乳飲み子保護の相談 -- 追記あり2012/05/08 11:34

5/7 19時半ごろ、うさ吉さんから電話があった。

・半田市の方から相談 「ねこ会」のハガキを見たらしい
・眼の見えないようなねこを保護したが、どうしたらいいか?

うさ吉さんは、
『旦那が子ねこの保護に反対で、処分に出せと言う みたいな
 言い方をしている』と、警戒。
「でも、必要な費用を負担してくれたら、看てもいいけど」

「ねね」の件で、人間不信になっているから、どのくらい真剣なのか
まずは電話して確認することにした。

その女性はすぐに電話に出た。
・アパート(ペット不可 でも、うさぎを飼っている) 付近の電信柱の陰に
 段ボールが置いてあって、なかに、子ねこが3匹いた。
・見つけたらほおっておけなくて、あれこれ考えられず、家に運んでしまった。
・動物病院にお願いしたら、3匹/1カ月/8万円とのこと
 里子にいくまで8万円を払うのは無理
・子ねこミルクのパック (粉末ではない既製品) と、哺乳瓶を買ったが
 飲んでくれない。

3匹は、まだ眼もあいていなくて、1匹はへその緒らしきものがついているらしい。
眼ヤニでくっついているのではなくて、顔や身体はキレイとのこと。

とにかく、哺乳瓶で飲ませることは無理
今夜は、スポイトのようなものとか、細いストローとか、脱脂綿などで
子ねこの口にいれてみる。
動物病院で、シリンジ (針のついていない注射筒) をもらって
さらに、ミルクは粉末でないと濃さを調整できないから
粉末タイプを買う。
体温を下げないように、アンカや熱湯をいれたペットボトルをタオルで
包んで、子ねこにくっつけておく。

相談者は、名古屋市出身で、結婚して半田市へ
専業主婦だから、子ねこを看ることはできるが、
矢も盾もたまらず、子ねこを保護したことを悔いてはいるものの
ミルクを与えることにはとても真剣であることとが分かった。
さらに、旦那は、「電信柱に戻せ」とはいうものの、
処分に連れて行く ということは言っていない。
保護してきたのに、戻したら死んでしまう  ことは分かっている。

テンゼロの問い合わせ番号は、天白区にいる知人から教えてもらったが
その人自身も、「ねこ会」のハガキを見たことがあったらしい。

アパート付近でこれまで、子ねこが捨てられたことはない。
引越してきたから、ねこに詳しい知り合いは近所にいない。
「段ボールでねこを捨てる」という行為、そのものを信じられないことだと思っている。

車はなく、名古屋市には電車と地下鉄で通っている。
うさ吉さんのことを話し、子ねこをなんとか連れてこれるか? と聞くと
地下鉄の駅もよく知っていて、「はい!!」と、二つ返事だった。

もう一度うさ吉さんに連絡し、あと1週間くらいミルクやりをしてもらえれば
引き継ぐことができる ということで合意。彼女に直接連絡してくれた。

で、結局、うさ吉さんは、翌日、子ねこ 3匹を引き受けることにしてくれた。
費用は治療やミルク代の実費を、相談者が負担してくれる。
里親探しについては、協力してもらう。



電話で、「子ねこ拾っちゃったんですよねー」という言い方だったら
取り合う気はない。
当初の基本治療費はもちろん、経費の負担への合意は必須。
そもそも、信用しようという気にならなければ、協力する気力はでてこない。

ただ、この3匹、生きて名古屋市までくるかどうか、それは運しだいなのだ。

追記

子ねこは、3匹、無事バトンタッチされた。
しかし、体重は 80g。やっと里子に出ていく授乳ちび 6匹よりも小さい。
しかし、2cc くらいずつ、ミルクを飲んでいるとのこと。
この仔たちが強運で成長したら、6/9 「ねこ会」 にデビューする。

次回 「ねこ会」 のお知らせ



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