3710猫の主要メンバーさんに添付し、「こんな感じで作るので、OK ですね」 という段階になったのが、1月6日ごろ。
各月の猫写真が決まり、里子猫の集合写真合成もでき、巻末の 「小さな命にやさしい責任。」 のページまでできたのが、1月7日の深夜。
16ページ分の画像をすべて Excel に貼り付けて、再び、主要メンバーに添付し、1月8日の20時までに修正や変更があればメールで連絡、発注以降は変更不可。 とメールした。
誰からも異論がなく、セイケさんの GO もあり、1月9日の午前0時過ぎに、ラクスルに発注し、16ページのファイルを Zip にしてアップした。
1月9日は祝日だから、ラクスルからの返信は10日になってからだろうと思っていたら、「PDF 確認ください。印刷工程に入れません」 という催促メールがきていて、大慌てで確認。
イラストレーターでアウトライン化をしたし、Photoshop で、何度も 400 dpi に変更をかけ、画像を上下逆転させたり、文字を画像化したりして作った、16ページが、キレイな PDF で確認できた。
こうして、1月9日の大安の日に、「2017年 3710猫暦」 は、無事、印刷工程に入った。
この後の予定
・ 1月19日 ラクスルからカレンダー 100部 発送される
・ 1月21日までに届けば、21日の譲渡会で 10冊くらいを 500円で販売 (間に合わなければ次回)
・ 1月22日の、西築地コミセンでの譲渡会で、68通の発送準備
・ 天白郵便局から、定形外 料金別納で郵送手続き
これで、クラウドファンディング達成のカレンダーを、投資してくださった方々に送ることができる。
100均で、A4 封筒を65通分用意したから、これに、宛名ラベルを貼る。
3人の方には、78円の命の絵本とともに、レターパックで郵送する。
1月22日までに、前もって天白郵便局にいき、A4 封筒に 「料金別納」 のスタンプを押しておく。
定形外より、ゆうメールの方が安いのだけど、中身が分かるように、封筒の一部を切っておく必要があるらしい。
こんなこと、65通分もやりたくないから、定形外にした。
クラウドファンディング達成のカレンダーの1月の猫は、
「生きたい」 という写真の猫 (ソフィア)
夜の撮影のため、グレー白のソフィアが、黒白のように映っている。
投資してくださった方々に届くとき、もう1月は終わりに近い。
でも、見開きだから、1月と2月のページを飾ってもらえるだろう。
ちなみに、ソフィアは、里子になりました。でも、このカレンダーは、
同じ猫を2度以上、載せない・・というルールで作っているので、
里子猫集合ページには、ソフィアは出てていません。
3710 (みなと) 猫のこれからは、今も給餌に通い、早朝や深夜の捕獲を行い、カイロを交換し、シェルターをひっそりとメンテナンスしているメンバーの絶えまぬ努力の継続にかかっています。
「継続は力なり」 を実感できるエリアでありつづけますよう、祈っています。
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「ネコ・猫・ねこの里親譲渡会 (1月21日)」
「名古屋港 TNR プロジェクト 3710 ねこ 里親譲渡会 (1月22日)」
命に違いがあるのではなく、視野が異なる ― 2016/12/20 21:31
私たちは、月に 1度の月例譲渡会を開催しています。
ネコ・猫・ねこの里親譲渡会
↑ の、いつさと 「里親会情報」 にも書いているとおり、
私たちの譲渡会開催の目的は大きく2つあります。
「命のリレー」 と 「啓発」
それを、「減らす」 「繋ぐ」 「育む」 という具体的な方法で目指しています。
「命のリレー」と は、文字どおり、保護した猫 (子猫には限らない) を
里親さんが見つかるまで世話をし、新たな飼い主に繋いでいくこと。
メンバーは、限られた自分の時間のなかで、TNR は忙しいし、
リターンした猫の見守りは休めないし、保護猫の世話もあるし、
自分のことは後回しにしながらの毎日。
メンバーは、車で餌やりをしながら餌場を回るようなことはしていない。
皆、自分の家の周辺で、リターン猫を見守り、給餌に通っている。
名古屋市の猫の殺処分数は減ってきている。
それは、H23年からはっきりと分かる数値に現れている。
どれほど、福祉局や愛護センター、保健所に説明してきたか。
なのに、名古屋市動物行政は、この猫の殺処分大幅減少の
最大の要因が TNR であることを認めない。
愛知県は長年、猫の殺処分数のワースト1だった。
でも、平成20年度から27年度までの、猫の殺処分数削減高を比べれば
おそらく、全国で 5指に入るはず。
名古屋市の猫の殺処分数は、急激に減少したあと、H25年以降はほぼ横ばい状況。
今後も、殺処分数が増える年度もあることを想定して、考える必要がある。
このところの横ばい状況をさらに、減少させるには、TNR のいっそうの拡散しかない。
しかも、それを目指さなければ、名古屋市の猫の殺処分数は、もうこれ以上、減らないような気さえする。
それでは、殺処分ゼロを意を決して目指してきた人たちの努力は報われない。
TNR は、地域猫活動ではない。地域猫活動とは、その先にあって、目指すもの。
でも、人間関係がゆがむほどのトラブルが生じていないエリアであれば、
TNR で猫の繁殖を抑え、その後の見守りを続ければよいのであり
なにも、「目指しましょう。地域猫活動」 と唱えなくてもいいと思っている。
愛護センター あれこれ -- 2 で、
「愛護センターは、譲渡ボランティアに、犬や猫の里親探しを依頼しているのだから、せめて、合同譲渡会くらい開いて、譲渡に協力するべきでは?」
と、センター長に要望したとき、後日却下されたが、その理由の中には
「譲渡ボランティア自身から、そういう要望はでていない」 というものがあった。
名古屋市ホームページ公開の PDF 資料より
H25年度 犬の譲渡数 103匹 / 猫の譲渡数 320匹
譲渡ボランティア登録数 --- 団体 28 個人 5
犬譲渡頭数 44匹/103匹 --- 約 42.7% をボランティアが担う
猫譲渡頭数 156匹/320匹 --- 約 48.7% をボランティアが担う
H26年度 犬の譲渡数 132匹 / 猫の譲渡数 416匹
譲渡ボランティア登録数 --- 団体 31 個人 6
犬譲渡頭数 53匹/132匹 --- 約 40.1% をボランティアが担う
猫譲渡頭数 159匹/416匹 --- 約 38.2% をボランティアが担う
H27年度の資料は、健康福祉局の担当者にメールで催促しているが
いっこうに公開されていない。
名古屋愛護センターから譲渡された猫 416匹のうち、譲渡ボランティアが
担っている頭数は 約40 %
しかし、里子猫になれず、譲渡ボランティアの家で保護を継続されている猫の
頭数はけっして、明らかにはされていない。これは秘密らしい。
私たちの譲渡会では、譲渡ボランティアの保護猫の参加を断っている。
里親探しをしている猫の重要度に違いなどありはしない。
早く保護猫から卒業させたいという気持ちは、保護主であれば同じ。
では、なぜ、断るのか? 今後も、受け入れることはない。
私たちの譲渡会では、一般参加の人も受け入れている。
ただし、参加希望のメールに対し、その猫を保護した経緯を必ず確認する。
初参加の希望者にたいしては、多少甘く確認する。
でも、2回目以降の参加希望については、初回のときに、TNR の必要性を
説明したにも関わらず、なぜ、同じ場所、同じ町内で、また子猫を
保護しているのか を、メールで質問する。
譲渡会参加のやりとりは、必ず、メール。
電話で聞くこともあるが、その場合はたいてい、断っている。
なぜなら、電話は、圧倒的に、保護依頼、譲渡丸投げが多いからだ。
2016年は、いつもの開催場所であるコープ本山が、耐震工事だというからしばらく譲渡会を休んでいた。
9月に再開したから、まだ3回くらいしか開催していないのだけれど、 この間にも、何人もの一般参加希望の方からメールがきていた。
そして、ほぼ全員の人たちの参加を受け入れることにしたけれど
なぜか、一般参加の7割くらいの人たちが、譲渡会の前に
保護猫の里親さんを見つけだしていて、それを知らせてくれて
参加しないですんだ というケースが増えている。
その人たちからのメールでとても印象に残っていることは
「そちらの譲渡会に参加できる という安心感から、自信をもって
保護猫の希望者とやりとりできて、譲渡を決めることができました」
来月には譲渡会に参加できるから、あせって、人に頼み込んで
里親さんになってもらわなくてすむ・・・と、思えるらしい。
これは、いいことだと実感している。
里親詐欺にひっかかることを防ぐためにも、譲渡会に参加することは
重要と思っているし、譲渡会にくるほどの腹黒い里親詐欺や業者はいないだろうから。
(なんせ、名古屋愛護センターですら、譲渡詐欺にひっかかっている)
そして、そういう、「里子になれました。譲渡会への参加をキャンセルします」
というメールをくれた人たちからは、2度目の参加希望メールはきたことがない。
TNR をするなら、捕獲のやり方から捕獲器の貸し出し、病院の手配まで
サポートすることをメールで説明して、私たちはいわば、手ぐすね引いて
その猫が保護された場所で、2度めがないように・・・と対応している。
その参加希望者が TNR する猫が、1匹だけであっても、その猫から
生まれていくはずだった繁殖を防ぐことができる。
TNR を拡散するには、地道な啓発とサポートしかない。
(サポートは初回のみ。よほど下手であれば、2回めもあり)
譲渡ボランティアは、愛護センターから、子猫を預かるとき、
その子猫が持ち込まれた経緯や場所を確認しているのだろうか?
愛護センターは、それを説明しているのだろうか?
それがもし、その譲渡ボランティアの自宅に近いところだったら?
または、どれほど悲惨な環境におかれた子猫であったのか、
確認しようとは思わないのだろうか?
ここが、譲渡ボランティアというシステムの矛盾の一つだと考える。
持ち込まれた子猫だけを救えれば、それでいいのだろうか?
その子猫が発見された場所はどのような状況なのか?
その母猫や数匹の成猫を TNR することで、そのエリアの繁殖を抑えられるかもしれない・・とは考えないのだろうか?
ここが、猫の殺処分を減らしているために不可欠な、視野や想像力の問題になっていく。
愛護センターに持ち込まれる猫を減らさない限り、殺処分数の大幅な減少は見込めない。
これが 「減らす」 という手立て
次に 「繋ぐ」 という手立て
譲渡ボランティアはなぜ、子猫の多いシーズンだけ、しかも子猫だけを
引き受けることで、「命」 を繋げている と言い切れるのだろうか?
なぜ、1年中、続けないのか?
なぜ、飼い主が持ち込んだ、人なれした成猫を引き出してあげないのか?
犬の場合は引き出されているのに・・・。
命に違いはないでしょう・・と言いながら、譲渡ボランティア自身が
引き出すときに、または、愛護センターで受け取るときに選択をしている。
これが、名古屋市の譲渡ボランティアシステムの大きな矛盾の二つめ
この矛盾を説明できるような、名古屋の動物行政の職員はいない。
努力しているという動物行政の職員の顔を見てみたい。
「行政は中立ですから」 という言い訳で、現実に猫が生きている場所に
向き合わない、保健所職員が多すぎる。
(この案件は、また後日、記録します)
飼い主のいない猫の命には、違いはない。
保護猫の譲渡の重要度に違いはない。
でも、名古屋市の動物行政を変えていくことは、おそらく、譲渡ボランティアシステムではできない。
「育む」 という手立て
これが、もっとも難しい段階。
「育む」 必要のあるエリアにこそ、地域猫活動が必要となり、
それ以外に、対応策があるとは思えない。
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