ゴロウは、年上のねこのことが大好きだ。
いっしょに捕獲した「士郎」のこともとても慕っていて
守られてもいたから、自分より身体の大きなねこと
いっしょにいたいのだろう。

士郎は、家猫修行させるのをギヴアップして、Ｆ駅に戻した。
兄弟の「トラ」と仲良くしているが、トラの手術の目処は立たない。

ゴロウは、とてもシャンプーさせる性格ではないし
生意気盛り、遊び盛り、毎日食欲の秋　だから？
毛づくろいなど自分でするはずもない。
それにしては、あまり汚れていないように思えるけれど
クリーム色っぽく見える白い体毛は、シャンプーすれば
輝く白色になるだろう・・・・・。
士郎よりもイケメン君だと思う。
毎日フードに抗生薬を少しずつかけて食べさせているから
目ヤニは徐々にでなくなってきているけれど、完治はしないかも。
人間だって目ヤニはでるのだから、ねこもそういうことだと思って
気にせず、まめに取ってくれる里親さまを探したい。

ゴロウは、先住ねこの コタロウ にくっついて、並んで歩く。
コタロウは、ややうんざりしているらしいが、邪険にはしない。
思えば、昨年５月にマースを保護したときは、先住ねことの
同居の難しさにへこたれたけれど、その後も、あとからあとから
子ねこがやってきたから、わが家の先住たちは、もう慣れっこになった。
たぶん、不妊･去勢手術前の幼いねこなら、大丈夫なのだ。

ゴロウは、コタロウのあとをついて歩くから、コタロウが私のそばに
くると、そのままきちゃう。そして、「あっ」という顔をして距離をとる。
ソファーに寝ていると、コタロウは、私の足の間に入って
フリースをかけていっしょに寝るのが好きなのだけど
なぜかゴロウがついてくると、そうしないのだ。
ふーーむ、ちょっとだけ、カッコつけてるらしい。

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