天白保健所訪問 第1回目2011/11/20 23:50

どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」


2008年10月27日 11時(月曜)
有給休暇をとって、天白保健所に行くのについていった。

Cat paw club 代表のリリママさん
TEN MADE TODOKE 代表のAさん
天白保健所生活環境課獣医努 アサイ主査
同 ナカニシ氏 (獣医師免許あり らしい)

保健所というところには、飼い猫の去勢手術の補助金申請に
行ったことがあるくらいで、会議室に通されて話をするなんて
生まれて初めての体験だった。

ビギナーの私は、ただ聞いていただけだったが
アサイ主査の対応には、おどろくものがあった。

愛知県の動物愛護管理推進計画という資料をもとに
天白区での地域猫活動について話を始めたら
「その愛知県の計画は、自分たちが認めているものではなく
 納得していない」 という対応だった。

TNR に取り掛かるための餌づけの必要性を説明するリリママさんに
「動物愛護法というものの内容にも疑問があり、正しいとは思わない」
と言い放ち、名古屋市の指示になんでも従うのではない・・というような
発言が続いた。

私は、こういうものなのか・・と思ったけれど、
ベテラン動物ボランティアの Aさんは、公務員として
動物愛護法という法律を否定するような発言をし
愛知県が示す指針を否定し、名古屋市からの指示にも
やる気のなさをさらけ出すような態度に、憤慨されていた。
そして、そもそも、11時からの面談というのは、さっさと切り上げて
ランチにいこうという魂胆がミエミエだと教えてくれた。

このとき、リリママさんは、辛抱強く、説明を繰り返していたが
Aさんは、愛知県の指針に疑問をいった段階で
その不適切を指摘して、さっさと席をたち、もっと上席者に
抗議したほうがいいのだとアドバイスしていた。

このあと、リリママさんは、広聴課に抗議の文書を出し
Aさんは、天白区長に抗議文を出されている。
私は初めて、広聴課というものがあることを知った。

この年、私はたまたま、マンション理事会の役員になっていて
月に1回の理事会にも参加していた。
そして、理事会の役員兼、自治会長のお宅に、天白保健所の
生活環境課 タテマツ課長が訪問されたことを理事会で知った。
自治会長は、なぜ、タテマツ課長が訪問されたのか知らずに対応され
これまた初めて、のらねこ、TNR、マンション周辺のねこの多さ
について知ることになった。
理事会でそのような話が出たため、ちょっとビビリながら
「天白保健所にいったのは、私です」と切り出して
マンション周辺の野良猫を調べたこと、TNR を始めたこと
保健所に協力をお願いするために訪問したら、
木っ端役員に、木で鼻をくくったような対応をされたこと、
などを説明してみた。
すると、自治会長も、他の役員さんも、意外に憤慨されて
「そういう態度の役人はけしからんっっ」と言うのだった。

まだまだ、へなちょこだった私は、そうか、やっぱりあのアサイって人は
最悪だったんだ・・・と、やっと実感できた。

こうして、目からウロコが落ちた私は、タテマツ課長に連絡し
リリママさんが都合がつかず、たった一人で対面した。
タテマツ課長は、アサイ主査の対応をわびて
「彼には、もう地域猫のトラブルには関わらなくていいと言ってあります。
 これからは、私が対応しますから」と言ってくれて、その後
その課長は、ほんとうにビギナーの私の面倒をみてくれた。

天白区長は、抗議文を受けて、タテマツ課長を呼び
「天白区として地域猫に取り組むのかどうか」と聞いたらしい
そしてタテマツ課長は、「取り組む」と答えた ということも、その面談で知ることができた。

タテマツ課長は、マンション理事会で、名古屋市のねこの殺処分や
飼い主のいないねこへの対応などについて、20分ほど熱弁をふるってくれたこともあった。
マンションには、強固なペット飼育反対派もいるのだけど
幸い、あのときの役員の中には、1人もいなかったから
とても静かに、役員の方々はタテマツ課長の話を聞いてくれた。

こうして、リリママさんやAさんの背中を見て、区役所や保健所には
資料をもって話をしにいくことの大切さを知ることができました。
それが、今の私の資料作成に繋がっているのです。
だから、リリママさんやAさんには感謝しています。

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どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」