リターンを躊躇しない TNR を目指して -- 1 ― 2012/10/23 11:01
TNR を開始して、ようやく 5年目になった。
初めて捕獲を狙ったねこは、すでに手術済みであることが分かっていて
ワクチンを打ってあげるための捕獲だった。
公園という環境を考え、4種ワクチンを打ったねこ 「ちー」
この仔はその後、口内炎と歯肉炎の悪化で、再度保護して抜歯した。
「ちー」は、現在 12才くらいになっていて、いまでもしっかりご飯を丸飲みしている。
この「ちー」を、4種接種のあと、公園に放したとき、それが初めての
私には、とても堂々と捕獲器から出ていくように見えて
そのバイタリティに素直に感動し、野良猫ってすごいと思った。
「ちー」とのこんな触れ合いの1カ月くらい前まで、私は近所の「ねこ」にまったく無関心な住民の一人だった。
この公園で、TNR を始めたとき、数々のやっかい事があり
次から次へと苦情があり、対立もあり、餌やりおばあさんとはケンカ続き。
あのときは、「ここで、地域ねこ活動」をしなくては・・」 と思っていた。
約1年後、やっかい事はうそのように消え、公園でエサをもらうねこたちを
認める人たちの数のほうが圧倒的に多くなり、おそらく苦情をいいにくい環境になっている。
だから、私はもうここで、「地域ねこ活動をしなくちゃ」とは考えていない。
公園ねこたちに餌をあたえて見守っていけばそれでいいと思っているし
新たなねこがやってくれば、餌付けして、躊躇なく TNR する。
私は近所での TNR で、リターンを躊躇したことはない。
次に、躊躇なくリターンできる環境にしたいと思っている場所がある。
天白川流域の 植原橋~島田橋 その河川敷
最悪の出会いで言い争っていた、クラカラもんもんのホームレスが
実は、けっして途中で投げ出さない餌やり者であることが分かり
数々のホームレス小屋を見てきた中で、この人の小屋は格段に質が高いことが分かってきた。
河川敷に捨てられた、元飼いねこは、人の後を追う。
それを不憫に思うと、ついつい保護して里親さんへ・・・と考える。
その仔が里子になれば、次の仔を・・・と思っても
それほどことは容易には進まない。
確実に、自宅に居残り組が増えていく。
そして、もう保護できないから、河川敷に行く足が遠のく・・。
河川敷には複数の餌やりさんがいる。ねこは、後を追うが
自分以外の人の後も追うのだ。自分だけを慕っているとは限らない。
私は、このねこのバイタリティを生かしていけばいいと思うようになった。
河川敷に捨てられるねこは不幸だけど、ならば、そこの場所で
餌を与えられ、危害を加えられることなく、残りの厳しくも自由な生を
全うできるよう見守っていける場所にしていけばいいと、考えを変えた。
地名などを書くと、捨て猫されることになるのでは・・という忠告コメントを
もらってから、具体的な場所を書かないようにしてきたが
今回に限り、決心できたから、書いておくことにした。
この河川敷きのねこのことを、人一倍気にかけてきたすみりんさんが
ひょんなことから、つながりを保っていける餌やりさんと知り合った。
そして、さらに、毎晩12時半ごろから、餌やりを兼ねて
ねこパトロールをしている、おばあさん or おばさんがいるとのこと。
このねこパトさんは、私たちが捕獲に連敗しているキジトラのことも知っていて
捕獲のときに姿を消していた時期は、どうやらクラカラモンモンオヤジの
小屋に住みついていた・・ということが分かってきた。
このねこパトさんと会いたいのだけど、夜の12時半では帰宅は2時ごろ?
ねこパトさんは、ひと寝入りもふた寝入りもしてから活動開始できるだろうが
こちらはそうはいかない。焦らず、この人を追いかけず、会える日を待つことにした。
・TNR したねこたちが、姿を消していくのはなぜか? どこに行くのか?
・以前ほどには、ねこは増えていないが、しかし繁殖現場はどこか?
この、2年越しの疑問を抱えて、まずはリターンできる場所にしていくことから、TNR を再開することにした。
次回 「ねこ会」 のお知らせ
「Q and サン」のいつさと
初めて捕獲を狙ったねこは、すでに手術済みであることが分かっていて
ワクチンを打ってあげるための捕獲だった。
公園という環境を考え、4種ワクチンを打ったねこ 「ちー」
この仔はその後、口内炎と歯肉炎の悪化で、再度保護して抜歯した。
「ちー」は、現在 12才くらいになっていて、いまでもしっかりご飯を丸飲みしている。
この「ちー」を、4種接種のあと、公園に放したとき、それが初めての
私には、とても堂々と捕獲器から出ていくように見えて
そのバイタリティに素直に感動し、野良猫ってすごいと思った。
「ちー」とのこんな触れ合いの1カ月くらい前まで、私は近所の「ねこ」にまったく無関心な住民の一人だった。
この公園で、TNR を始めたとき、数々のやっかい事があり
次から次へと苦情があり、対立もあり、餌やりおばあさんとはケンカ続き。
あのときは、「ここで、地域ねこ活動」をしなくては・・」 と思っていた。
約1年後、やっかい事はうそのように消え、公園でエサをもらうねこたちを
認める人たちの数のほうが圧倒的に多くなり、おそらく苦情をいいにくい環境になっている。
だから、私はもうここで、「地域ねこ活動をしなくちゃ」とは考えていない。
公園ねこたちに餌をあたえて見守っていけばそれでいいと思っているし
新たなねこがやってくれば、餌付けして、躊躇なく TNR する。
私は近所での TNR で、リターンを躊躇したことはない。
次に、躊躇なくリターンできる環境にしたいと思っている場所がある。
天白川流域の 植原橋~島田橋 その河川敷
最悪の出会いで言い争っていた、クラカラもんもんのホームレスが
実は、けっして途中で投げ出さない餌やり者であることが分かり
数々のホームレス小屋を見てきた中で、この人の小屋は格段に質が高いことが分かってきた。
河川敷に捨てられた、元飼いねこは、人の後を追う。
それを不憫に思うと、ついつい保護して里親さんへ・・・と考える。
その仔が里子になれば、次の仔を・・・と思っても
それほどことは容易には進まない。
確実に、自宅に居残り組が増えていく。
そして、もう保護できないから、河川敷に行く足が遠のく・・。
河川敷には複数の餌やりさんがいる。ねこは、後を追うが
自分以外の人の後も追うのだ。自分だけを慕っているとは限らない。
私は、このねこのバイタリティを生かしていけばいいと思うようになった。
河川敷に捨てられるねこは不幸だけど、ならば、そこの場所で
餌を与えられ、危害を加えられることなく、残りの厳しくも自由な生を
全うできるよう見守っていける場所にしていけばいいと、考えを変えた。
地名などを書くと、捨て猫されることになるのでは・・という忠告コメントを
もらってから、具体的な場所を書かないようにしてきたが
今回に限り、決心できたから、書いておくことにした。
この河川敷きのねこのことを、人一倍気にかけてきたすみりんさんが
ひょんなことから、つながりを保っていける餌やりさんと知り合った。
そして、さらに、毎晩12時半ごろから、餌やりを兼ねて
ねこパトロールをしている、おばあさん or おばさんがいるとのこと。
このねこパトさんは、私たちが捕獲に連敗しているキジトラのことも知っていて
捕獲のときに姿を消していた時期は、どうやらクラカラモンモンオヤジの
小屋に住みついていた・・ということが分かってきた。
このねこパトさんと会いたいのだけど、夜の12時半では帰宅は2時ごろ?
ねこパトさんは、ひと寝入りもふた寝入りもしてから活動開始できるだろうが
こちらはそうはいかない。焦らず、この人を追いかけず、会える日を待つことにした。
・TNR したねこたちが、姿を消していくのはなぜか? どこに行くのか?
・以前ほどには、ねこは増えていないが、しかし繁殖現場はどこか?
この、2年越しの疑問を抱えて、まずはリターンできる場所にしていくことから、TNR を再開することにした。
次回 「ねこ会」 のお知らせ
「Q and サン」のいつさと
|
にほんブログ村 |
クリックに感謝してます。 |
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://porepore.asablo.jp/blog/2012/10/23/6610254/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。


コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。