こっそり餌やり、もう止めませんか? - 12013/02/01 13:08

こっそり餌やり、もう止めませんか?
「ねこを増やさないのも、私たちの分別」

外で危険と隣あわせに暮らすねこたち。かわいそうなねこたちに、
せめて えさ をあげたい……と、誰にもとがめられないように、
こっそりとえさをあげていませんか?
誰にも見つからないように、えさだけを置いて帰ってきていませんか?

えさをあげることで満足しているあなたの知らないところで、
ねこは出産を繰り返し、あなたが可哀想だと思うノラねこが、
さらに増えていきます。

いずれ、どこかに行ってしまうし、増えていかない …… と思い込んでいませんか?
あなたの知らない場所で飢えて死んでいるか、
捕獲され殺されているか、
移動した場所でさらに危ない目にあっているかもしれません。

可哀想だからとえさをあげるねこは、その一代だけにしてください。
その子孫まで、かわいそうなねこにしないでください。
あなたが外でしか餌をあげられないのだったら、
そのねこには必ず不妊手術をしてほしいのです。

そして、隠れずに堂々とえさをあげてください。
えさをあげる場所は迷惑にならないようなところを探してください。
あるいは、迷惑にならないようなえさやりをしてください。
えさやりの後の片付けはもちろん、ついでに周りのゴミ拾いも。
ふんがあったら、片づけてください。

近所の人、犬と散歩している人、不審がっている人たちに
「このねこたちは手術してあって、もう増えません」と説明してください。
「見守っていきます」と宣言してみてください。

そして、新参のねこがやってきたときこそ、その真価を問われます。
「このねこは、私が、餌をあげていた仔ではない」
などという常套句で逃げず、そのねこも、TNR してください。

この方法を続けていくことが、「ねこトラブルをゼロにしていく」道程だと思います。



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飼い主のいないねこを増やさないための TNR2013/02/04 14:07

耳にマークのあるねこ - 1
2008年から始めた TNR
紆余曲折してきたけれど、今やっと、自分の考える目的がはっきりした。

始めたときは、自宅周辺、というより、マンションのすぐそばの公園からスタート。
マンション周辺は、2009年末には増えない状況に到達したから
今は、新たなねこがくれば、さっさと餌付けして TNRしている。
私費で行うことに決めているが、2009年に新聞折り込みをしてみたおかげで
年に1回くらい寄付をもらえることがある。
そんなときは、万歳したくなるほどうれしい。(実際しているけど)
今年の目論みは、マンションのペットクラブに
ねこの増えない状況を維持していくために、
手術費用をカンパしてほしい と主張すること。
主張が大事なのだ。お願いするのではなく。そんな懇願はしない。
「必要なことをしてるんです」などと、声だかに訴える気はない。
自分がやろうと決めたことだから、続けるだけ。
でも、ペットクラブの会費が余ってきているから
使い道に、ちょっと困るなら、カンパしてもらえたらうれしい。
でも、「ねこに?」という意見は、強い。
残念ながら、犬の飼い主たちにとくに、強いと思う。
ペットクラブの登録内容を見ると、犬はみな血統書ありのような
ペットショップで買ったのですね・・というものばかり。
でも、ねこはパラエティが豊富で楽しい。



私が依頼を受けて TNR するとき

◆ 保健所、町内会、自治会等への提案
・ 飼い主のいないねこの不妊去勢手術を継続することにより、繁殖を抑える
・ 餌やりをしている人たちと話し合い、ねこの個体管理の意識をもたせる
・ 餌やりのマナーを守り、活動エリアの環境改善・維持に努める
・ 元の生活場所に戻したねこが、飢えないよう、危害を加えられないよう、見守りを続けていくことで、近隣トラブルに対応していく

というコンセプトを目的とした、報告書を出している。

まずは、これまでの TNR 依頼の報告書を、忘れないように記録していこうと思う。
依頼を受けての TNR は、基本的に私費を使わない。
といってもそれは、手術費用のことだけで、捕獲のための餌やら
搬送などのガソリン代、駐車費用はすべて私費。



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情報誌への広告文章 -- 「無料」という表現2013/02/05 14:21

耳にマークのあるねこ
ポトスに、=ねこ会= 開催の掲載を申し込んだ。

かねてからここの掲載原稿には、妙な規制がある。
それは、ねこや犬の譲渡会などの紹介記事には、「無料」という
語句を入れる という規定。

個体販売をする業者ではないこと を示すために必要だというのが
情報誌側の説明だった。
それで、今回は、掲載文章のなかに、
入場無料 と書いて申し込んでみた。

すると、案の定、先方から電話があり、どのような譲渡になるか
質問されたため、=ねこ会= 開催主旨を説明し
里親になられた場合、(後日になる) 治療費や不妊去勢手術費用の
負担をお願いすること を説明した。

やはり、今まで通り、「無料」という語句を入れなくてはならない という。
「その無料という言葉ですが、ショッパーやタウンニュースでの告知は
 無料 などという言葉をいれるよう強制されませんが
 なぜ、ポトスさんだけが、そのような規定があるのですか?」と聞いてみた。

『ほかの情報誌では、無料 という表現は強制されない』
という事情を知らないらしく、「そうなんですか・・・」と言っていた。

情報誌側の説明

・ポトスは、20年にわたり、名古屋市を中心に情報誌を提供してきた。
・その実績から、いろいろ掲載の守り事を決めてきている。
・動物販売業者は、登録番号があり、それを広告に載せ、
 個人のものより、高い広告費をもらっている。
・その業者から、費用の安い広告で、「譲渡会」の案内を載せることに
 モーレツな批判を受けたことがあった。
・そこで、そのような批判を避けるために、「無料」という言葉をいれることにしている。

「そのクレームをつけてくる業者を教えてもらうことはできませんよね」
と、聞いてみたら、びっくりしていた。

「譲渡会を開催しているグループの多くは、名古屋市へ活動報告をしています」
-- ほんとは保健所だけど、でも、保健所から、名古屋市健康福祉局に
報告がいくのだ。

「そのような活動にとって、無料という言葉は、命の販売というイメージになります。
業者は、売らんかな意識ですから、平気で 料金 という言葉を
使えるでしょうが、それを受け入れているから、
犬や猫が、商品のような、売られている物のように扱われるのです」
と、独断的きめつけをしてみた。

「いえ、業者の方がそういう考えだとは、こちらでは分かりません」という。

もう少し聞いてみたら
「業者からの批判は、ずいぶん前に、数回? 1回か2回?
 あったくらいで、最近はありません。
 それから、最近、動物販売の広告はかなり減ってますけど・・・」

「そうですかっ。。(#^.^#)
 では、今回だけ、入場無料 っていうのでやってみてくれませんか」

「申し訳ありません。これは、長年の取り決めですので・・・」

情報誌としては、広告料の高い、業者からの申込みは、おいしいはず。
だから、どうしても、クレーム対応の軸足は、広告料の高い側にむくだろう。
ではなぜ、他の情報誌は、「無料」という言葉を押し付けてこないのだろうか?

ペットショップが個体販売を止めるようになるのは、やはり
経費がかさみすぎる という状況になるのが一番だと思うこの頃。

ちなみに、情報誌には、ボランティアで里親探しをしている人たちは
命 に 無料などという言葉を使うことに抵抗を感じる、使いたくない
というものだということを知っておいてください。 とお願いして
記事の変更を了解した。



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TNR活動報告書 -- 天白区の公園2013/02/06 11:18

耳にマークのあるねこ - 3
・2011年3月~4月  広大な公園のほんの一角
・そのころの、「ねこ会」開催広告を見た方からの電話相談
・コメダで面談し、TNR に協力することになった
・餌やり者 -- 相談者の女性、他複数

この女性が夫婦で長年、餌やりをしながら、手術もしてきたとのこと
公園の片隅での餌やりにきているねこの捕獲に協力
協力内容 -- 捕獲器での保護、病院予約確保、病院への搬送

まだかなり寒い、3月の早朝 (5時半くらい)、公園の餌やり場所を
確認にいき、オス 2匹 / メス 3匹 を確認。
さらに、鈴のついた首輪をした茶白のメス 1匹も確認したが
このねこは、手術済みで捨てられたらしいと判断。

相談者は、ねこの餌やりで知り合った人たちのことは
かなり好意的に話すが、公園の管理人や散歩や軽運動などに
来ている人たちのことは、悪意を感じられる話し方だった。

まず、管理人にねこ用の水容器を捨てられた・・・と何度も言うが
その管理人は、すでに交代していて、確認にいったときに話した、
新管理人は、「ねこの餌やりと水、片付け」について容認していた。
この管理人交代によって、考え方も対応も変わっていることを
相談者に話したものの、旧い話をその後も繰り返していた。

さらに、公園に集まってくる人たちに、ねこのことを尋ねると
批判をする人はなく、手術の必要性も分かっていて
全般的に好意的。意外になんでも話してくれる人が多かった。

TNR -- メス 3匹 (3匹とも妊娠していたため堕胎手術)
3匹を相談者、オアシスさん、私で、3日~5日術後保護し
リターンした。その際には、相談者が立ち会った。

TNR の捕獲は、相談者の餌やり時間に合わせて、つねに早朝
餌抜きなどの協力あり。リターン後の餌やりも継続。
後日、茶白の首輪をしたねこを保護したが、その仔は里子になった。
これを相談者に報告したため、何かというと、
「ねこを保護してくれ、保護してくれ」という連絡があった。
しかし、この相談者は、面談の際、費用負担を了解しておきながら
--- 自分たちはかなり高い病院で手術していたため、
--- 協力病院での手術費用の額について喜んでいた
実際の費用額 (約2万円/3匹) を見ると 「そんなに高いの」などと
態度を急変させるようなところがあり、信頼感を失していたため
「ねこの保護」の連絡は、すべて断っている。

この TNR からの発展
・相談者の知人女性から、新たな TNR 依頼があり、実施
・相談者が餌やりをしている一画に近い住宅には、
 玄関にカリカリフードの置き餌があったが、その人から
 TNR の相談を受けることができ、実施。

問題点
・相談者は、「オスは手術しない」と言い張り、2匹は未去勢のまま
・他の餌やり者が未知のままで、連携には至らなかった。
・TNR 3匹、里子 1匹 という TNR 報告ポスティングなし

◆ 2012年5月24日早朝
2011年3月に最初の現地確認にいったときに知り合った方から
「乳飲み子 5匹遺棄された」という連絡が入り、保護。
この5匹はすべて里子になったが、1匹は逃走し不明のままである。



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TNR活動報告書 -- 公園からの発展2013/02/07 14:24

耳にマークのあるねこ - 4
天白区の公園 TNR 依頼者の知人からの TNR依頼

・2011年7月~12月
・公園からやや離れた、格安ショップ付近でのTNR
・餌やり者 -- 依頼者の女性、他にも数人

現場確認
・格安ショップが閉店してからの餌やり、水もあった。
・フードのバラマキなし、缶詰に水をいれている。
・未手術のねこ 3匹確認。
・依頼されたとき、子ねこ 1匹確認 → 保護して里子へ
-- 依頼者が捕まえてくれて保護。
-- キジトラで手足に白いくつした。
-- 大人しく、健康で「いつさと」からすぐに申込みあり

ショップ周辺には、糞尿のクレームもなく、そもそも臭いもなかった。
餌をもらいに、ねこが集まってきているが、増えてはいないとのこと。
その増えない理由は、捕獲して判明。
ねこ 3匹がすべて オス。
2匹を TNRし、その後も、餌やり継続。
残りの1匹は、痩せていて5才をすぎたオスと判明。
近くの一戸建てで生まれていた という情報。
そのため、手術をやめて見守ってもらうことにした。

その一戸建ては、子ねこがうまれている という目撃があり
「増やさないのも分別」というチラシと、テンゼロの小冊子を
周辺10戸 ほどにポスティング
TNR 依頼者に、もしもまた子ねこの誕生を見つけたら
連絡を頼んである。

その後、この依頼者から、あらたな子ねこが現れたとの連絡があり
依頼者自身に数日の保護を頼み、里親探しを代行した。
やせ細った、グレーの女の子で、かなり臆病な性格だった。
他のねこといっしょに、里子になり、2013年には丸く太った
健康なねこになったが、マンソン列頭条虫が発見され
治療が遅れたら、手遅れだった との診断を受けていた。

公園や河原から保護したねこは、回虫がいるから
里子に行く前には、検便を2回以上したほうがいいと思っている。

この TNR 依頼者は、さらに1カ月くらいの子ねこの保護も引き受けてくれて
その子ねこは、発見して相談してきたご夫婦がその後、飼育している。
こちらに、依頼してくるだけではなく、協力もしてくれるので
この方からの連絡は、最優先する気持ちで対応している。

TNR 報告のチラシなどのポスティングはしていない。
この格安ショップや周辺からのクレームはなく
フードもキレイに与えられているため、周辺への
告知は必要ないと思った。



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