愛護センター あれこれ -- 2 ― 2016/10/25 23:17
コメント、ありがとうございます。
今日は、昨日の続きを書きますが、明日は、私が植田駅周辺で
TNR を断続的に続けてきた 5年間で知りえた経緯を書きます。
なぜ、TNR した猫が減っていくのか疑問でした。
植田公園の看板3本というのは、「むやみに~」、「ハトに餌やるな」
それからもう 1本は、何ですか?
10月22日・23日で、「よろず相談会」 のチラシを、植田公園側に 500部
ポスティングしたので、コメントに書いてくれた情報も分かりましたが
犬の鳴き声がしなかったので、どちらの家なのかは不明です。
でも、どっちでもいいですけどね。
さらに 500部、仲間の一人が、駅の駐輪場側にポスティングしてます。
愛護センターは、リニューアルオープンしたばかりで、当時 2F には
「ワンワン教室」 なんて名前の、イベントにうってつけの部屋があった。
壁には、啓発パネルをつるせるようになっていて、スライド投影もできる。
要望
愛護センターは、譲渡ボランティアに、犬や猫の里親探しを依頼しているのだから
せめて、合同譲渡会くらい開いて、譲渡に協力するべきでは?
愛護センター側は、所長と動物愛護推進員担当のY職員の2名
二人はしばし考えていた。
今ならわかる。でもそのときは、二人は真面目に考えているのだろうと
思っていたんだなー、ビギナーの私は。
こういうとき、市民の要望に対し、考えを巡らせているように見えるとき
名古屋市の動物行政に関わる職員は、市民側の提案を受け入れたら
どんな弊害が生まれるか?、どんな責任を公務員側に問われるか?
それを第一に考えているのだ。
まず、彼らは、規則・規定を暗記しているのか? というくらい、行政業務の
手続きに精通しているから、市民からの提案がすこしでも、規則に
払拭していれば、即座に、断るのだ。堂々と。一見残念な顔をして。
しかし、この時の回答を、私は忘れられない。
所長
「ボランティアの皆さんは、譲渡のとき、里親さんに費用協力を
お願いしてますよね。その金額の設定は、まちまちですよね。
それで、その費用について、こちらの団体からの譲渡ではこの金額なのに
別の団体からは、もっと高かった・・・というようなクレームがでると
愛護センターとしては、対応に困るのです」
セイケさん
「あー、なら、愛護センターでの譲渡会の場合、譲渡費用を一律にするとか、
または、無料譲渡にするとか で、対応できるでしょう。
みな、里子に出したいのだから、愛護センターで譲渡会ができるなら
無料でもがんばると思いますよ」
所長は、うーーん・・といっただけで、Y職員は何も言わずに沈黙。
セイケさん
「ボランティア団体の合同譲渡会がだめなら、せめて、引取りを断った人たちに
次の飼い主を探す場所と機会を与えるために、ここで、譲渡会を
開くことはできませんか?」
「特に、個人で里親探しをしている人は、なかなか団体の開催する
譲渡会に参加させてもらえず、困っているのだから」
この、合同譲渡会については、内部で検討する ということで終わった。
そして、やはり、後日、愛護センターでは、譲渡のトラブルに対し
対応できないという理由で、合同譲渡会は実現しなかった。
私たちはそれ以上、要求を続けることはやめた。
なぜなら、本来、譲渡ボランティアとして登録している人たちが
自分たちが、愛護センターの下請けのようになっていることに気づき、
行政に都合よくつかわれているだけという現実を自覚し、
その人たち自身で、要望していけばいいことだから。
私たちが、譲渡ボランティアになるはずもなく、第三者としての要望は
ここまでだと思ったから。
愛護センターは、譲渡ボランティアに、犬や猫を託した段階で
その頭数を、行政の犬や猫の譲渡数に加算している。
そしてそれを、行政の実績として、公開しているのだ。
託した犬や猫が、はたしていつ、里子になるのか・・ということまで
愛護センターは関心すらないだろう。
ほんとは、その3 くらいで書こうと思っていたけれど、続けます。
愛護センターとの話し合いのとき、私たちは、ボランティア団体が
どんな譲渡会を開いているのか、見学したことがあるのか? と聞いた。
もちろん、そんなことしたこともないのだ。
K氏のクレームの件もあり、「コープ本山の譲渡会を見にきてください」
と提案し、Y職員がそれを快諾した。
「動物愛護推進員の皆さんをサポートする役目にもなりましたから
一度は見学したいと思っていました」 なんてこと言っていた。
Y職員は、ほんとうに、コープ本山での 「猫の里親譲渡会」 にやってきた。
もちろん、Y職員は覚悟していたとは思うけれど、運営側のスタッフは
みな、TNR をしながら、猫を保護し、里親さん探しもして苦労しているのだ。
要望したいことは、山のようにある。
そしてその要望のメインは、「TNR する猫の手術費用をもっと補助してほしい」
さらに、野良猫の不妊・去勢手術に協力してくれる動物病院での
費用について、行政側から補助がでないのはおかしい。
名古屋の動物行政の一番の闇は、名古屋獣医師会所属の
動物病院での手術のみ、補助の対象としている点
複数のスタッフからいろいろ言われ、少し気の毒な感じもしながら
Y職員の対応を聞いていた。
すると、ついに本音をいっちゃったのだ。疲れたのでしょうか?
「あの、実費のような費用で手術をする動物病院まで、補助の対象にすると
そうではない費用で手術している動物病院を圧迫するでしょう。
税金の補助で、そういう動物病院の経営を圧迫することはできないです。」
あっけにとられた私は、ついに怒りが爆発した。
「何言ってるの? 猫の殺処分を減らすために必要なことは TNR です。
TNR で名古屋市の殺処分数が減っていることは明白でしょう。
それを分からず、自分の病院の経営のことしか考えていないような
獣医を守るのはおかしいでしょ」
そんな獣医師の病院は、つぶれりゃいいでしょ。(心の声)
Y職員は、あきらかに失言した・・という顔になっていた。
なにせ、私たちスタッフに取り囲まれて、怒られたから。
そして、休日返上で見学にきた Y職員は、「妻が待っているので・・・」
と言って、帰っていきました。
この経験から、今でも、きつーい抗議文をメールで送っている。
この年、TNR 記録表とグラフを添付して、抗議メールをしたら
Y職員から電話があり、「今、話してもいいですか?」 とのこと。
仕事中だったけれど、こちらが抗議したことへの回答なのだから
私にはそれを聞く義務があると思い、職場の外にでて、話を続けてもらった。
Y職員の話は、長かった。私の抗議メールも長文だけど、
これでもかっというくらい、早口で、しゃべり続けるのだ。
もういい加減、聞き続けるのに疲れて、最後は 「分かりました」
と言って、40分ほどの電話を切った。
そして、むかっ腹を立てながら考えた。なんで長電話してくるのか?
メールで抗議したのだから、メールで説明してくればいいのに・・。
そして、そのとき思った。メールで、文字として記録を残したくないのだな。
もちろん、メールで説明できるほどの文章を書けないのかもしれない。
でも、文字の記録を残して、言質を問われるのを避けている・・と思った。
区役所も保健所もそうだけれど、自分たちの公務の時間は
市民も仕事の時間なのに、平気で電話してくるのはいかがなものかっ。
私はもう、仕事中の行政からの電話には出ない。
これも、メールで言ってある。16時過ぎてから、こちらから電話をすることもあるが
メールで抗議したことは、メールで説明してください。
私はもう、仕事中の行政からの電話には出ません。
それから、これまで何かあると、休みを取ったり、早退したりして
午後の2時や3時に保健所にいくことも厭わなかったけれど、やめた。
保健所に行くのは、私の決まった休みの日だけに限る。
保健所の都合が合わなければ、合わせてくれる日まで待つ。
これが今のモットーです。
「愛護センター あれこれ」 は、不定期に続きます。
今日は、昨日の続きを書きますが、明日は、私が植田駅周辺で
TNR を断続的に続けてきた 5年間で知りえた経緯を書きます。
なぜ、TNR した猫が減っていくのか疑問でした。
植田公園の看板3本というのは、「むやみに~」、「ハトに餌やるな」
それからもう 1本は、何ですか?
10月22日・23日で、「よろず相談会」 のチラシを、植田公園側に 500部
ポスティングしたので、コメントに書いてくれた情報も分かりましたが
犬の鳴き声がしなかったので、どちらの家なのかは不明です。
でも、どっちでもいいですけどね。
さらに 500部、仲間の一人が、駅の駐輪場側にポスティングしてます。
愛護センターは、リニューアルオープンしたばかりで、当時 2F には
「ワンワン教室」 なんて名前の、イベントにうってつけの部屋があった。
壁には、啓発パネルをつるせるようになっていて、スライド投影もできる。
要望
愛護センターは、譲渡ボランティアに、犬や猫の里親探しを依頼しているのだから
せめて、合同譲渡会くらい開いて、譲渡に協力するべきでは?
愛護センター側は、所長と動物愛護推進員担当のY職員の2名
二人はしばし考えていた。
今ならわかる。でもそのときは、二人は真面目に考えているのだろうと
思っていたんだなー、ビギナーの私は。
こういうとき、市民の要望に対し、考えを巡らせているように見えるとき
名古屋市の動物行政に関わる職員は、市民側の提案を受け入れたら
どんな弊害が生まれるか?、どんな責任を公務員側に問われるか?
それを第一に考えているのだ。
まず、彼らは、規則・規定を暗記しているのか? というくらい、行政業務の
手続きに精通しているから、市民からの提案がすこしでも、規則に
払拭していれば、即座に、断るのだ。堂々と。一見残念な顔をして。
しかし、この時の回答を、私は忘れられない。
所長
「ボランティアの皆さんは、譲渡のとき、里親さんに費用協力を
お願いしてますよね。その金額の設定は、まちまちですよね。
それで、その費用について、こちらの団体からの譲渡ではこの金額なのに
別の団体からは、もっと高かった・・・というようなクレームがでると
愛護センターとしては、対応に困るのです」
セイケさん
「あー、なら、愛護センターでの譲渡会の場合、譲渡費用を一律にするとか、
または、無料譲渡にするとか で、対応できるでしょう。
みな、里子に出したいのだから、愛護センターで譲渡会ができるなら
無料でもがんばると思いますよ」
所長は、うーーん・・といっただけで、Y職員は何も言わずに沈黙。
セイケさん
「ボランティア団体の合同譲渡会がだめなら、せめて、引取りを断った人たちに
次の飼い主を探す場所と機会を与えるために、ここで、譲渡会を
開くことはできませんか?」
「特に、個人で里親探しをしている人は、なかなか団体の開催する
譲渡会に参加させてもらえず、困っているのだから」
この、合同譲渡会については、内部で検討する ということで終わった。
そして、やはり、後日、愛護センターでは、譲渡のトラブルに対し
対応できないという理由で、合同譲渡会は実現しなかった。
私たちはそれ以上、要求を続けることはやめた。
なぜなら、本来、譲渡ボランティアとして登録している人たちが
自分たちが、愛護センターの下請けのようになっていることに気づき、
行政に都合よくつかわれているだけという現実を自覚し、
その人たち自身で、要望していけばいいことだから。
私たちが、譲渡ボランティアになるはずもなく、第三者としての要望は
ここまでだと思ったから。
愛護センターは、譲渡ボランティアに、犬や猫を託した段階で
その頭数を、行政の犬や猫の譲渡数に加算している。
そしてそれを、行政の実績として、公開しているのだ。
託した犬や猫が、はたしていつ、里子になるのか・・ということまで
愛護センターは関心すらないだろう。
ほんとは、その3 くらいで書こうと思っていたけれど、続けます。
愛護センターとの話し合いのとき、私たちは、ボランティア団体が
どんな譲渡会を開いているのか、見学したことがあるのか? と聞いた。
もちろん、そんなことしたこともないのだ。
K氏のクレームの件もあり、「コープ本山の譲渡会を見にきてください」
と提案し、Y職員がそれを快諾した。
「動物愛護推進員の皆さんをサポートする役目にもなりましたから
一度は見学したいと思っていました」 なんてこと言っていた。
Y職員は、ほんとうに、コープ本山での 「猫の里親譲渡会」 にやってきた。
もちろん、Y職員は覚悟していたとは思うけれど、運営側のスタッフは
みな、TNR をしながら、猫を保護し、里親さん探しもして苦労しているのだ。
要望したいことは、山のようにある。
そしてその要望のメインは、「TNR する猫の手術費用をもっと補助してほしい」
さらに、野良猫の不妊・去勢手術に協力してくれる動物病院での
費用について、行政側から補助がでないのはおかしい。
名古屋の動物行政の一番の闇は、名古屋獣医師会所属の
動物病院での手術のみ、補助の対象としている点
複数のスタッフからいろいろ言われ、少し気の毒な感じもしながら
Y職員の対応を聞いていた。
すると、ついに本音をいっちゃったのだ。疲れたのでしょうか?
「あの、実費のような費用で手術をする動物病院まで、補助の対象にすると
そうではない費用で手術している動物病院を圧迫するでしょう。
税金の補助で、そういう動物病院の経営を圧迫することはできないです。」
あっけにとられた私は、ついに怒りが爆発した。
「何言ってるの? 猫の殺処分を減らすために必要なことは TNR です。
TNR で名古屋市の殺処分数が減っていることは明白でしょう。
それを分からず、自分の病院の経営のことしか考えていないような
獣医を守るのはおかしいでしょ」
そんな獣医師の病院は、つぶれりゃいいでしょ。(心の声)
Y職員は、あきらかに失言した・・という顔になっていた。
なにせ、私たちスタッフに取り囲まれて、怒られたから。
そして、休日返上で見学にきた Y職員は、「妻が待っているので・・・」
と言って、帰っていきました。
この経験から、今でも、きつーい抗議文をメールで送っている。
この年、TNR 記録表とグラフを添付して、抗議メールをしたら
Y職員から電話があり、「今、話してもいいですか?」 とのこと。
仕事中だったけれど、こちらが抗議したことへの回答なのだから
私にはそれを聞く義務があると思い、職場の外にでて、話を続けてもらった。
Y職員の話は、長かった。私の抗議メールも長文だけど、
これでもかっというくらい、早口で、しゃべり続けるのだ。
もういい加減、聞き続けるのに疲れて、最後は 「分かりました」
と言って、40分ほどの電話を切った。
そして、むかっ腹を立てながら考えた。なんで長電話してくるのか?
メールで抗議したのだから、メールで説明してくればいいのに・・。
そして、そのとき思った。メールで、文字として記録を残したくないのだな。
もちろん、メールで説明できるほどの文章を書けないのかもしれない。
でも、文字の記録を残して、言質を問われるのを避けている・・と思った。
区役所も保健所もそうだけれど、自分たちの公務の時間は
市民も仕事の時間なのに、平気で電話してくるのはいかがなものかっ。
私はもう、仕事中の行政からの電話には出ない。
これも、メールで言ってある。16時過ぎてから、こちらから電話をすることもあるが
メールで抗議したことは、メールで説明してください。
私はもう、仕事中の行政からの電話には出ません。
それから、これまで何かあると、休みを取ったり、早退したりして
午後の2時や3時に保健所にいくことも厭わなかったけれど、やめた。
保健所に行くのは、私の決まった休みの日だけに限る。
保健所の都合が合わなければ、合わせてくれる日まで待つ。
これが今のモットーです。
「愛護センター あれこれ」 は、不定期に続きます。
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