ねこ会 楽しいことばかりではない -- 12012/09/10 22:31

「ねこ会」は、失敗のたびに、対策などを考え、運営を変えてきた。

1.ねこ会では、誰のねこが出るか は重要ではなく
 参加するねこが、1匹でも多く、縁を結ぶことを優先する

そのために、ねこの並べ方をいろいろ工夫してきた。
自分のねこさえ というような意識の人の参加は、
それと分かってからは断っている。

ねこをオス・メス、子ねこ という分け方で並べて
保護している人が、自分のねこに固執しにくくした。
かつ、これは、来訪者にとっても、オス・メスの区切りが分かりやすい。

里親希望の方と、トライアルについて打ち合わせる場合、
ワクチンや不妊手術、譲渡誓約書取り交わし、治療費負担 などに
同意されない方には、その場で、断る。
保護主が断りにくい場合は、運営側から断る。

しかし、いったん、トライアルとなったら、責任をもって、ねこを連れて行く。
個人的な好き嫌いで、約束を反故にしたり、ドタキャンをしない。

来訪者からの質問があれば、自分の保護しているねこであろうとなかろうと
それに対応し、必要なことは、打ち合わせに入る前に保護主に伝える。

しかし、いつもと違うちょっとしたことがおきると、なぜか、この当たり前のことができなくなる。

8/18 の、ねこ会でそれが起きた。

いつものように、13時から、和室での開催準備を始めると
とても気の早い来訪者 (男性) がもうやってきた。
その方には「13時半から」であることを伝えて、トライアル打合せ用の
部屋で少し待ってもらうことになった。
だいたい準備ができたころ、その男性が
「雨の中、バイクをおいてきたから、早く始めてほしい」と要求。
どうやら、せっかちらしく、やっと配置ができたケージを
すぐに見て回り始めた。
どのようなねこがいるのか、うさ吉さんが簡単に説明していた。

この日、受付の担当は、私で、せっかちな男性の後、来訪者が続き
受付チェックをしていたが、ふと、和室を見ると、件の男性が
ぽつんと座っているのに気がついた。

トライアル打合せ用の和室にいるのに、その人の前には
資料などは何もでていなかった。
そのため、てっきり、意中のねこがいなかったのだと思い
次のねこ会チラシをもって、話を聞きに行くと
「いや、もうねこは決めた」というので、驚いた。

どのねこに決めたのか尋ねると
「メガネの人に言った」という。待たされて不機嫌なのだと思った。

メガネの人  というから、うさ吉さんに確認すると
「えーー?」と、確かな心当たりはなさそうだった。
しかし、どうやら、決めたねこは、K-san の保護ねこ「タカラ」だと分かった。

雨のせいか、駐車場はすぐに満車になったらしく、車をとめに行っていた、
K-san がもどってきて、ようやく、打合せが始まった。

すると、うさ吉さんが「あの人、動物好きのように思えなかったから
打ち合わせに立ち会ったほうがいいと思う」とのこと。

それで、その男性と、K-san の話し合いに加わった。

確かに、早くねこを見せろ のような言い方をしていたから
みんなの第一印象は悪かった。

しかし、話を始めてみると、
1.手術やらワクチンやらのために、動物病院を紹介してほしい
2.飼い猫が死んだこともあり、家族の中には、「もう飼うの?」というような
反対もあり、みんなが賛成しているわけではない
3.高齢の母親の生活に変化をつけたくて、ねこを飼うことで
刺激となれば と思っている

というような理由を、説明してくれて、こちらの譲渡誓約書の取り交わしや
治療費の負担にも同意してくれた。
私の印象は、これでかなり好転した。
とっつきにくい人ではあるし、口調はやさしくない。
しかし、ときどきにっこりしながら話してくれるようになり、
死んだねこが、かなり部屋を荒らす性格だったことや
そのため、時々リードをつけていたことも話してくれた。

私は時々、受付のために席をはずしていたけれど
子ねこのトライアルが、決定し、それに同行することにした。



トライアルの日にちがちかづいてきたころ、その男性について
否定的なメールが飛び交った。

飼い猫が死ぬとき、病院に連れていかなかったらしい、とか
タカラを選んだけれど、ねこを抱っこもしないで決めた とか
ペットショップは高いが、里親システムならいいかと思う といったとか

私は、トライアル打合せに入る前には何も伝えず
(言うべきときには、何も言わず)
あとになってから、こうだった、ああだった と、まことしやかに
くどくどいうのが、大きらいなのだ。

里子ねこになるべく、トライアルの打合せをするというのに、
必要なマイナス情報を、あとからあげつらって、何になるのか。

もう、うんざりした。
こんなことがなんどもおきるような意識で、継続して意味があるのか

ねこ会継続に、疑問を感じ始めている。



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