猫の死体を見つけたとき2016/10/22 23:05

へい獣処理件数 名古屋市資料
コメント、ありがとうございます。

ポトス天白版にも、「よろず相談会」 のことを載せたので
問い合わせの連絡がありました。
ただ、ポトスには、広告料の行数節約で必要最低限のことしか
書いていないから、10/29 (土) は、植田南 という学区をメインに
しているけれど、それ以外のエリアの方も来てくれるかもしれない。

それは、それで大歓迎

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私は、猫の死体を見つけたとき、2010年ごろまでは、出勤前でなければ
段ボール箱 (よく車に積んでいたから) に収容して、八事霊園に運び、
手続きをすませて (猫は一律 1,100円)、荼毘にふしていた。

でも、もう今はきっぱり止めている。

猫の死体を見つけたら、そのエリア管轄の、環境事業所へ連絡する。

理由

1.八事霊園では、飼い猫という括り方で、集計されるだけ

 つまり、迷い猫、捨てられた猫、野良猫、などの飼い主のいない猫の
 死体処理数 として記録に残らないから

2.環境事業所では、へい獣 (死んだ家畜、犬、猫 等) として記録される

もちろん、ゴミといっしょに焼却される。
でも、それが可哀想なの? 残酷なのだろうか?
可哀想なのは、そういう処理のされ方で荼毘にふされることなの?

それよりも、もっと悲惨で過酷な日々を送っているのが、飼い主のいない猫の現実

捨てられた飼い猫は、いきなり生ごみを漁って食べることはできないから
猫用フードを誰かにもらえない限り、誰かに保護されるか、世話をされない限り
餓死するだろう。

室内から出てしまって、放浪し、飼い主のもとには帰れなくなった猫も
飼い主が探すことをあきらめたら、いずれ餓死が待っていると思う。

私は、TNR の記録もつけているし、猫の殺処分数のデータもとって
Excel 集計し、グラフ化してきた。
そうやって作ってきた、Excel book のデータとグラフが、
ようやく形になってきたから、
名古屋市の関係部署に添付メールして、抗議している。
今後も、抗議を続けていくつもり。

このデータとグラフは、TNR が殺処分減少にどれほど効果的であるかを
確実に示している。

では、へい獣処理件数とは何を示すのか?

各環境事業所は、細かく記録を取ってるのだ。
回収した、犬・ねこ の死体数、さらに、飼い犬と、飼い猫がそこに
何匹含まれるか・・ということも、記録している。
天白環境事業所には、実際に問い合わせて、回答をもらっているから確かである。

へい獣処理の、猫の頭数は、ほとんどが野良猫とされる。
天白区の場合は、1匹くらいが飼い猫だった。

6月 = 25匹 (飼い猫:1匹)
7月 = 28匹 (飼い猫:1匹)

この頭数は、室内飼育をしない飼い主に対して、帰ってこなくなった猫は
心優しい人に拾われている確率より、死んでいる確率の方が
はるかに高い こと、だから、猫を室内飼育する必要があること、
室内飼育していれば、誰かの家の庭に糞尿もしない こと。
などなど、啓発の重要な材料にも、説得する根拠にもなる。

なぜ、名古屋市の動物行政は、これほど如実に表れている記録が
あるのに、啓発に活用しないのか

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犬はもっと悲しいと思う。

平成25年度 犬 306匹

名古屋市内には、ほぼ野良犬はいない。
とくに天白区はゼロである。
迷い犬は、誰かが保護しなければ、確実に愛護センターに捕獲される。

300人くらいの犬の飼い主は、飼い犬が死んだとき
環境事業所に処分を依頼している という数字だと思う。

環境事業所には、死んだ飼い犬を、飼い主が持ち込めば無料で受け付けられる。
自宅まで回収を頼むと、有料になる。

私は、これまで飼っていた猫や、保護猫が死んだとき、
みな、八事霊園で荼毘にふした。
飼い猫だから とか 保護猫なんだから などとは区別しない。
お寺にもっていくとか、ペット専用の火葬をして法要する・・・ということは
考えたこともないから、やったこともない。

でも、飼い犬を、環境事業所で焼却してもらう人の気持ちは
けっして理解できない。

いっしょに散歩したんでしょう?
猫の世話より、はるかに大変な世話をしてきたのでしょう?
なぜ、できるのだろう・・・。

道端などで死んでいる猫は、ちゅうちょなく、環境事業所へ連絡できる。
その死体には、もう魂はないし、お墓を作ってもそこに眠ってはいない。
死んだ猫は、もうしょうがない  と割り切っている。

TNR のとき、妊娠猫は、ちゅうちょなく、堕胎手術を頼む。
保護して家で産ませてあげようとは、考えたこともない。
猫の実情は、こういうことに未練をもつこのできる段階には
まだまだ達していないから。

生まれていない、猫の命には未練をもたない。

でも、生まれた命なら、まっとうさせてあげたいと思う。

犬は、それほど遠くない将来、名古屋市の犬の殺処分は
ゼロになるだろう。
でも、犬のへい獣処理件数が、犬の殺処分数 (H25年度 85匹) より
はるかに多いこの数字が、減っていく日はくるのだろうか?

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死んだ猫を見つけたら、環境事業所に連絡し、回収を頼んでください。
せめて、記録に残してほしいと思う。



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てんぱくねこだより

ねこへの餌やり -- 苦情だけが正当なのではない2012/09/24 23:42

下記のようなメールがやってきた (*^。^*)



今回は、また、アドバイスを頂きたく、迷惑を承知で、またメールしました。

以前より、公園にて餌やりをしています。もう、3年くらいたってます。
始めた当初は色々苦情もありましたが、最近までは何もありませんでした。
が、2週間くらい前に、いつものように餌やりにいったら
保健所の方がみえ、餌やりについて、苦情が入った とのこと。
内容は、
「車でよそから来て餌をやっている。
 餌をやると猫がふえるのではないか、と不安。」ということでした。

TNR をして、里親に出し、残った3匹だけしか餌はあげていないこと
餌やり後はちゃんと片付けてること  など説明しました。
トイレに関しては、学区区長の自宅に話にいっていただきましたが、
インターホンごしに門前払いでした。
今は見ている範囲では片付けていますが、トイレは作れていません。
が、話し合いの場が持てれば前向きにたいしょするつもりです。
保健所の方は理解してくれましたが、苦情が入った以上、
指導しなくてはいけないので、、、とのこと。

何とか、近隣で餌やりをする人を探すこと
近隣の方に説明すること  を約束して、
私はチラシを配り、保健所の方は、また苦情があれば説明することで、
とりあえずその場は収まりました。
そしたら、また(多分チラシを配ったから)
保健所に苦情が入ったとの事、今度は糞がいっぱいあって困る。
餌をあげて猫をおびき寄せてるから公園にふんがたくさんあつまるんだ。  とのことでした。
保健所の方は、直接言ったらどうですか? と言いましたが、
面倒だからと言われたそうです。
私に直接言わずに、保健所には言えるんですね・・・
保健所としては土木事務所にも問い合わせてみたが、
公園は公共の場所だから、公園で餌をあげないでほしい。
餌をあげるなら、どこか別の場所であげてください。との事でした。
多分、私が、公園で餌をあげているのが、
ま、餌やり自体が気に入らないから、
あれこれ言ってきているんだと思いますが。
餌をあげている猫以外にも、野良猫はいるし、
飼い猫や、犬だって糞をするでしょうし。

保健所の方に、よその地区、例えばモデル地区の方はどうしていますか?
と質問したところ、どこかの許可を得た私有地、駐車場でやっている と言われました。
どこかの私有地、駐車場を探すことはしてみるつもりですが、
餌やりさん、同様すぐに見つかりません。
・よその地区でも、公園で餌やりはしていませんか
・苦情が入った場合、やはり、公園での餌やりはしてはいけないのでしょうか

色々やらなければいけないことは有るのでしょうが、
どのようにしていけばいいのでしょうか
区長にまた、お願いをしに行ってみますが、
餌やりに協力的になるとは思えません。
勝手にトイレを作って置いてみたとしても、
プランターなどは撤去されるので、置けません。

「トイレの場所」みたいなのを自分で範囲を決め、
そこでするよう、仕向け(どうやって?) 毎日、片付ければいいのでしょうか
そうすれば、糞尿については、説明できますか?
なぜ、また、今になって言われるのかはわかりませんが、
これからの対処について、アドバイス頂けたらありがたいです。
餌やりは、やめることはできません。



よくがんばっているな と思った。
最後の「餌やりはやめられない」というセリフで、応援したくなるから、単純な私。

公園での餌やりは、土木事務所には、黙認してもらうしかない。
(だからといって、わざわざお願いの連絡はしないほうが無難)
保健所からの問い合わせへの回答をみると、関わりたくないモードがプンプンしている。
こういう土木事務所は、たぶん知らん顔してくれる。
もう少し、話の分かるところだと、環境省のポスターを貼ってくれるけど。
都市公園の規定に、公園に置いていいもの は指定されているが
設置禁止という細かい項目はない。
だから、「ねこトイレ」というのは、かってに設置してやってみればいい。
どうどうと、プランターに「ねこトイレ 試行中 片付けてます 捨てないで」と
でっかく書いてみる。何事も、PR して、認知してもらう。
でも、このトイレは、目立つところに置いては、ねこは使わない。

学区区長をピンポン訪問するのは、やめたほうがいい。
ほんとうに学区区長なのか、町内会長なのかはっきりしないが
学区区長であれば、コミセンで、区政協力委員会の会合があるから
そのコミセンに、心情を訴える手紙でもおいてきてみる。
この手紙は、けっしてパソコンで作らず、手書きするのです。

どこかの月極めや、コインパークの駐車場を使えば
また別のトラブルを生み、別の悩みが生じるもの。

保健所は理解を示していてくれるから、前向きに とがんばりすぎず
自分の受けたストレスをもっと話してみては?
なぜか、ねこのトラブルについては、苦情を言う側の話ばかり
保健所は聞くもの・・・と思われがち。
それではフェアではないから、「ねこが増えないよう手立てを講じて
自費で手術もして、フードも買って・・・」と、グチを聞いてもらえばいい。
私にメールしてくるより、そのほうが、保健所とのつながりも強くできるのでは?
そして、そのクレーマーと、保健所の会議室で話し合う。
決して、その人と2人だけでは話し合わないこと

さらに、「餌やりをやめられない」ならば、新たなねこがきたときに、
餌を与えているねこではないから という、お決まりのセリフで逃げず、
そのねこも、TNR してください。
この公園のねこは、けっして増やさない という心意気を示してください。



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12/16 (金) ねこの適正飼養普及啓発講演会2011/12/29 23:16

どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」


12/16 13時~15時半 名古屋駅からすぐの「ウインクあいち」
 主催 愛知県健康福祉部健康担当局生活衛生課

まずは、「地域猫」発案者でもある、黒澤氏の講演から始まった。
天白トラブルゼロ!? の冊子を作るとき、横浜市役所に電話し
「地域猫の考え方」のチラシを PDF で送ってもらった。
そのとき、その冊子をコピーして配布したいことなど
電話での相談を受けてくださったのが、黒澤さんだった。

説明は明快で楽しかった。
でも、オアシスさんと話しながら、愛知県の「地域ねこについての姿勢」
というものは、いつ説明があるのだろう? と感じていた。

休憩を挟み、愛知県の動物管理センター 柘植氏からの現状説明があり、
県の動管センターに持ち込まれる所有者不明のねこの6割は子ねことのことだった。
同センターでは、ねこの里親譲渡にも力をいれており、
数年前 譲渡100匹が、今年度は 380匹を超えた とのこと。
その後、意見交換になった。

「地域ねこ活動」は、3本の柱で成り立つ。
1.今以上に増やさない --- TNR
 目印としての耳先カットは重要。周囲の認知も必要。
2.マナーを守ったエサヤリ
 その町や場所に適したルール作り
3.糞尿対策 -- ネコトイレの設置
 まずは周辺の美化意識 ⇒ 環境美化という意識へ

「地域ねこ活動」に、即効性はない、効果を実感できるまでには
時間がかかる。それは、年単位だと思う。
TNR をしていることを周辺に認知されていくと、捨て猫もされるだろう。
だからといって、それでやめるのは、そもそも中途半端な気分で始めたにすぎない。
住宅密集地で、飼い主のいないねこと共存していくには
「地域ねこ」という考え方以外に、方策がないのは確かだ。
目下の、最大の困難は経済的な負担が個人にのしかかること。
やはり、行政からの補助は不可欠だし、民間基金からの支援のおかけで
あきらかに、年間の殺処分数は減っていると思う。

では、公園のねこの TNR は、地域ねこ活動になるのか?
他の地域は分からないが、名古屋市の場合を考えてみると
地域ねこ活動ではないと思う。公園ねこ活動 というか、TNR 運動。
個人で TNR を行うのは、TNR 活動で、それをグループでの
活動に広げていけば、TNR 運動となっていく。

自分がエサヤリをしているねこの TNR をするだけでは地域ねこ活動ではない。
TNR をしたねこたちに、エサヤリをして回るのが、地域ねこ活動のはずがない。
地域ねこ活動が、環境への貢献につながっていけば、周囲に受け入れられていくはず。
車で、エサヤリしている人たちに、その場所の美化という意識が生まれるとは思えない。
エサヤリをしているねこの手術をしただけで、「地域ねこ」と口走る
中途半端な活動者にだけはなりたくない。



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どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」

TNR 再開2009/09/26 20:22

2008年10月から、自宅周辺でネコ調べをしてからTNR を開始した。
おおざっぱに、約20匹。
2009年7月までに22匹すんだが、自宅周辺だけに絞ると14匹。
そして、昨日、15匹目を保護し、不妊手術が無事に済んだ。
今年になってから現れたネコだから、どこかで生まれた若いオスと思っていたが
動物病院では、5才という判断で、メスだった。
どうやら、また誰かが捨てたらしい。

ネコの捕獲のために、手術して元の生活場所に戻したあとの
見守りのために、「餌やり」は欠かせない。
1年足らずで15匹も TNR できたのは、「餌やりさん」がいるおかげ。
餌の確保ができない場所では、TNR に踏み込めない。

その餌やり場で、ちいちゃな子猫を2匹も発見してしまった。
はあぁ~~、マースがポテトになって安心していたのにな。
まだ1か月にもなっていない子猫だと思われるが、いっちょまえに
警戒心が発達していて、おいそれと捕まえられない。
また、地道に餌付けして、時間かけて捕まえて、「里親募集」に デビューさせるのである。

地域猫活動のために2009/09/10 13:40

サークルで大人しくしていた頃
朝晩、涼夏を感じられるようになってきた。
シルバーウィークがすんだら、近所の TNR → 地域猫 の
活動を再開することにしている。
トラップをかけて捕獲した猫を、一晩、クルマのトランクで
休ませてから、翌日 9時、地域猫協力病院へ連れて行き
その日の午後には手術、1泊入院管理してもらい、
翌日の夕方には迎えに行き、オスなら、元の生活場所に戻し、
メスなら、自宅の台所外のベランダで、3日間~1週間ほど
世話をしてから、保護した場所に戻す。

そのため、今年からずーーっと、餌付けを続け、リターンした猫たちには
夕方から夜にかけて餌をあげている。

たぶん、TNR した猫たちは、捕獲器越しに見た私の顔を
覚えているのだろう。餌をあげてもなかなか慣れない。
堕胎手術となったメス猫は、「一生許さん!」 というような
目で私を見ているような気さえする。

でも、このような猫たちのなかにも、日々慣れてくる仔が増え
餌やりの楽しみでもあるが、「里親さんを見つけてあげたい」
という切羽詰った気持ちに駆られる。

里親募集に登録し、もしオファーがあれば、再び捕獲器で捕まえて
お見合い → 飼い猫としてのトライアル → 譲渡
という流れ (命のリレーと思っている) を目指したい。

そのとき、我が家のサークルで、トライアル待ちの猫を保護し
思いっきりかわいがって、家猫素質を引き出してやりたいのだ。

マースに里親さまを見つけてあげることができたら、私にとって
初の 「里親譲渡成立」 になり、次の仔へのファイトも沸いてくる。
マースとの別れを悲しんだり寂しがってはいられない。

子猫の里親記事に埋もれてしまうマース。
密かに、「くるねこ大和」 さんのブログにお願いしようと思っている。