再び、多頭飼い訪問2012/04/02 13:50

どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」


平成23年度の活動報告の提出が済んで、やっと一息ついた。

このブログは、私の個人的な活動の雑感や所感記録のため、
どんな目的で活動しているのかは、 てんぱくねこだより

天白トラブルゼロ!? のホームページにて報告中。
2011年の相談対応記録、TNR 状況 更新しました。
2011年収支報告は、作成中です。



舞い込んだ子ねこについては うさ吉ねこ日記にて



5匹の妊娠ねこの堕胎手術が済み、目前の繁殖をとりあえず防いだ多頭飼い夫婦。
2月から家賃を滞納しているが、オアシスさんにとんでもない電話をしてきた。

・3/27 家賃支払いの期限だが、支払える見込みがない
・電気は、3カ月分滞納しているため、すでに止められている
・携帯電話も未納で使用できない (公衆電話からかけている)
・4月には国民年金が入り、6月には国民年金基金の支給が始まる
・必ず返済できるから、今月分の家賃だけでも貸してもらえないか?

家賃は水道料込みで、38000円
それだけならなんとか貸せる というような返答に、相手は食らいついたらしい。
さらに、電気代が・・・、他のところに引っ越したいから・・・

最初は、司法書士を介して借金と返済の承諾書を作成してから
貸すことを考える・・・と思ったこともあったが、
次から次へと頻拍している状況が分かってくると、
「どこに返済能力がある??」という事態になっていた。

彼らがホームレスになろうがどうしようが知ったことではないけれど
15匹のねこがどうなるのか という点には、知らん顔はできなかった。

3/27 16時過ぎ、またもや3人で訪問した。
旦那さんは日雇いの仕事に出ているそうで、奥さんだけがいた。
彼女は、借金をしたい一心から、通帳やら書類やらを見せてくれた。
彼らは、ほんの少しの年金から、どうやら今のアパートに入居するときの
身元保証の肩代わりのような機関から貸し付けを受けていて
差し引かれている。
普通に考えてみても、差し引かれた金額は、家賃代にも満たない。
日雇いの仕事が順調にあれば、5000円/日 くらいのお金にはなるらしい。
そこから、日々、2000円ずつ、別の封筒にでも貯めておいて
まず、家賃と電気代に充て、それから携帯電話・・・と建設的に
考えればいいものを、なぜか、まとまったお金を借金したがる。

翌日の家賃の取り立てがすごく厳しい・・となきつくから
「何回取り立てにくるの」 と聞くと、「1回」と言うのだ。

こいつ、私が訪問したとき、居留守使ったくせに・・と思って
「今あるお金をほんのすこしでも渡すか
 居留守使えばいいでしょう、この前、使ってたでしょう」

それから、区役所に行き、生活保護の申請をする

後から、オアシスさんが調べたが、この夫婦にとっては
年金を受け取るより、生活保護のほうが金額が高くなるのだ。
年金基金などもっと先の支給にすればいい。

相手が「お金を貸してもらえますか・」と、オアシスさんに聞いてきた。
「お金は貸せません。最初に聞いた状況と、今分かったものが違いすぎるから」

すると、相手の顔から笑みが消え、目から温かみも消えて
「貸してくれるというから、信じていたのに」というセリフを吐いた。

ここで、うさ吉隊長の堪忍袋が大爆発して、ステキな説教開始。

信じていた  というセリフは、あまりに身勝手で理不尽だった。

オアシスさんから借りた場合、さかんに返すことができると力説するものの
そのように返済できるなら、親族に頼み込め というと
それはできない、貸してくれない、信用されていない と答える。

貸してくれそうな相手には、絵に描いたもちのような返済見込みを話し
私たちが、区役所に同行して生活保護の申請をする という提案には耳を貸さない。

生活保護の担当者が、この人の回りくどい、不明瞭な話を
どこまでまともに聞いてくれるのか?
一人でいってもらちがあかないと思う。

弁護士の無料相談も受けたらしいが、生活保護が比較的認められやすいのが
「緑区」というのに、くらいついていて、緑区に転居したがっている。

転居して、携帯電話も常時使えるようにすれば、派遣の仕事連絡が入る
→ だからお金が入る → だから返済できる →
→ 転居費用などのまとまったお金を借りたい

うさ吉さんが青森にいるというお姉さんとこにお願いに行けば
と、提案したとき、ねこも連れて行かなくちゃならない、どうしたら? と言うので驚いた。
15匹のねこを連れて、大移動する気なのだ。

今後の生活のために今何を という話をしてもらちが明かないし
「お金を貸してもらえないなら、もういいです」と言ってきたから
不毛な話し合いのまま、私たちは分かれた。



ねこ 15匹をなんとかして、この夫婦の相談事とは縁をきる

まず、子ねこ 5匹の預かりさんを確保できたから
今日 (4/2)、子ねこの所有権放棄の承諾書を持って
連絡もとれないこの夫婦のアパートに行くことにした。

この夫婦は、まだアパートにいるだろうか?

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多頭飼い夫婦から子ねこ4匹2012/04/04 01:03

どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」


4/2 月曜 16時半ごろ アパート到着
電気が止められているから、チャイムは鳴らない。
ドアを叩き、オアシスさんが名乗っても、反応なし。
新聞受けから覗いてみると、靴が脱ぎっぱなしになっていた。

「いる!!」 と言ってたら、「なんでしょうか?」という反応。
何が、なんでしょうか だ、すっとぼけてる。

「子ねこだけ、里親さん探しのために、引き受けにきました」

そういうと、ドアを開けてくれたが、ゴミをまとめているところらしく
「部屋が散らかってるから、ここでお願いします」とのこと。
そういえば、最初の訪問のときは、まだ電気がついていたのだ。
今は、止められているから、部屋のドアを閉めてしまうと
玄関は暗くて、かなり不便。

「家賃は、主人が はとこ?に電話してくれて、そしたらすぐ貸してくれて」

とにかく、1カ月分の家賃を渡すことはできたらしい。
そして、ノドもと過ぎれば熱さ忘れる とはこのことか というくらい
4月末にはまた取立てがあるのに、「払える」モードになっていた。

あれだけ、親族にはいない、いない と泣き言いっていたのに
この はとこ の方、これから何回お願いされるだろうか・・。

2回目の借金断り訪問のとき、うさ吉さんがドライフードを差し入れた。
それで、「この前は、えさをいただいたので、いずれ、そのお返しも
しなくては・・と、主人と話しているんです」と、のたまう。

いちいち、カチンとくるが、さっさと、子ねこを引き受けて帰るために
その話をすると、肩にのっているキジトラの子ねこだけは手放せない という。
「主人も、この仔は飼いたい、といってますし、そのためにも
 仕事をがんばる と言ってます」

「そのキジトラ、里親さんが見つかれば、もっと幸せな生活に
 なるかもしれない。そうは考えられないの」と問いただしてやった。
でも、ガンとして首を縦に振らない。
なのに、「なついていない仔は、里子に出したい」と平気でいう。

「里親探しの苦労を何も知らないでしょう」と怒り心頭になってきた。

堂々巡りになるだけだったから、承諾書の子ねこの頭数を修正して
署名と押印を求めた。すると、すぐ書くのだ。

「この人、読まずに、めくら印おしちゃうのか
それで、借金の保証人なんて押し付けられるわけだ」と思った。

この人の話を信じるならば、お人よし夫婦なのかもしれない。

「承諾書には、子ねこの所有権の放棄と
 これまでの手術代の返済がない場合は、少額訴訟をおこす
 ことを書いてあります」と、説明してみると

「なぜですか?  返すと言ってるじゃないですか」と憤慨した。
「返済がなければ、少額訴訟。返済されれば、訴追なし」

「今でも、5000円を払いたい気持ちはあるんです」と言う。
「もう、気持ちを云々いう段階ではありません」と答えた。

少額訴訟であれば、何も弁護士に依頼しなくても
名古屋の簡易裁判所に書類を提出すればいいのだ。



オアシスさんが、「だからいって、これからねこを飼えるの?」と
心配しているのに、「飼える、飼いたい」と繰り返すだけ。
「どうすれば、飼えるのか」という展望はなし
あれだけ、緑区への転居を希望していたのに、このアパートにいるらしい。

さっさと、子ねこ 4匹をキャリーに入れて、ため息をつきながら
動物病院に向かった。
すると、すぐ異臭がして、てんでにキャリーで便通しているのが分かった。
アパートでは、15匹のねこにたいして、トイレはたった一つ。
こまめに掃除しても、ねこたちは、かなりトレイを我慢しているのかもしれない。

動物病院で、雌雄チェック、簡単な健康チェック (体重、体温)
カゼの症状はあったけれど、あの飼育環境でがんばっていたから
抵抗力はあるはず。みな、3種ワクチンを打ってもらった。

ワクチン接種すると、検便検査が無料になるからついでにお願いした。
結果は良好で、回虫なし。室内飼育だったから、これだけはよかった。



子ねこ 4匹は、暖房でぬくぬくした、部屋で保護してもらっている。
夜になっても真っ暗にはならないし、他にも保護ねこがいるから
すぐに仲良くなって、大運動会がくりひろげられているらしい・・・。

キジトラのオス 2匹、黒のオス 1匹、黒のメス 1匹。
他の保護ねこと区別するために、「猫のふく村さん」で作ってもらった
シュシュ首輪をつけてある。

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とっても我流な承諾書2012/04/05 11:24

どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」


多頭飼い夫婦に渡した承諾書

任意団体 「天白トラブルゼロ!?」  御中

承 諾 書

私は、飼いねこの不妊去勢手術を怠った結果繁殖してしまった  子ねこ 4匹 の所有権放棄を承諾いたします。
だだし、下記の 事項2. 及び 3.に違反した場合、 名古屋簡易裁判所に少額訴訟の審理及び裁判を 求められても不服を申し立てません。

1.子ねこ 4匹についての、ワクチン、不妊去勢手術費用等については、「天白トラブルゼロ!?が」負担し、里親探しを行う。

2.「天白トラブルゼロ!?」 がこれまでに負担し、すでに請求済みの、成ねこの去勢不妊手術費用については、必ず返済する。
  メス  5匹 (不妊堕胎費用)  32,700円

3.尚、32700円の返済にあたり、「天白トラブルゼロ!?」からの提案については、真摯に受け止め、誠実に実行する。

平成   年   月   日
        住 所
        氏 名         印




子ねこ 4匹には、シュシュ首輪をつけた。
とても元気に食べて眠っているとのこと。
ただし、4匹とも涙目で、点眼と内服薬で治療中。



子ねこ 4匹を動物病院に連れて行き、診察を待っていたら
うさ吉さんが、飼いうさぎ(マロン) の治療の帰りに合流してくれた。
あれこれ、事の顛末を話していたら、
「あっ、やまんば きてますよ」と言うのだ。

まさに、あのやまんばが、いつものやまんばスタイルで
何やらいろいろ受付で購入していた。診察ではないらしい。

やまんばが帰るとき、車に乗り込むところをめがけて
オアシスさんが突進。
ねこの状況やら、今後の TNR のことやらを聞いても
「ねこはいなくなった」とか、「ほかの棟のあたりに移動した」とか
「オスねこが集まってきた」とか、のらくらかわす。

そして、「ねこがいなくなったのは、毒をまかれたからと思う」と
お決まりの、被害者意識にのっとった独断セリフ

オアシスさんが 「毒をまかれるのは、どうしてだと思いますか」と
問いただしても、それが、自分の身から出た錆 という発想はできない。
今のやり方が、そのような蛮行的いやがらせを招く とも考えない。

現実としては、毒なんてまかれてはいないのだけど・・・。

「今後の餌ヤリについてですが」と、オアシスさんが話しかけたら
「もう、餌ヤリはしません」と捨てセリフを吐いて、発車した。



やまんばのような餌ヤリは、「餌ヤリをしません」といったそばから
それを忘れ、いつもようなバラマキや置き餌をするのだ。

ため息をつきながら、オアシスさんと病院内に戻った。
それにしても、うさ吉さんは、動物病院やら、安売りバーゲン店で
やまんばに遭遇しているらしい。

うさ吉隊長は やまんば を呼びよせる、何かをもっている !! (#^.^#)

名古屋市の人事異動やら引き継ぎやらが落ち着くのはいつか分からないから
また、保健所を訪問して報告し、町内会との橋渡しを要望することにした。

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管理組合 TNR エリアの保護猫 ウイルス検査2012/04/08 01:08

どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」


マンションの管理組合が費用を負担してくれる TNR エリア

これまでに9匹を手術できたが、オス 6匹/ メス 3匹
餌やりさんの見立ては、オス 2匹か3匹、あとはメス だったが
オス 対 メス は、2対1 らしい。

オスの TNR が進んだ結果、姿を見せなくなっていた、大ママねこが
戻ってきている・・ということが分かった。
残りの捕獲目標は オス 1匹/メス (大ママねこ) 1匹

3/14 に不妊手術したものの、里親さん探しに切り替えたキジシロ
2週間の預かりを経て、私の家にやってきた。

ずーーっと、シャーシャー言っている。
バルのような攻撃性はなくて、触っても噛みついてこないけれど
懐く兆しがいっこうに見えてこなかった。

それで、うさ吉さんの家ネコ訓練を見習って、居間にちびケージを置き
シャーシャーうなるのをフリースで包んで移動させた。
他の保護ねこがしょっちゅう見にきて、キジシロは甘えんぼ鳴き。
このまま訓練を続けることにして、まずウイルス検査とワクチン接種にいった。

シャーシャー怒ってるのを、洗濯ネットにいれて、まずはツメきりと
ウイルス検査のための採血。ついでに検便も頼んだ。

20分ほどで検査キットを見せてもらうと、
白血病のマークがでるあたりに、ものすごくうっすらと青染あり。
獣医師もスタッフの人たちも、首をひねっていた。

・1カ月あとに再検査。ここではっきりマークが出たら陽性判定
・または、検査機関に再検査を頼む

この日は、ワクチン接種をしないで、悩みながら連れて帰った。
検便の結果は良好。回虫の発見なし。

1カ月あとに陽性判定が出たとき、TNR のエリアに戻すつもりだが
その間、ずっとケージにいれておくのも、それだけ家に置きながら
外に戻すのも、酷なような気がしてきた。

懐いてくるそぶりもないこの猫を、元の生活場所に帰すなら
早いほうがいいと決心した。

しかし、その前に、専門ラボでのウイルスがいるかどうかの検査を
お願いすることにして、翌日、再採血に連れて行った。

ラボでの検査には、高い費用のものとそうでもないものがあった。
獣医師には話していないが、陽性判定になったあと、インターフェロンの
治療を受けるつもりはない。これだけ嫌がっている仔だから帰すのだ。

そのため、はっきりと判定される定量検査のほうを選んだ。
費用は 10,500円。確か、安いほうは 6,000円くらい。
私はこれまで、幸いにも保護したねこに、ウイルス陽性の仔はいなかった。
それで、もしも擬陽性の判定があったとき、ウイルスの抗体検査だけではなく
ねこエイズや、ねこ白血病のウイルスそのものが存在するかどうかの
検査をうけてみようと思っていた。

図らずもそのような検査を受けることになった。
ほんとは、ねこエイズ抗体陽性判定のとき、
どんなウイルスが発見されるのか
知りたい気持ちが強かったのだけど・・・。

キジシロは、なんでもいやーーっと怒るから
「いやよ」という仮の名前をつけて、いやちゃん と呼んでいた。
専門ラボでの検査結果が、白血病ウイルス なし であったら
また、居間にちびケージを設置して、家ネコ訓練再開。
しかし、そのウイルスがいたら、今以上のストレスを与えないために
捕獲した場所に帰す。



再採血の後、帰宅してから、せっかくだからと思って抱っこしていた。
洗濯ネットのなかで、嫌がって指をかまれた。

ねこに噛まれると、あっというまに血が出てくる。
このとき、すぐに水道に傷口をさらして
傷口を押しながら、血を流しきる。
噛まれたときも痛いけれど、このときのほうが、もっと痛い。
血が止まりかけたら、指の付け根あたりを押さえて止血する。
この痛さを我慢して、血を流しきっておくと、それほど腫れずにすむし、
膿むことはない。

4/14 の「ねこ会」までには、いやよ の結果が分かる。

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駐輪場 捨てるカミあれば、拾う神あり2012/04/11 00:24

寂しげな「黒」と、里子になった「三六」
どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」


駐輪場のねこのなかの、黒 (オス) は、以前に比べると
気が優しくなってきて、それほど逃げなくなった。

まだ捕獲できずにいるが、オスだから後まわしにしていたら
なんと最近、とても親密な友だちができた・・というニュース。

ちょっと怪しい関係に見えたらしく、黒猫の奥さんができた!!
と、疑われていたけれど、その相手は、オスのキジシロ。
今年になって里子にいった、ハッチー (はちこデラックス) に
とてもよく似た、まん丸な目で、鼻が茶色のユニークなねこ。

まだそのねこを確認できていないとき、突然電話があった。
「実家で飼っていた、2匹のねこが永眠してしまったから
 ねこを飼いたいのです」という若いご夫婦からのもの。

奥さんの実家の岐阜市。室内飼育をしてくれる。
そして、見初められたのが、キジシロ君

きちんとえさやりされている場所に、突然現れるようになって
とても人懐こくて、愛嬌のある顔立ちで、ファンも少なくないらしい。

そのキジシロを岐阜へ連れて行ってくれる夫婦と保護の日を決めた。
小雨が降ってきたから、早めにいくと、キジシロは黒といっしょにいて
ウエットを見せたら、2匹いっしょにやってきた。
黒にウエットを食べさせて、そのキジシロをキャリーに押し込んだ。

少し待っていると、ご夫婦がやってきて、キジシロを確認。
「はい、この仔です。3日前に抱っこできて、即決しました」

そのキジシロは、キャリーのなかでかなり鳴いた。
えさやりして可愛がっていた C さんもとても寂しがっていたが
でも、もっと悲しげだったのが、黒。
黒は、きょうだいねこたちとはあまりいっしょにいない、
ひとりぼっちの好きな仔だったが、やっとできた仲間と
2週間ほどでいきなりさよならになったのだ。

最初は、遠くから私たちを見ていた黒は、だんだん近づいてきて
キジシロの鳴き声をきいたからか、にゃんにゃん鳴いた。

C さんに頭をなぜてもらいながら、私たちをずっと見ていた。
車の中では、キジシロが鳴き、その外では黒が鳴く。

「ほんとに寂しいんですね」と、言いながら、仲を割くようにして
そのキジシロを保護し、そのまま3人で動物病院へ向かった。
簡単な健康診断などをしてもらったら、カゼをひいていたため
ワンチンは延期、体重は 4.3kg、2才くらいで、未去勢。

可愛がられたいたと思うが、手術もされずに捨てられたらしい。

このキジシロは、もうカゼも治り、ワクチン接種が済み
岐阜で去勢手術の日を (本にゃんは知らないが) 待っている。
そして、三六 (さむ) という名前をつけてもらった。

黒は、その後も、夜になると大鳴きしていたらしいが
新しいねこもやってきて、仲良くなりつつあるとのこと。

後日、そのご夫婦とキャリーを返してもらうために再会した。
三六がとても可愛がられていること、ねこを飼いたい人がいたら
ペットショップに行く前に、里親募集のねこを見るように勧めます
という話をしてくれた。

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