マンション理事会依頼の TNR 難航2013/01/31 10:56

1/30 16時ごろから、木製の捕獲器を設置した。
APL の捕獲器には、お尻まで入らずに、エサを食べて
出ていく… 白黒のメスねこを狙っている。

前回の失敗時、捕獲器を回収したとき、気になっていたことがある。
依頼者が、餌を補給してくれたのだが、それらが、導入部分に
バラオキしてあった点。
おびきよせ部分に餌を足してしまうと、踏み板の奥の餌を
食べずに出てしまう。
そしてそれを覚えた白黒メスは、ますます要領よくなっていく。

木製の捕獲器は、導入部分が長い点が欠点だと思うが
扉の落ちる音が静かで、ねこがあまり驚かないのが長点。
これをいつもいる、植え込みのあたりに設置。
依頼者に、扉が落ちたら、再度仕掛けてほしいことを頼んで帰った。

夜の21時ごろ電話をくれたが、やはり、ねこが食べて出ていくという。
それで、餌の補給をしているのかどうか尋ねると、「ハイ」という。

「エサを、踏み板の前の部分に増やすと、奥のものを食べませんから
 そこはあまり増やさないでください。
 それから、植え込みはもう無理のようなので
 前回成功した場所に移してください」と頼んだ。

昨夜は、多少暖かいとはいえ、風邪か強くて冷たい。
どうも、今年になってから、ここの捕獲は天候に恵まれない。

しばらくすると、連絡があり場所を移し、踏み板の前の餌を取り除き
仕掛けたものの、ねこが姿を見せなくなった・・・とのこと。
それで木製を、APL のものに取り替えて、夜通し設置することにした。

23時半ごろ、捕獲器の交換に行き、APL のものに取り換え、
踏み板の奥にだけ、餌を置いた。

依頼者によると、ねこが、木製捕獲器の格子隙間から、手を入れて
餌をひっかけて食べていた・・・とのこと。

だんだん、失敗している様子が分かり始めてきた。
捕獲器は、片側をねこが通れそうにないところに寄せて設置する。
扉から踏み板までの部分に、おびき寄せの餌を少し置くのだが
それを、ねこの手の届くあたりに置いては意味がない。
ねこの手が届きそうで届かないあたりに置き、
ねこの好奇心と食欲を刺激しなければ・・・。

捕獲器の片側は、ねこが通れないように設置するのだから
おびきよせの餌は、その片側にバラオキすれば
ねこの手は届きそうで届かない。

依頼者は、だんだん自分でやってくれるようになってきた。
前回は迎えに行ってくれたし。
何度も見に行っては、餌の補給もしてくれるし、
捕獲器を動かして、再度トラップをかけることもできる。

最初から、餌をどうしてこうして と話しても
失敗しないとたぶん、すっきりとは分からないはず。
ねこは、賢いのだ。しかも好奇心旺盛。遊び心もある。
そして、飢える と、理性が吹っ飛ぶ。

翌朝、夜通し捕獲失敗の連絡があったが、昼までねぱってくれることになった。
動物病院にはその旨、連絡済み。
依頼者の都合で、見切りをつけ、失敗ならキャンセルの連絡を入れる。

このマンションは、掃除をしている人たちの協力もある。
臭いの強いときもあったが、今はもう解消されている。
ねこのフンは、すぐ掃除されるらしい。

今後は、捕獲器を1台預けて、TNR 継続をもくろみたい。
そうすれば、いずれ八事霊園の南南西に、取り掛かれると思う。



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