名古屋港 TNR プロジェクト 3710 ― 2016/11/27 18:38
名古屋市に住んで、40年を超えているのに、名古屋港 には行ったことがない。
水族館にも一度も行ったことがない。
11月12日の、「イオン名古屋みなと店」 での、イベントで
展示写真やポスターを見ながら、来訪者と話していて、
一番、心に残っている言葉がある。
その人は、あきらかに、怒りの表情で、写真のパネルを見ていた。
反対者かもしれない・・・と思った。
「なんで、猫は、放置していいの?」
-- よくある、猫のためのボランティアなら、家に連れて帰れ というのだろうと思った。
「ボランティアが、猫を家にいれたら、その人自身がつぶれます。
その場所から、猫がいっときいなくなるだけの方法では
なんの展望も生まれてきません。」
「みんな、猫を見て、可愛い、かわいいというけど、私はそうは思わない。
可哀想でしかたがない」
その人は、飼い主のいない、家の中で暮らしたこともない猫に
なぜ家ができないのか・・・というようなことを思っていたらしい。
「猫に餌をただやって、そのままほったらかして、帰っていく。
どうにかならんの?」
「その人を見つけたら、手術するように、言ってください。
もう、何十匹も、手術した猫が、名古屋港にはいるんです。」
「えっ? もう、手術を始めてるの」
「はい。子猫の保護もしてます。全部足して、だいたい70匹くらい。
耳カットのある猫が、増えているはずです。」
-ちょっとオーバーにいった・・。
その人の瞳から、怒りの色が消えて、明るくなるのが分かった。
「そう、じゃ、放置餌の人に、言ってやるわ」
その人は、今日も、名古屋港に犬を連れて散歩に行き、たぶん、
猫の耳を見ているだろう と思う。
名古屋港の猫をみて、「可愛い」 と思うことを責める気はない。
でも、この人のように、「可哀想」 と、感じる気持ちがあれば、
声をかけることを始めてくれるのではないか・・・と期待している。
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