ねこ会 失敗の記録 - 1 ― 2011/11/13 23:45
「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」 |
「里親希望の方と ねこ とのお見合い会」として開催していたとき
試行錯誤のなかでの継続だったから、失敗が多々あった。
それの3大失敗を記録しておきたい。
初回は 20010年8月 地下鉄東山線 コープ本山 多目的室
地下鉄から近くて来訪者には便利だからと、開催の交渉をしたら
否営利、否宗教、否政治 であればいいでしょう とのことで
意外にも OK になった。今でもとても感謝している。
初の里親会だったから、PR に苦心した。
朝日新聞の「くらしの告知板」に高い広告料を払ったことが忘れられない。
どのくらいの来訪があるか、不安いっぱいの開催だったけれど
地下鉄から徒歩2分の場所でもあり、期待以上の来訪者数だった。
このときに、大失敗した。
告知には、「会場でねこを渡すことはできません」と記載しているのに
なぜかキャリー持参で参加した母親とお嬢さんがいた。
この人たちは、中日新聞の告知を見てやってきた。
近所でノラねこがいたら保護しようと思っていたがいないから
という理由で、どんなねこでもいい、飼い主の見つかりにくいねこを
後から連絡してくれてもいい、というような話をしてくれた。
その親子は用事があるからと、ねこを決めずに帰っていったが
閉会の片付けを始めようとしていたときに、電話をくれた。
首輪をしていたキジトラの子ねこ を選ぶという内容で
それに該当するのは ロク という男の子だった。
この ロク の保護主さんは、私にとっては里親さんでもあり
里親さんが、自宅の庭にやってきた子ねこを保護したから
この里親会をお知らせしておいた。
トライアルの打ち合わせを行い、ロクの保護主であるご夫婦と
いっしょに、名東区のお宅に伺った。
そして仮譲渡の説明して、帰宅すると、トライアル先からすぐ電話がきた。
「あのねーー、ねこが違うんだわ」
天地がひっくり返ったかと思った。
「私は、あの子は抱っこもしていないし、他のねこを頼んだの」
しかし、後からいろいろ確かめると、その人は、確かにロクを抱っこしていて、写真も残っていた。
いろいろあったが、里親さんと保護主さんとの間で信頼関係は壊れ
この話は破談になったが、1週間も、ロクはその家で育てられて
母親といっしょにきていたお嬢さんが大泣きしながら、ロクを返してくれた。
保護主さんからは、里子ねこの仲介としての過失を咎められた。
たしかに、あの頃は、里親希望の方とねことの橋渡し といような
気持ちもあり、自分が初めてねこを保護したとき、なかなか里子の
縁がなく、とても不安だったから、お見合い会という場所を提供して
個人で里親さん探しをしている人たちにも協力しようと思っていた。
今は、そんな甘い気持ちはない。私たちは、仲介をしてあげるのではない。
「ねこ会」で、里親さんと縁をつなぐ場所を作るが、里子の譲渡は
あくまでも保護主の責任。打合せにも立ち会うが、保護主のために
私たちは活動しているのではない。里親探しは、ねこのためなのだ。
なぜ、私たちの最初の甘い考えが変わったか?
ねこを保護し、「ねこ会」に参加を申し込んでくる人たちの多くが身勝手だから。
後片付けに協力もせず、さっさと帰っていく。
PR に協力をしてくれるはずが、何もしない。
ワクチン接種を確認しているのに、当日、接種してない。
あるいは、ワクチン接種していないがいいか と安易に聞いてくる。
ケージの調整もあり、1台というと、2台積んでもいいか という。
そんな危ないこと、主催側ができるわけがない。
極めつけは、里親さんとの貴重な縁を、ただその人と気が合わない、
というとても個人的な理由で断ってしまう。
この初回の失敗から学んだこと。
里親会の会場に、キャリーを持参する人は、要注意。
こらちの説明を理解せず、都合よく解釈するタイプ。断言できる。
「ねこ会」 のお知らせ
にほんブログ村 |
クリックに感謝してます。 |
「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」 |
最近のコメント