植田駅の猫のこと2016/10/26 23:19

2011年から、植田駅の TNR を始めた。

このころは、公園ではなく、駐輪場や周辺の店舗で猫が繁殖していた。

2011年より、約7年前、ボランティア 複数名が、猫の TNR や、餌やり、
保護の活動をしていたらしいが、駐輪場の管理人から文句を言われ
商店街からも苦情を受け、6匹~7匹の猫をみな、保護したという。

このことは、実際そのポランティア複数名と顔見知りで、自身も駐輪場の
管理人と口論したことのある、アクアさんから直接聞いたから、事実。
でも、複数名のボランティアが保護して引き取った 7匹ほどの猫の
消息は何も分からなかった。

2010年~2012年、天白生涯学習センターで =ねこ会= を開催していたとき、
見学と相談に来た人から、意外な話を聞いた。
その人自身が、7匹くらいの猫の保護に関わったボランティアの一人だった。
そして、あーぁ・・・という現実を知った。

7匹ほどの猫は、1匹が里子になり、残りの約 6匹は、そのボランティアの中の、
広い庭のある豪邸? に住んでいる人が、自分の庭に放して
面倒を見ていたという。
それはそれで、猫たちはご飯をもらえて暮らしていたらしいが、
その豪邸の主が事業に失敗し、家等を手放すことになり、
庭で暮らしていた猫の消息はまったく分からない・・・。

この話にはまだ、続きがあるのだけど、でもそれは書かない。

2005年ごろから2010年ぐらいまで、植田駅周辺には、猫はいなかったらしい。
でも、2010年、駐輪場で、猫の繁殖が再び始まっていた。
これは、猫の情報が寄せられて、駐輪場を見に行くと、たしかに10匹ほどの
猫が駐輪場やその周辺にいて、利用者や通勤者から、フードをもらっていた。
さらに、植田駅からパートに行くという女性が、毎日餌を
コンクリートのコインパークの片隅にじかに置き、自転車に乗って
仕事場へ向かう・・ということもあった。

さらに、公園側にも、妙な餌やりおじんさんがいて、5匹ほどの猫が
フードをもらっていた。
今は介護施設になっているが、月極の駐車場があり、そこに隣接する
事務所の細い通路には、山のようなドライフードが置かれていた。

駐輪場で TNR を始めると、2カ月くらいの子猫が3匹、側溝で母猫に
くっついて生きていた。この子猫は全て保護して、里子に出した。

駐輪場 TNR では、管理事務所の管理人とおおいにもめた。
管理事務所には、「猫に餌を与えないでください」 というような、
貼り紙をしているのだけど、夜に捕獲にいくと、その貼り紙のそばに
ミルク皿、フードたっぷりの皿が置かれていて、戦っているのが分かった。

この駐輪場で、3匹の成猫を保護し、3匹は里子になった。
しかし、リターンした成猫 3匹以上、風邪が治ったら TNR 予定としていた
痩せたキジトラ 1匹が、その後姿を消した。

駐輪場には、黒猫、キジトラが元気に暮らしていて、管理事務所の番人から
傘でつつかれたり、高校生がそれを見て抗議したり、いろいろあった。

この駐輪場には、たぶん、今は猫がいないはず。
なぜなら、途中から、すごくキレイに掃除して餌を与える人が現れたからだ。
その人は、外国人で、チャックさん。すぐそばのマンションで、英会話教室を運営している。
それまでの、置きっぱなしの餌やりとは、まったく違う。
これまでもめていたけれど、この時の区政協力委員長さんから
「きれいに掃除して、餌やりしてくれるなら、駐輪場使ってもいいのよ」
とまで言われた。

たぶん、今、駐輪場側に近い、マンションの敷地には、猫がいるかもしれないが
TNR は済ませてあるから、子猫の繁殖はないはず。

駐輪場に隣接する郵便局の敷地内でも、よく餌が置かれていた。
出勤する職員が餌を出していた。でもこの人も手術はしなかった。

このエリアで、TNR した猫は、どこへ姿を消したのか?
知人の女性 Kさんが出勤時 (8時~8時半)、3回ほど目撃した光景がある。
いかつい体格の男性が、金属らしい棒をもち、地面をたたきながら、
駐輪場の周辺を歩き回っていた とのこと。
地面をたたき、トランク倉庫の下の隙間には、棒を突っ込み、
どうも猫がいたら追い払っていたとしか考えられない とのこと。

もう一度見たら、警察に通報・・と思っていたが、結局目撃できなかった。

駐輪場 TNR をしていたとき、手術をしないで餌のみ与えている人たちと
顔見知りになった。その人たちは、私たちが私費や、もりころ基金などを
使って、TNR していることを最初、不思議に思っていたはず。

猫の情報をあれこれ教えてはくれたが、手術費用のことには一切触れなかった。
しかも、自分が別の場所で餌を与えている猫の保護を頼んできたこともあった。
もちろん、そんな虫のいい話は断った。
でも、あの駐輪場からそれほど遠くない場所でも、猫は餌をもらっていることは確かだった。




駐輪場 TNR が一段落したとき、新たな繁殖場所が分かった。
それは、再び、公園側に移る。とある中華料理店。
店の裏側で、親子の猫が 6匹ほど暮らしていた。
真っ先に、母猫を TNR、中華店は、ねずみ対策として、その後も
猫に餌を与えたから、飢えることはないと思った。
5匹の子猫のうち、3匹を里子に出し、1匹 (茶トラ) はどうしても捕まらず、
1匹は消息不明。

この中華料理店は、その後、店の名前が変わり、料理人も中国人になり、
店はキレイになり、前より繁盛している。

この新たな店主夫婦は、猫の手術の捕獲に、まったく協力しなかった。
愛護センターから中国語堪能な職員が、食事がてら説得にいったが失敗。
どうしても捕まらなかった茶トラの子猫は、メスで、2匹を出産していた。

店主夫婦は、「うちの子」 と言い張り、餌やりをしながら可愛がっていた。

手術を拒否され、捕獲器を置くこともできず、あきらめた。
この店にばかり関わっているわけにはいかなかった。

それ以来、公園側の猫の繁殖は、すべてこの中華料理店。
2015年、重鎮のような中国人と知り合い、この人に頼んで
中華料理店に、手術をしろ と言ってもらった。
店側はすんなり了解したが、費用をだすことを拒否。
茶トラの母猫が出産したのは、捕獲失敗したことも原因の一つだから
母猫の費用は出そうと思っていた。
しかし、この茶トラの母猫はすでに消息不明。今は母猫が育てた
オスの茶白きょうだいだけが、中華店付近で暮らしている。

私との約束をかってに破り、手術さえすれば暮らしていけるはずの
茶トラはきっと死んだだろう。
なのに、今になって、猫の手術をしてほしい、お金もだしてほしい、
などと言ってくる店主夫婦のことは一切信用しない。

この中華店付近には、新たな子猫が 2匹ほど目撃されている。

2015年、あまり猫の繁殖がなかった、植田公園。
しかし、2016年になってから、子猫が生まれ、繁殖が始まっている。

知人の Kさんが何度か公園に行き、餌やりをしている女性と話ができた。
平日の仕事帰り、バスを待っている間に、餌やりを始めたとのこと。
今、猫たちは、この餌を頼りに生きているはず。

公園側に車を止めて、ポスティングに歩いていたとき、
植込みには、ドライフードが置かれ、猫たちが集まっていた。
いつも、水を置いてほしいと思った。水は餌ではないから。
この餌は、前述の女性ではないから、他にも餌やりさんはいるのだ。

とりあえず、ここまで。



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