12月の TNR2012/12/10 14:10

2011年 TNR 集計
12月の捕獲ターゲット
・熱田区 -- メス 2匹ほど、オス 1匹以上
・千種区 -- T-san の駐車場 -- オスらしい 1匹(連敗中)
・天白区の問題エリア -- メス 1匹(賢い黒) オス 2匹くらい
・天白区の中華店 -- 母ねこ 1匹 (子ねこ 2匹)
・天白区のマンション相談者 -- 10匹以上
・天白区河川敷 -- 4匹くらい
・天白区美容室 -- 未確認 来年送り

12月~1月の予約をあまりとれず、四苦八苦している

12/2  天白区問題エリア  初のオスを捕獲
12/3 手術 → 夕方リターン
  この日、T-san 駐車場で捕獲器設置 また失敗

12/8  すみりんさんと中華店でランチと手術交渉
 12/14 母ねこの捕獲予定 交渉成立
 子ねこたちを含めて、自宅での飼育は無理

12/9  天白区問題エリア  賢い黒のメス、ついに捕獲
 12/10 朝起きたら、雪だった・・・。(-"-) _| ̄|●
 もし積もったら車をどうしよう・・と思いながら、病院へ
 昼ごろから晴れてきて、一安心
 この黒ねこは、若くて激しく威嚇してくる。
 堕胎手術になったとしても、リターンすることにした。

 同日、18時~22時 T-san 駐車場で今年最後の捕獲器設置
 たぶん残っているのはオスだから、失敗したら来年へ

12/14 中華店の茶トラ 母ねこ 手術予定

12/17 熱田区 手術予定

12/19 マンション 相談者 2匹手術予定
 前日、18時半~ 捕獲器設置
 相談者が、餌ヤリを始めている

12/21 1匹 熱田区 または 天白問題エリア

12/26 マンション 相談者 2匹手術予定
 前日、18時半~ 捕獲器設置



2011年~2012年の TNR 記録をやっとまとめて、テンゼロの
ホームページにアップした。
2010年10月からの F駅も集計に加えた結果
2010年10月~2011年12月
オス 28匹 / メス 35匹 / 里子譲渡 30匹 となった。
しかし、ここには、中砂公園、天白区役所裏、コンテナ周辺の
頭数記録を集計できていない。 (写真、手術日などの記録取れず)
たぶん、中砂 5匹以上、区役所裏 10匹くらい、コンテナ周辺 10匹くらい --  性別把握できず 里子ねこも数匹いる

おおざっぱに、2010年10月~2011年12月 90匹弱
里子ねこは 約40匹 (ねこ会での譲渡数は 約100匹)

TNR を行いながら、保護した子ねこや捨てられた成ねこの里子数は
90匹に対して 40匹としても 約45%
メスの手術数だけに特化してみると、35+(25÷2) 約 48匹として
メス1匹の TNR に対して、里子ねこ譲渡数は、1.2匹

もちろん、里子になったねこが、TNR したメスねこの子どもではないが
メスねこは、少なくとも2匹~6匹の子ねこを産んでいた。
TNR の効用を強調したいからだけど、メスを1匹手術することで
飼い主のいないねこが、1匹は減る ことになっている。

こういうおおざっぱで独断的なことを書いているから、
トヨタ動車の助成金の審査がいつもだめなんだろうな。


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TNR 天白問題エリア2012/12/11 14:03

TNR 8匹のねこたち
10月に、保健所より繁殖苦情の情報提供があり
保護を開始した、個人宅の TNR が一段落した。

7匹確認できていたとのことだったが
メスねこ  7匹
オスねこ  1匹

もう1匹くらい、オスねこがいると思われる。

繁殖の元となったのが、グレーサビ長毛の母ねこ
ロシアンブルーmix の、まだ若いねこは、とてもよく似ている。

しかし、キジトラが多いのに、オスのキジトラがいないのが不思議。
4匹のキジトラのなかの1匹が、母ねこと思われるが
茶色のオスネコは、あまりトラ模様が出ていない毛並。
この付近には、出入り自由になっている、飼い猫がまだまだ多いようだ。

サビねこから、三毛やサビ、茶トラが生まれていることが分かってきた。
キジトラの母ねこから生まれるのは、圧倒的にキジトラやキジ白が多い。
バラエティ豊富だな・・と思うのは、黒猫の母ねこ。
オスねこの模様が出やすいと思う。

母ねこに、茶色 という遺伝子があるかどうかが理由のような気がする。



この問題エリアの、最後の捕獲、黒猫は、若くて賢かった。
何度も、捕獲器の餌をくわえて、後ずさりして捕獲器から出るのだ。
そして、外で餌を食べて涼しい顔で去っていく。

それで、1才以上のメスねこたちの捕獲が終わったころ、
この、要領よく食い逃げする、黒猫対策を考えた。
寒くなってきたから、捕獲器の中に、新聞紙を細長く敷くのをやめ
B5 よりやや大きめの段ボールを敷き、
餌皿をこれまでの丸皿から、もっと小さい、舟形のもに変えた。
誘導餌は、A5 くらいにきった、新聞紙のうえに少しずつ
点々と付け、踏み板に少しかかる程度に、置いてみた。

この、食い逃げ防止設置に、真っ先にかかったのが、茶色のオス。
捕獲器を設置するとき、黒猫が見にきていたから、
その仔が入ることを期待したが、茶色のオスが
あっというまに入り、中で大暴れしていた。

そして、12/9 の日曜日、16時ごろ、再び、食い逃げ防止対策の
捕獲器を設置していたら、またもや、黒猫がすぐそばまでやってきた。
どうやら、これまで何度も、餌だけ食べていたから、
捕獲器を怖がっていないらしい。
煮干しを少しいれて、捕獲器を設置し、敷地内から出て待機。

5分ほどで、実物は写真よりも可愛い、黒猫を捕獲できた。
まだ若いから、もしかして堕胎手術になったら、数日、術後保護を
しようと思っていたが、捕獲器の中からの威嚇は
これまでのどのねこよりもすごかった・・・。
よほど、捕獲器をあまく見ていたのがくやしかったのか?

ここのエリアの8匹のうち、7匹を捕まえたが
どの仔も、捕獲器の中で、ウンチをしなかったらか助かった。
でも、たいてい、術後の迎えのとき、オシッコをしていた。
その後もちゃんとエサを食べに来ているらしい。

TNR 記録表を、餌やり者宅の郵便受けに入れて、ひとまず終わり。



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ビルとビルの隙間のねこ2012/12/13 14:29

12/13 すみりんさんからメールがきた

以前リク (現 ムーさん) を保護した場所の近くにある
ビルとビルの間の狭い空間に猫がいます。
一週間くらいずっとその場所で通りすがりの人から
餌をもらっているようです。
手紙を書いて一時預かりの協力者を求めてみたのですが
なかなか難しく、リクの里親さんに
「お庭でもいいから一時預かりをお願いできないか」 と
お尋ねしたところ、引き受けてくださることになりました。
猫はお腹を空かせているので捕獲器で捕まると思うのですが、
捕獲等のご協力をお願いできますでしょうか?
また相談させていただけましたら有難いです。

そこで、中華店に手術日の交渉がてら、そのねこの相談をした。

・ビル隙間のねこは、手術できる年齢になっている
・昼や夕方、見かけることが多い
・雨や雪をどこでしのぐのかは不明で、毛並は汚れてきているように見える
・その隙間に、あるときから、段ボールが敷かれていて、そのうえに
 ねこが乗っていた

捕獲器を置ける場所や、捕獲のときの路駐可能場所 など
確認する点を話し合って、リターンする先をどうするか
2人して悩んだ。

里親さんの庭には、以前の飼い犬 (大型犬) の小屋があるから、
そこに一時的に入れてもらうことができても、いずれは出る。
そのとき、庭にいつくとは限らないし、いなくなったら、里親さんが
責任を感じてしまうかもしれない。

ビルは、栄のセントラルパークに近く、その公園にはホームレスや
彼らが世話をしているらしいねこが数多くいるらしい。
たぶん、そこから餌を食べにやってきたのではないか?
だとしたら、セントラルパークにねこをリターンさせるのが
最終の選択 ということになった。

天白川の河原のオヤジに頼む という手もある。
ご飯をあげてくれるように頼めば、餌には困らないが
河原を広く移動するようになると、いずれ姿を消すだろう。

私が TNR の拠点にしている小さな公園に、そのねこを放してもいいのだけど
いつくかどうかが分からない。いきなりでは姿を消してしまいそう。
そうなったら、すみりんさんはかなり気をやむだろう。

現在のビルの間では、餌をもらえているし、姿を隠している場所も
あると思えるから、餌ヤリ者を確定できれば、元の場所にリターンできる。
すみりんさんは、一度だけ、女性を見かけているらしい。
その界隈の飲み屋の女将さんらしい風情だった という。

そのねこの餌や居場所の状況を、もう少しつかんでから
TNR の計画を進めることにした。
明日、また打ち合わせを行うのだが、どのように進展するか
楽しみでもある。

以前、愛護センターのナルミ氏から、名東区の住宅街からの相談の
件で電話があったとき、ねこを見つけた人に保護を勧めるという点で
話をしていたけれど、
「その場所で、ずっとねこを見まもっていく形でもいいのでは」
という話し合いができた。
そのねこは、嫌がらせをうけているわけではなく、
見つけられた人たちに可愛がられ、餌をもらっていて
大きくなったら手術をします という意思も示されている。
保護が無理なら、その場所で一生見ていく ということができる、
場所だった。
その話をしてから、私は、リターンを躊躇しない TNR を
なんとしても目指していきたいと思うようになっている。




12/13 今夕、中華店にいき、茶トラの母ねこを保護する予定
子ねこは1匹、行方不明になっていたけれど、ちゃんと戻ってきて
店の裏で、きょうだい仲良く、活発に遊んでいた。
子ねこは2匹とも、若い女将さんが抱っこできるほど懐いている。
問題は、母ねこ。その女将さんでも、まだ、触れないのだ。

2011年に、90匹くらいの TNR をしたけれど、捕獲に通った回数は
たぶん、2倍以上になっている。
術後のリターンにいく回数を含めれば、述べ250回以上、通っているはず。
複数のねこがいるエリアでは、最初は確実に捕獲できるが
残りが1~2匹になってからが難しい。
あっというまに、連敗記録が更新していく。

中華店、残り1匹+子ねこ 2匹
なんとしても終わらせたいエリア



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餌ヤリさんの捕獲、急かすべからず2012/12/14 14:12

sara-san、myままさん、コメントありがとうございます。

12/13 17時半ごろ、中華店に電話してから、捕獲器の設置に行った。
ちょうど、子ねこたちは遊びに出かけていて、母ねこだけがいた。
若女将さんの話によると、親子ねこ3匹たちは
とても臆病で、知らない人たちに見られると
数日帰ってこなくなる らしい。

それでねこを見にくるときは、店に一言声をかけて
女将さん立会いのようにして、見てほしい というのだ。
この件を、すみりんさんにも伝えてみたが
すみりんさんは、ここの場所をもう5年くらい気にかけて見ている。
3階建のビルには、学習塾が入っていて、そこの出入りや
迎えの親たちが、しょっちゅう、ねこを見ているから
親子ねこたちは、つねに人目にさらされている。

とにかく、今度の中華店の店主夫婦は、とっても心配性。
ねこが1匹でも帰ってこなくなると、気かきではなくなるようだ。
子ねこ2匹は、オスだから、そのうちもっと行動範囲が広くなり
放浪に出ていくかもしれない。

女将さんに捕獲器を見せて、設置準備を始めたら
母ねこがご飯を食べるときだけ、触れるから
捕まえられる・・と言うのだ。
それで、捕獲器をやめて、折り畳みケージを設置した。
こちらのほうが、扉が広く開けられるから
捕まえたとき、放り込みやすい。

しかし、触ったことはあっても、首根っこつかみをしたことはないはず。
とうていうまくいくとは思わなかった。
でも、ここで、事を急いてしまうと、今後に差し支える。

旦那さんは、手術に反対している というし、
「手術すると、ねこ、バカになる」というようなことを言っているし。
どうやら、術後に穏やかになっていくことを、鈍くなる・・と
とらえているようだ。

そもそも、中国の人たちに、「ねこを手術して繁殖を止める」という
意義を受け入れてもらうのは、難しいと感じる。
理解はしてくれているが、受け入れる気持ちになかなかなれないらしい。

ねこ会で、茶トラの子ねこを連れて行きながらも、手術の合意を信用できず
破談にして帰ってきたことを思い出していた。
あのときは、最初から断る ために行ったようなものだった。

昔、中国の中山省の片隅の農村に旅行したとき
とある農家に、痩せた子ねこたちが数匹いた。
そしたら、案内の人が、「このねこたちを食べます」と言っていた。
それほど食糧に困っていたらしい。
そのときは、「犬だけじゃなんいだ・・」と思った。
そんな環境であれば、増やすのが当たり前なのかもしれない。



女将さんは、なんどか母ねこを見に行ってくれたが
途中から、どこかへ行ってしまった とのこと。
やはり、簡単にはいかなかった。
強制的に、捕獲器を置いて捕まえてもいいのだけど
それでは、しこりが残ってしまう。
この、心配性で面倒見のよい人たちに、ずっと世話をしてもらいたい。
すみりんさんによると、シーズンなると、どこからか、オスねこたちが
複数集まってきて、うるさく鳴くことがあった という。
茶トラの母ねこは、来週本番の捕獲にした。
今回、女将さんには、捕獲失敗という 貸し が1回できた。
そういう義理をちょっと感じてくれるタイプのようだから
貴重な手術予約をキャンセルすることになったけれど
これが、いずれは3匹の手術につながればいいと思うことにした。



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ビルとビルの隙間のねこ -- その22012/12/17 10:17

12/14 ちょっと職場をフケて、すみりんさん懸念のビル隙間ねこを
見に行った。
隙間の幅は、捕獲器の幅とほぼ同じだから、ちょうどよさそうだけど
パイプが通っているため、残念ながら、隙間に設置は無理と分かった。
12時に近かったから、ねこがいるかな・・と思っていたが姿を見せず、
その隙間は予想以上に長く、奥のほうは行き止まりではなくて
T字路のように、左右に分かれているように見えた。

隙間のねこは、耳としっぽが黒くて、他は白いらしいけれど
毛並は、徐々に汚れてきている とのこと。
捕獲のときは、段ボールに捕獲器を入れた状態で、ビルの壁に
横づけして、待つしかなさそう。
コインパークを使わなくても、セントラルパーク沿いに路駐できる。

それから、セントラルパークに行ってみると、自転車を利用した?
ホームレスの縄張りができていた。
そして、丸く太ったねこが2匹いて、警戒心のある瞳で
じっと見ているのだけど、だからといって逃げださずに
風避けされているハウスの中で箱座りしていた。

セントラルパークは、前ほど無法地帯ではなくなっている感じ。
ただ北にいくほど、荒れた感じになっていくのは昔と変わっていない。
工夫された、ねこハウスの数より、くつろいでいたねこの数のほうが少ない。
ホームレスたちが集まってくる時間帯には、もっとねこの数が増えて
酒盛り? をしている人たちの足元で、おこぼれを待っているらしい。

餌ヤリをしている人とコンタクトを取れて、飢えずに暮らせることが
分かれば、ここに戻していいように思った。

セントラルパークで、ホームレスと共生しているねこたちが
それ以上に増えていかないようにするには
行政の手腕が必要になると思う。
すでに、ここのねこたちに手を差し伸べている、ねこボラさんが
いるような気がした。



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