ねこ会 失敗の記録 --- 32011/11/15 01:04

どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」


失敗の1 は、その後、電話対応のみをやめたから再発はない。
その2 は、予約必須にしてメールや電話で意思確認をしているから
これも二度とは起きない。
しかし、失敗3度目のケースは、ねこ会で縁をつないでいくために
決意を新たにしたケースだった。今でも私は怒っている。

里親希望の方とのお見合い会に、不妊去勢済みの成ねこを出すと
ケージの中で固まってしまって、家にいるときのような性格は隠れ、
縮こまってしまって、子ねこに比べると不利であることは否めない。
そこで、オアシスさんと、成ねこだけを数匹集めて
ものすごーーく快適な、ペット完全対応マンションの1室で
お見合い会を開くことにした。

成ねこだけ という告知だったが、来客者は4名も来てくれた。
このとき、皮肉なことに? 天白区役所付近のやまんばのねこが
とてもよい縁をえて、お嫁にいくことができた。

私たちは、このとき、サビねこを飼いたいという女性と知り合った。
会社の敷地内でねこの世話をしていて、それが初のねこふれあいで
ツメを切ってあげたり、身体をふいてあげたりして、ねこがだんだん
ゆったりとくつろぐようになり、キレイになり、顔が穏やかになっていく
ことを知り、今度は自宅でねこを飼う決心をしたという。

そして、その方は、子ねこを飼うのは勤務時間のことを考えても
無理だから、成ねこで、しかもサビねこがいい という意向だった。
サビの利発さ、人懐こさ、などをねこ好きな人たちから聞いていたらしい。

サビ希望と分かり、私たちは、失敗2回目のときの、初一般参加者の
さび姉妹3匹を思い出し、その方のねこを紹介することにした。
そして、11月の第3土曜日、ねこ会を開催したのだった。

中村区に住んでいる、サビねこ希望の方は、エコキップを利用して
不便なバスに乗って、はるばるやってきてくれて、とても楽しそうに
いろんなねこを抱っこして、サビ姉妹のなかの2匹を選んだ。

私はそのとき、サビねこのフジッコを連れていたのだけど
まだフジッコは子ねこで、その方ももうちょっと大きい姉妹のほうが
安心だということだった。
私たちは、初めてねこを飼うのに、2匹を選んでくれたことに
本当に心から感謝していた。

しかし、この私たちの感謝は、あまり、保護主には伝わらず
その人は、2匹が選ばれたことを家族に電話していたのだけど
そのサビ姉妹を気に入っているらしい、長男が
「ありえない」と言っている というような話を私たちにするのだった。

この人は、保護ねこにオファーがきたことをほんとうに喜んでいるのか?
いったい、何を躊躇しているのか? などと疑問をもったけれど
その保護主の家には、複数のねこがいて、どうやら広い庭があり
そこにも複数のねこがいて、親族の家にもねこ、ねこ、ねこ。
ただし、全て不妊去勢の手術をしているという人だった。
しかし、ねこを保護したあと、どんなケアをするかを知らなくて
初回の参加のおりに、ノミ・ダニ治療やワクチンを説明する必要があった。

オアシスさんが、トライアルの話に加わり、サビねこたちが 6か月を
過ぎていたため、不妊手術をしてから、トライアル開始ということになり
それにオアシスさんが同行することになっていた。

その保護主は、確かに、不妊手術に3匹を連れていった。
そして、血液検査を行い、(普通、保護ねこにはしない)
その結果、肝臓の値にまずい数値が出て、食事療法の必要がある
というような展開になったらしい。
このことを、保護主は、里親希望の女性に伝えたのだが、
初のねこにそのようなケアが必要なることに不安を示し
どうやら、そこで意思の疎通に何かが起こり、信頼関係がくずれ
この縁を断ってしまったのだ。

そしてその顛末を、私は、12月の「ねこ会」で知って驚いた。
トライアルの日程延期は、血液検査結果のあと、オアシスさんに
連絡があったそうだけど、その後の破談になる経緯については
結果報告のみだったらしい。
里親希望の女性は、サビねこを飼いたいという方だったから
ならば、別のサビねこを勧める ということもできたはず。
お見合い会という場を設定しているこちらに、なぜ、報告や
相談がないのか? この時から私はその保護主に疑問を持っていた。

里親希望の女性は、とても楽しみにしていたねことの縁が切れ
しばらくねこのことは考えたくない・・という状態との話だったが
実際は、その女性は別の里親会に行かれて、そこで、
元気なサビを選んで里親さんになっているらしい。

さらに、この保護主の話は続くのだ。
すみりんさんが、「ねこ会」で、この女性と少し話をしたらしく
「里親希望の女性のことを、最初から好きになれなかった」とか、
「どうも生理的にキライだった」などと話したとのこと。

その保護主は、ねこを里子に出すことが初めてで、情がうつり
手放したくないという気持ちになっていることは仕方がないとしても
里親希望の相手に対して、個人的な好き嫌いを出してくるのにはあきれた。
里親希望の方を好きになるか嫌いか? ではなく
その人がどのように、ねこを飼ってくれるのか ということが第一。
さらに、もしも、サビ姉妹の縁をあきらめて、こちらに連絡をくれたら
フジッコに縁がまわってきたかもしれないのだ。
フジッコが、もしも中村区にお嫁にいっていたら
あのおじさまは、別のねこを選んでくれていただろう。

里親さんとの縁は、個人的な感情で切ってしまえるようなものではなく
くもの糸のように、ほんとうにワンサカいる飼い主のいないねこの中から
1匹をひきあげてくれる、希望の糸だと思う。
そこに、必要に以上に群がると、小説のように切れてしまう儚い糸。

この失敗を踏まえて、その後、里親さんについて何か疑問やわだかまりを
感じたら、率直に言ってくれるよう、参加者に説明することにしたが
参加者には、いったん、トライアルになったら、責任をもって
譲渡するように「ねこ会」ルールに書いている。
私たちは、トライアルになったねこに、たとえ2人目からの申し込みがきても
そのひとのほうが大きな家であろうが、近くであろうが
そんな理由で、トライアルを断ることは決してしない。

私はもう、この最大失敗の保護主と会うことはないと思っていたが
再び、参加の申し込みがきた。
安易な参加は、ばかばかしい個人的な好き嫌いでのやりとりに
なりかねないから、私は、この人と話し合うことにした。

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