2009年からの公園レッツゴー3匹の行く末2014/02/10 16:26

レッツゴー3匹 「クロッチー」「ちー」「キジロウ」
近所の小さな公園が TNR のスタートだった。

2008年の夏、7才くらいで餌やりさんに不妊手術された、白キジの「ちー」
2014年、13才を超え、ようやく、家に連れて帰ることができた。

2008年11月、公園でのTNR 2匹めの黒猫、「クロッチー」
「ちー」 だけを手術した餌やりおばあさんが名づけた。
左目は光を失っていたが、元気そのもので、優しいオスだった。
2010年の秋ごろ、パニックを起こしたかのように、公園を突っ走っていく
後姿を見かけたのが最後だった。その後、一度も見かけたことがない。
黒猫はとても多いが、この仔のような温和な仔はいなかった。
キジロウととても中がよく、「ちー」 にも優しく接していて、
いつも一番早くから、夕方のエサヤリを待っている仔だった。
エサヤリのねこがいきなりこなくなる・・ということを初めて体験した。
「たぶん、どこかで土に帰ったのだろう」 と思っているが
どうして、あの用心深い仔が・・・・と、今でも半信半疑でいる。

2009年、側溝に隠した捕獲器で捕まえて、TNR できた「キジロウ」
術後、だんだん太ってきて、まん丸になり、とても懐こいねこになった。

2010年、この3匹が必ず公園で待っているから、「レッツゴー3匹」と
呼んでいた。このときの写真が今でも宝物になっている。
生存しているのは、一番年上の 「ちー」 だけ。

キジロウは、2013年6月、キャリーバッグに抱っこしていれて保護した。
このとき、キジロウを保護したのは、「ちー」 がいなかったから。
キジロウではなく、ちー が公園にいたら、もっと早く 「ちー」 を
家にいれることができた。

キジロウは、公園にやってくると、よく太った黒猫のボスに
いじめられ、鳴きながら逃げまわり、ときにはメスねこにさえ負けていた。
エサヤリのとき、私の足元にすぐくっついてきて、ご飯を食べていた。
私にくっついていれば、黒ボスねこにいじめられないことを分かっていたから。
しょっちゅう、「黒、いじめるからご飯抜きー」 と、叫んでいたっけ。

すぐそばを流れる川の土手に隠れていて、ビューッと走ってきていたが
首のまわりに噛みつかれたキズがあり、とても心配だった。
6月に保護した、「キジロウ」 は、FeLV-陰性、FIV-陽性。
猫エイズのキャリアだった。ずっと私の家にいればよかったのに・・。
住宅の大規模修繕の中、ベランダに組まれた足場の階段を伝って
キジロウは、外に戻ってしまった。
その後も、公園にやってきてはご飯を食べていたのに
公園のそばに広い空き地があり、そこが住宅建築ラッシュになったころ、
キジロウは額にセメントみたいなものをつけられて、ご飯タイムにやってきた。
いつもは触られるのも抱っこされるのも嫌がらないのに、
なぜかその塊をとろうとすると、痛いのか、首をふって後ずさりする。
それでそのうち、ガバッと捕まえてふいてやろ・・と思っていたら
二度と現れなかった・・・。

いまでも、住宅建築の職人たちの誰かにつけられたのだ・・と思っている。
あの職人たちのなかに、バカがいたのだ。
でも、そういうバカもいれば、ぎゃくに労わろうとする職人もいると思いたい。
「キジロウ」 は、額につけられたもので命を落としてしまったか
職人の誰かに保護してもらったか・・・のどちらかだと思っている。



2014年になって、「ちー」 を保護することにした。
もう、子ねこや捨てねこの預かりを引き受けるのをやめ、
今後は公園でまん丸になるくらいに食べて生きてきたねこたちを
家にいれることにした。
「小梅」 は、もう帰したし、「みなみ」 は里子になったし。

2月5日ごろから、「ちー」 があまり姿を見せなくなり、どうしたのか・・と
ヤキモキしていた。
2月9日、17時半ごろから公園にいくと、やはり 「ちー」 はこなかった。
レギュラーメンバー (みな、まだ触れない) に、カリカリ+缶詰を与えて
「しょうがないから、ゴミ拾いでもしよ」 と思った矢先、ようやく、
ちー がやってきた。もう警戒心なんてありゃしない。
さっさと抱っこして、キャリーバッグにいれても、ぽかん とした感じ。
おまけに、周りのねこたちは、ちー がキャリーに入れられたことなど
気がつかないのか、おかまいなしに餌をぱくついていた。

こうして、レッツゴー3匹の最後の生き残りの 「ちー」 を
やっと家に入れることができた。
2段の古びた木製ケージの上段の段ボール寝床で
静かにしている。
まだ爪は切れないが、レボリューションはつけた。
ご飯は残さず食べるし、トイレもちゃんと使っている。



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