植田公園 TNR 11月分終了 ― 2016/12/09 22:27
コメントありがとうございます。
12/4 天白警察署で、餌皿、水容器、フード投棄のこと、つぶさに話してきました。
天白警察署より、管轄の交番にも通達されています。
今後は、電話でもいいそうです。
電話では、名前をなのる必要はあるかと思いますが、
身分表示までは必要ないので、電話で情報を寄せてください。
天白警察 052-802-0110 (代表)
生活安全課が担当なのですが、時間によっては担当警官が
いないこともあるので、この代表番号へお願いします。
「植田公園の猫のこと」 といえば、確実に記録されます。
11月29日は、11月最後の捕獲日
ターゲットは、中華店の三毛と、公園にいたり駐車場にいたりする黒サビ。
この2匹は確実にメス。他にメスではないか? と思うのが、小柄なキジトラとしっぽの丸い黒猫、ちょっと太目のサビキジ。
中華店付近にいる、白茶、三毛、黒は、捕獲器に真っ先に白茶が入った。
捕獲器のなかでかなり暴れていて、まずいことにそれを三毛が見ていたらしい。
白茶の入った捕獲器を車にのせて、しばらく駐車場で待機したけれど
茶トラやキジトラっぽい猫の姿を見るのだが、いっこうに入らない。
それで、再び、中華店付近にいき、捕獲器を設置。
離れて待っていると、何度も三毛が入るのだが、なぜかトラップが落ちない。
新聞紙を使って、トラップを隠してみたが、どうも器用にまたいで食べているらしい。
三毛の捕獲をあきらめて、公園に行くと、サビキジがいた。
捕獲器を仕掛けると、さかんに匂いを嗅ぐのに中には入らない。
「うーーーん、1週間も間をあけたのに、覚えてるのかな?」 と
思っていたら、なんと、茶トラが入ってしまった。
茶トラが入ったとたんに、トラップが落ちたから、やはり、中華店の
三毛は、器用にまたいで食べたのだと思う。
11月のしっぽ動物病院の最後の予約 30日の2匹。
2匹ともオスになってしまって、ちょっとガッカリしたが、
糞尿の臭いが軽減されるから、よし!! とした。
12/17~18 で、塩田獣医科病院の予約 3匹を取った。
メス 2匹 + オス 1匹
塩田先生に 「12月はまだ堕胎の猫は少ないから、大丈夫」 と、
励まされて、オスばっかり3匹になってもそれはそれで OK と思うことにした。
相談 5 のケース Sさんは、なごやかキャットサポーターになれた。
トヨタ ネクステージの店長は、またもや交代していて、その新任店長さんが
承諾書に署名と押印をくれて、保健所の OK もでた。
そして、Sさんは、12月7日に、茶トラ白ソックスのオスを1匹捕獲し、
なごやかキャット事業の動物病院で去勢手術を済ませた。
この動物病院は、オスの場合、入院なし。
なので、この茶トラ白ソックスは、その日の夜にはリターンされ、
元気にご飯をもらっている。
Sさんの捕獲ターゲットは、残り 母猫 (薄いサビキジらしい) + 2匹の茶とら (オス 兄弟)
しかし、この母猫が11月の下旬あたりから姿を見せないらしい。
もう、5年ほど出産を繰り返していて、2016年の子猫4匹は育っているものの
それより前の年は、お腹は妊娠を示していても、その後、子猫の姿を
見ることはなかったという。
他のところで産んでいた可能性もある。でも、もう5才を超えているなら
次の妊娠で命が尽きる危険性が高くなっていると思う。
もう一つ、Sさんから聞いて解せないことがある。
Sさんが連れていった、動物病院は、
ノミがいるからといって、抗生剤を注射し、さらに薬をつけた とのこと。
茶トラ白ソックスに、ひどい皮膚炎があるようには見えなかった。
ノミがいるからと抗生剤を注射するなんて、ちょっとやりすぎと思う。
レボリューションをつけておけばいいのに。
なごやかキャット事業からの補助金で、この病院では、オスもメスも無料になる。
・避妊手術(めす) 名古屋市から20,000円、公益社団法人名古屋市獣医師会から10,000円
・去勢手術(おす) 名古屋市から10,000円、公益社団法人名古屋市獣医師会から5,000円
なごやかキャットの避妊去勢手術の補助について
手術料金が無料になっていれば、それほど必要ではないような
注射をしても、依頼者は 5,000円くらいなら支払うだろう。
Sさんには、今後は注射を断って、最初からレボリューションを指定するようにメールしておくつもり。
12/7 緑政土木局 緑地部 緑地維持課・管理課 と話し合いました。
(一社) 愛知・地域ねこ応援団 のセイケさんに同行してもらい、90分ほどの面談になりました。
思ったほど、私たち、玉砕はしませんでした。
「行政相手に、怒ったら、こちらの負けだから、キレちゃだめ」 と
セイケさんに諭されて帰りました。
セイケさん、この日にもお世話になり、感謝します。
ありがとうございました。
また、後日、ここに記録します。
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12月19日 イオンモール熱田 チェリティイベント
相談5 のケース 住宅の管理会社からの手紙 - 2 ― 2016/12/03 22:13
コメント、ありがとうございます。
これまで、この人に水容器を 8コ
餌皿を 3コ、取られました。
ただ、そういうことをするヤツの候補が、他に2名もいたので
絞り込めていませんでした。
公園には、たぶん50歩くらいで行けるだろうに
ばれないと思っている浅はかさ・・。
天白警察に盗難届を出してきます。
今後も気をつけて見ていてください。
もし、身の危険を感じたら、それだけで通報してください。
管理会社から 「猫に餌を与えないでください」 という文書が送付されたアパート
11月20日 (日) 、Sさんは約束の時間に駐車場で待っていてくれた。
(どんなに前もって話し合っておいても、当日姿をみせるかどうか、
最初の捕獲のときに、協力してくれるかどうか ここにかかっている)
その駐車場には、複数の茶トラがいて、ケンカの鳴き声も聞こえていた。
仲の良いきょうだい猫なのに、最近ケンカの声が聞こえるという・・。
捕獲器を、1Fベランダ付近の草ぼうぼうのところに置いたら、10分ほどで
茶トラが入っていた。
「まず、1匹ですね」 と、お互いほっとして、その日は別れた。
翌朝 (11/21)、出勤前に動物病院に連れて行くと、Sさんからメール
「茶とらのきょうだい 3匹とも現れました。捕獲した猫は別のようです」
けーっ、TNR の予算はひっ迫しているし、病院の予約もぱっつんぱっつんなのに、
ターゲットじゃない猫が入ったのか・・・・
でも、Sさんも私も、「それでケンカの鳴き声がしてたんだ」 と納得した。
この日の動物病院は入院なしの当日迎え。
茶トラは成猫で、2才以上と思う。麻酔もすっかり覚めていたようで
近くの公園にリターンしたが、すっ飛んで走り去っていった。
Sさん宅に行き、捕獲器を預けた。今後は、相談者自身で捕獲してくれる。
Sさんは車がないから、私が搬送のみ手伝うことになっている。
リターンした茶トラは、元の場所に戻っていたが、ケンカ鳴きはなくなった。
そして、11月22日 母猫のキジトラをターゲットにしていたが
捕獲器には、幼いキジトラが入ったとのこと。
メスのようだったから、これでも OK と喜んだ。
でも、このキジトラはオス。23日手術、24日にリターンした。
約束の月に2匹ずつ という TNR は、11月の予定をクリアした。
Sさんが、日中アパートの駐車場を掃除していたら、管理会社の男性が
やってきて、事のしだいとこれまでの経過、今後のことを話したとのこと。
管理会社も、最初の無責任餌やり (中国人) からの事の成り行きを
分かってはいたようで
「これは、私どもの会社で対応しておくことでした」 という反応をしたという。
それで、Sさんと作戦を考えた。
1.そもそも、「餌を与えないでください」 という文書を出したのが管理会社なのだから、その後、どのよう見守っていくのか という対応ついて、再び、管理会社の名前の文書で住居者に知らせるのが筋
2.管理会社の男性は、天白保健所と話したいという意向のため、T課長、または M主査、管理会社の担当社員 (男性)、Sさんとの話合いを設定する
3.そしてその場で、猫の繁殖を防ぐ TNR の費用を、管理会社で負担することが、会社の社会的貢献になる と主張してお願いする
4.管理会社が、親子 5匹の TNR 費用 (約 35,000円) を負担してくれたら、Sさんには、他の猫 (耳カットなしの成猫 複数確認) の TNR をしてもらう
しかし、これはまた T課長 の弱腰で前途多難になっている。
管理会社の担当社員と話し合う前に、、T課長と Sさんが話し合った。
ぷんぷん、水曜にしてくれれば、同席できたのに、金曜だった。
T課長
・今後の餌やり場として、Sさんが近くの公園を考えていることを話すも、「公園だと土木の管轄になるから、それはやめてほしい」
・管理会社に親子猫の TNR 費用負担協力をお願いしたいと話すも、「それは難しいでしょう」
・なごやかキャットサポーターになれば、無料で手術できますから、活躍してください
T課長って、どこまでオタンコナスなのだ。
どうして、こう、一般市民が TNR費用を出すことを暗黙に求めるのか
5匹の親子猫の TNR 費用を管理会社が負担してくれれば、Sさんは他の猫の TNR をする
⇒ つまり、このエリアの TNR が進む
なごやかキャットサポーターじゃ、5匹しかできない。
しかも、税金投入して、名古屋獣医師会会員の動物病院の手術費用を肩代わりしている。
Sさんは、なごやかキャットサポーターになるための、承諾書を渡され
これまで見守ってきた親子猫のために、
承諾書に署名してくれる、土地の所有者を探すことになったのだ。
つづく・・・。
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「名古屋港 TNR プロジェクト 3710」 クラウドファンディング
名古屋港 TNR プロジェクト 3710 ― 2016/11/27 18:38
名古屋市に住んで、40年を超えているのに、名古屋港 には行ったことがない。
水族館にも一度も行ったことがない。
11月12日の、「イオン名古屋みなと店」 での、イベントで
展示写真やポスターを見ながら、来訪者と話していて、
一番、心に残っている言葉がある。
その人は、あきらかに、怒りの表情で、写真のパネルを見ていた。
反対者かもしれない・・・と思った。
「なんで、猫は、放置していいの?」
-- よくある、猫のためのボランティアなら、家に連れて帰れ というのだろうと思った。
「ボランティアが、猫を家にいれたら、その人自身がつぶれます。
その場所から、猫がいっときいなくなるだけの方法では
なんの展望も生まれてきません。」
「みんな、猫を見て、可愛い、かわいいというけど、私はそうは思わない。
可哀想でしかたがない」
その人は、飼い主のいない、家の中で暮らしたこともない猫に
なぜ家ができないのか・・・というようなことを思っていたらしい。
「猫に餌をただやって、そのままほったらかして、帰っていく。
どうにかならんの?」
「その人を見つけたら、手術するように、言ってください。
もう、何十匹も、手術した猫が、名古屋港にはいるんです。」
「えっ? もう、手術を始めてるの」
「はい。子猫の保護もしてます。全部足して、だいたい70匹くらい。
耳カットのある猫が、増えているはずです。」
-ちょっとオーバーにいった・・。
その人の瞳から、怒りの色が消えて、明るくなるのが分かった。
「そう、じゃ、放置餌の人に、言ってやるわ」
その人は、今日も、名古屋港に犬を連れて散歩に行き、たぶん、
猫の耳を見ているだろう と思う。
名古屋港の猫をみて、「可愛い」 と思うことを責める気はない。
でも、この人のように、「可哀想」 と、感じる気持ちがあれば、
声をかけることを始めてくれるのではないか・・・と期待している。
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「名古屋港 TNR プロジェクト 3710」 クラウドファンディング
動物虐待 110番 ― 2016/11/16 16:49
コメントありがとうございます。(#^.^#)
問題の公園の、犬のフンはかなり減りました。
すぐそばのマンション入り口に放置されることがたびたびあった、
犬のフンも、いまではないはずです。
(住人が散歩から帰ってきたとき、犬がウンチしちゃったのに、
もしかすると、気づかず? 帰宅したのかもしれません)
相談者の二人に、偶然あった仲間は、「最近、公園キレイになりました。
ありがとうございます」 と感謝されたそうです。
でも、この言葉に、こちらは素直には喜べません。
昨日 (11/15)、20時~ 天白警察署を3人で尋ねた。
やっちさん と すみりんさんは、どこの部署をたずねるの? と
言っていたけれど、そんなこと窓口で聞こう! といって、ずんずん入ったら
ちゃんと 「受付」 があって、警察官2名が対応していた。
私たち3人しか、来訪者はいなくて
「植田公園周辺の、猫への嫌がらせや虐待の話を聴いてください」
といったら、「はい、どうぞ」 というから、「ここで話していいの?」 と
と、また聞いたら、(私たち、話が長いんだけど・・・) というのが伝わったらしく、
「いえ、こちらの会議室で、ききます」 といって、部屋に通された。
私たちは事前に、3人で簡単な打合せをしていて、やっちさんは
これまでの深夜におよぶ聴き取り情報をメモに書いてきていた。
私は、11月の猫の TNR 記録を持参した。(鼻キズの猫)
まず、3名の氏名、生年月日、住所などの聴き取りから始まった。
すみりんさんの情報
5年ほど前に、駐輪場とその周辺で、朝の8時~8時半に
通販で見るような、高枝ハサミ のようなものを肩にかついで
駐輪場でそれを振りながら、悪鬼の形相で歩き回っていた男。
この男は、近くのマンションの敷地にある、物置の下まで、その
高枝ハサミみたいなものを突っ込んだり、それで地面をたたいたりしていた。
30代くらいにみえる、その男は、服装もかわっていて、年齢不詳のようでもあった。
すみりんさんが目撃したのは、2回くらい。
とにかく顔つきや目の色などが異質で、怖くて、正視できなかった。
ヒグチの情報
2011年から、駐輪場で10匹以上の猫が餌をもらって、その敷地内にいたが
TNR を進めるにしたがい、どんどん姿を消していった。
もちろん、その男の行動のせいで、猫が姿を消した とはいえない。
駐輪場の管理人も傘で猫をつついていたから、それも原因と思うし、
近くで大掛かりな工事が始まり、騒音も酷くなっていたことも原因と考えられる。
警察官
5年ほど前の話となると、猫がいなくなった直接の原因と断定するための
捜査はもうできないから、これは立証できない。
次に、植田公園周辺の、嫌がらせ、相談会やその後に寄せられた情報を話した。
やっちさん
自身で見た情報と、話しかけてきた人たちから聞いた情報のメモを提示。
警察官は、コピーを取った。
このやっちさんの情報は、今後のこともあり、詳しくは書けない。
警察官は、猫への虐待で逮捕・立件がそうとうに難しいことを説明した。
ここまでの様々な相談に、40分ほどかけてくれた。
そして、「これまで、いろいろなエリアで、TNR をしてきましたが、
これほど狭いところで、こんなに嫌がらせや虐待の情報が
集まったことは、ありません。」
「このエリアは、虐待などの暴力の密度が高すぎるのです」
「私たちは、すぐ逮捕してほしいのではなく、また明日にでも、猫への
迫害があるかもしれないので、抑止力となるような対応を
お願いしたいのです。」
そこで、環境省 警察庁の啓発ポスター のことを話した。
この警官は、実物のポスターを見たことがなかったが、
そういうものがあるなら、公園に立てることは許可される と話した。
で、私たちは、明日 (11/16)、天白土木事務所に行くことも伝えた。
天白警察署に、このような具体的な虐待の話を持ち込んだケースは
初めてだ と言っていた。
やっちさんは、植田駅近くの交番で
「100の話より、1枚の写真や動画。それが警察を動かすのに効果的」
と、言われていて、自分が証拠の写真を撮らなくては・・・と思いこんでいた。
そうではない。交番の訳のわかっていない警官の話は間違い。
今後、目撃 (やっちさんのメモに書かれた内容の) 情報のみで
110番通報すればよい
その男がどこに住んでいるとか、傷ついた猫を特定するとか
必要ない。
なぜなら、私たちは、通報することが第一目的なのだから。
動物虐待の裁判を起こすのではない。
虐待の繰り返し、残虐行為の悪化、などを防ぐために通報する。
動物虐待の裁判は、原告になっても勝つことは難しい。
原告になると、科学的な証拠を提示しなくてはならないし、
それが科学的な根拠となることを説明しなくてはならない。
私たちは、動物虐待の裁判を起こすのではありません。
:警察に、「見ました」 と、通報するのです。
そのとき、自分の身を危険にさらしてまで、写真を撮る必要なし。
でも、風貌などをメモに書くことは、自分のためにも必要です。
蛮行をしているはずの男が住むと思われるアパートに、
啓発ポスター A4版 をポスティングしておきます。
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「名古屋港 TNR プロジェクト 3710」 チャリティイベント
植田公園 TNR -1 の続き ― 2016/11/12 22:18
11/8 (火)、20時過ぎに、3匹をアメニティ動物病院へ雨の中搬入
翌日 11/9 (水) しばらく毎週水曜休みにしているから、この日は
久しぶりにゆっくり起きて、9時半ごろ、しっぽ動物病院へ向かった。
車に行くと、昨夜からずっと捕獲器のなかにいた、デカイキジトラは、
めちゃくちゃやってて、捕獲器の上においた、布を引っ張り込んで
ぐしゃぐしゃにしているし、おまけに、雨が入らないように布の上に
かけておいた、45L のゴミ袋 (エイブルさんが持ってきた) まで
引き込んで、ズタボロにしていた。
あーあ、また、しっぽさんのスタッフさんの仕事が増えるなーー、
(しっぽ動物病院は、捕獲器の中をいつもキレイに掃除してくれるから)
と、思って運転席に座った。
今思えば、このとき、黒猫の捕獲器をしっかり確認しておくのだった・・・。
運転を始めると、後部座席から、カラカラと餌皿が跳ねているような音が
していて、猫が捕獲器の中で暴れてる・・・と思っていた、その時、
バンっという音ともに、運転席のフロント部分に、いきなり黒猫が
吹っ飛んできたのだっっっ。
黒猫も目をまん丸にして、私を見るし、私も、「なんで、なんでっっ」
「あんた、だれーーーっ」 と、一瞬何が何やら分からなかった。
しかし、後部座席を見ると、捕獲器の開け口を縛ったはずの太いヒモが
思いっきり緩んでいて、開け口も開いていて、そこから脱出したのが分かった・・・。
このようなことは、APL 製の捕獲器ではけっして起きない。
捕獲器を5台確保するために、はごろもさんからも借りたのだけど、
これが、トラップの後部にも開け口があり、そこから、餌皿をセットして
扉をしめるタイプのものだった。
その扉を閉めて、ヒモでくくってあったけれど、それが上部の一カ所だけで
黒猫が中でじゃれて、どうやら徐々に、徐々に緩んでいったらしい。
黒猫は、フロント部分から私を見ている。私は、めちゃ考えながら運転した。
① 袋はいっぱいある。だからぜったい、くるんで捕まえられる
② でも失敗してもいいように、植田公園に止めて、チャレンジしようかな
③ こいつをまた逃がしたら、もう入らない
④ 絶対できるから、しっぽさんの駐車場でおちついてやらなくちゃ
そんなことを考え、しっぽさんに到着し、向かい側の駐車場の奥に止めた。
洗濯ネットを出してみたが、それを近づけただけで、後ろへ飛んで逃げた。
この黒は、後ろへ逃げても、なぜか、フロント部分へもどってくる。
捕獲器の運搬袋を、フロント部分の猫をめがけて放り投げてかぶせた。
そしてうえから押さえつけ、とにかくくるんで、捕獲器の後ろの開いたトビラへ
近づけようと、にじりにじりと動かすと、黒猫はものすごーくうなった。
そして、いきなり袋を突破して、私の運転席に飛び乗り、後部へ逃げた。
後部座席には、大型犬でも寝そべることのできるようなシートをかけてあるから
座席の下には逃げ込めない。
フロント部分で、にじりにじりの力相撲のようなことをしたから、
私もそうとう息がきれていた・・。
でもそれは、黒猫も同じだったらしく、後部座席の黒猫に
また運搬袋を投げたら、みょうにおとなしくなった。
それでくるっとくるんで抱きかかえ、ようやく捕獲器に入れた。
この間の格闘、約5分・・・。幸いにも、ひっかかれず、噛みつかれず。
へとへとになって、ものすごーく重たいキジトラの捕獲器と
まだ1才にはなっていない、軽い黒猫の捕獲器を、しっぽさんへ運んだ。
キジトラはオスだけど、黒猫は性別不明なこと。どちらもめちゃくちゃな仔で
捕獲器の中が、大変なことになっていること・・・、などを伝えて受付をすませた。
妊娠はしていなかった。
この日の19時半ごろ、アメニティ動物病院へ3匹を迎えにいった。
黒白の猫は、メスだった。妊娠なし。
両耳の皮膚のただれは、熱湯のキズではなく、カイセンによるものらしい。
それよりも、鼻のキズはひどかった。
私は、捕獲器の中であばれて血が出た・・と思っていたが、術後の猫の
顔を見ると、鼻腔の右側に、みょうな腫れがある。
先生は 「最悪の場合、これは皮膚の上にできる腫瘍の可能性もあります」
腫瘍であれば、検査をしなければ、良性か悪性かは分からない。
しかし、この猫をリターンしたら、2度と捕まえることはできないだろう。
だからといって、術後保護をしている余裕は、今の私にはない。
虐待だと思った。猫の顔を素手でなぐれるような人はそういない。
よほどのボクサーでなければ、敏捷な猫を殴れるはずがない。
石つぶてを、猫の顔めがけて投げた・・・と思った。
石を放り投げただけでは、顔のほぼ中央に当たるはずがない。
植田公園には、棒をもって車の下につっこんでいる姿の目撃もある。
その棒が偶然鼻を直撃したか、石つぶてだと思った。
久々に、頭の中が冷たくなっていくような怒りを感じて、帰宅した。
きっちり餌やりさんの、やっちさんがリターンに立ち会ってくれることになり、植田公園に行った。
それまで、3匹は、捕獲器の中に、美味しいウエットフードを入れておいたから
公園につくと、けっこう食べていることを確認できた。
数日前から、この公園の、「ネコにむやみに・・・」 立札の足元に
水容器を2コ置いている。この容器が捨てられたり、壊されたりしたら
天白警察に行くことにしていた。
水容器は2コ、ちゃんとあったけれど、空になってたほうに、ドライフードが
入っていて、立札の奥の地面の上にも、フードが直置きされていて、
生垣のコンクリート部分にも、同様にフードがあった。
食べたようなあとはまったくなかった。
5匹の捕獲から、1日たっているとはいえ、捕獲できなかった猫たちの
警戒心は相当なものらしい。まったく姿を見せない。
やっちさんに公園入口の付近に立っていてもらい、そこに捕獲器を運び、
布をとって、猫たちに、昨日までの生活場所に帰ってきたことが分かるように見せた。
黒白のキズの事を話し、これは虐待のキズに違いないと言いかけたら
捕獲器の中で大暴れし始めたら、すぐさま、扉を開けてあげた。
公園の中にダッシュしていったけれど、すぐ、生垣へユーターンし、
そのまま、駐車場の向こうへ逃げていくのを、やっちさんが確認してくれた。
茶トラと、茶白は、かなり怒っているけれど、扉をあけても
なかなか出でいかず、お尻を触ったらようやく身体の向きを変え
ダッシュして逃げて行った。
やっちさんの聞き込みや、猫を気にかけている人たちから寄せられる情報もあり、
このちっぽけな公園には、数々の嫌がらせ、猫への虐待があることが分かってきた。
クレーマーの、K-E は、これまでどれだけの猫を傷つけ、
何匹殺してきたのだろうか?
棒でしつこく車の下をつついていたという男は?
ゴミ袋をブンブン振り回し、公園の周りを数回歩き回り、
いきなり、生垣に、そのゴミ袋を突っ込んでいく若い男は?
この小さな公園の周辺は、とても狭いエリアなのに、暴力密度が高すぎる。
11/10 (木)、18時半ごろ、しっぽさんへ2匹を迎えに行くと
あれだけめちゃくちゃしていた、デカイキジトラはすっかりおとなしくなっていた。
5分の捕物になった黒猫は、女の子だったことが分かり、つぶらな瞳を
私に向けてきた。
でも、私は、この2匹をリターンさせなくてはならないのだ。
10日は、21時ごろから雨予報だったから、やっちさんとすぐリターンすることを確認しあい、
公園に向かった。水容器はそのままあり、水はキレイだった。
昨夜と同じように、公園の入り口から中へ向けて、2匹をリターンした。
やっちさんと話し合い、11月15日、天白警察に行くことにした。
植田公園 TNR は、不定期に続きます
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