クレーム現場 ゴルフシティ との交渉 -- 決裂2014/02/13 22:57

2014年2月13日 (木) 13時 シマザキさんと待ち合わせて、
ゴルフシティ の事務所を訪問した。

ゴルフシティ に関する苦情
2009年3月 そのころはユーストアという名前だった店舗で
「野良猫相談会」 というのを開いたとき、寄せられた苦情現場の一つ。
訪問して、手術の説明をしたが聞く耳もたずの対応。
「手術はしない、勝手にやれ、話などしなくていい。
 外に出ている飼い猫に、代わりに餌をやってるんだ」

2012年、保健所にクレーム電話があったそうで、シマザキさんが訪問し、
ねこトイレの設置をお願いした。--- 設置するとの応答

ゴルフシティ の ねこトイレ実情
 店舗前の車の下に、丸いタライに砂をいれたものを置いている
 しかし、ねこがトイレを普通に使うに足る 高さの余裕 がない
 あいかわらず、周辺にねこのフンがある

2013年2月 7匹のねこに餌をあたえている と、豪語した
同年2月より、TNR 開始。7匹ほどのねこを確認済み
しかし、3月になると7匹のねこは半数以下になってしまい
TNR ねこ は3匹のみ (メス 2匹 / オス 1匹)



事務所に入っていくと、電話のイ氏と、事務服の女性の2人だけだった。
(2009年の訪問時は、もっと従業員の数は多く、多少活気もあった)

イ氏 「なんですか?」
「今日、13時から伺う約束になっていますよね」 と、シマザキさんが応えると
あー、というような顔つきで、自分の机の横にある、2人かけソファーに
座るように示した。

私が電話をしたヒグチですと名乗り、シマザキさんも名乗ってから
「2年ほど前にもお会いしましたね」 と言うと、
「そんなこと、覚えてないっ」 との、不必要に大声の返事。

シマザキさんはもう一度、2年前のクレームの件を説明し、
ねこトイレの必要なことや、餌を与えることをやめるように
言うつもりはないこと、手術をすることの大切さを説明し、
次に、カイセンの皮膚炎のことを話すはすが・・、
いきなり、事務服の女性が割り込んできた。

「さっきから聞いていれば、なんですか、その話し方。
 タカピーで、ため口で、そんな話し方ないでしょう」 という。

てっきり、私の話し方のことだと思ったから
「ここのねこの状況を、2009年のときから見てきています」
と、追及を始めようとしたら、
「ため口の話し方はやめてください。なってないでしょ」

シマザキさんの説明のしかたのことを言っているのがようやくわかった。
「そうでしたか、それはすみません」 と、謝っていたが、
そういう自分の上司 (イ氏) の話し方はなんなんだっと言ってやりたかった。

イ氏の言い分
・ねこがお腹を空かせているのを可哀想だとおもって餌をだしていた
・自分ができることしかできない
・何をするかは自分がきめること

というのだが、現在、私が最初に TNR した白茶の、カイセン皮膚炎の
ねこを事務所にいれて飼っているのを認めた。
何度もねこのことを聞いたが、イ氏が世話をしているというねこは
その白茶と、全身カイセンではげている白のやせっぽちのねこ のみ。
しかも、カイセンの白猫はもう姿を見せないとのこと。
今日も事務所前の駐車場で待っている、白黒ハチワレのねこのことは
もう、この人の 「餌をあげるねこ」 の範疇に入っていないのだ。

このゴルフシティは事務所のみで、2人は通勤しているらしい。
土日は無人になるから、車の下に餌を置いていくことがあるという。
しかし、白黒ハチワレには数日前から餌やりをやめた と言った。

私の最終的な折り合い点は 「ゴルフシティがエサヤリを続ける ならば
こちらはねこの TNR をする」 これだけ。
こんなヤツに頭をさげて費用のお願いをする気はもうとうない。

「手術のすんだねこたちには、エサヤリを続けてほしいのです」 と
その気があるのかどうか確かめてみた。

「それはできることだから、やりますよ」

「でも、さきほど、白黒にはエサヤリをやめた と言われてましたね」
「あのねこには、餌はやらない。これからもずっと」

「なぜ、そういうことになるのか、まったく分かりません」

以前は事務所の前に餌を出して帰っていたが、ねこがたくさん集まるため
餌を置いておくのをやめた というのだ。
(周囲に、7匹も面倒を見ている と言ってたのは誰だ?)

「では、夜ではなく、今日のように外でずっと待っているのだから
 餌をあげることはできませんか」
「しない。あのねこには餌をあげる気はない」

事務所訪問をする前、事務服の女性が車の下の餌皿を片付けていた。

私とイ氏がすぐ口論になるから、シマザキさんが
「でも、ねこのことを考えているという点で、それほど隔たりが
 あるというわけではないと思いますよ。
 うまく関わりあいながら・・・・」 という提案をしてみてくれるのだが
「うまく なんて関係ないっ」 とつっばねてくるのだ。

こういうやり取りが何度かあり、私はもう、コイツと友好的な
関わりをもつために努力する気なんてすっかりうせた。

「私は、TNR したねこの写真を並べたチラシを、近所に配ってきました。
 ここでも、このねこたちのチラシを配るつもりです。
 そこには、もう増えないから、このねこたちが庭にきたら
 餌をあげてください というようなことも書くつもりです」

「やればいいだろう、かってに」

「これまで、ねこが7匹以上集まるようなエサヤリをしておいて
 なんなんですか、その態度!!
 私は、2009年に貴方に追い払われたときのこと、今でも
 腹を立てています。貴方への怒りはもう氷解しませんっっ」

「えっ、なに?」
「ひょうかい し な い ってこと」
「なに?」

そうか、こいつ、氷解という言葉をしらないのだ と分かった。
「きえないってこと。溶けないってこと」

「おれっだって腹をたててるわ」
「お互いさまですね。」

ほんとうに、シマザキさんが同行してくれてよかった・・と思った。
でなければ、ここまでケンカ腰の対話? はできなかった。

「近所にアンケートのポスティングをすることも考えてます。
 このねこたちを TNR したこと。いなくなったねこの情報。」

「なんで、おまえがそんなことをしていいんだっ
 やっていいはずがないだろ」

「住人ですから。私はこの町の住人なの。
 自分が住んでいるところのねこを調べるぐらいしていいでしょ」

「そんな時間があるんならな」 「ありますから」

「野良猫相談会を開いたとき、ここのクレームの多さを知ったのですよ」
「どうせ、おまえがいいふらしてるんだろ」

ばかだ、ばかだ とは思っていたが、ほんとうにまぬけだと思った。

「私がここにきたのは、きょうで2回め。2009年にきて、次が今日」



気が清々し、私はすがすがしく、決裂した。
でもずっとこういうケンカをしていたのではなく、ねこトイレや
ねこハウス の状況改善もちゃんと話したのだ。

「車の下に、砂を入れたタライを置いても、ねこは座って
 トイレをするわけだから、使いにくいはずです」
こういう話のときは、イ氏もだまって聞く。

「駐車場にある、小さな犬小屋の中に、ねこトイレを置いてみては」
という、具体的な提案になると、きまって
「そんなことは自分できめる」 というのだ。

シマザキさんが、カイセンという皮膚炎のことを説明し
いくら薬をつけても毛布などを替えなければ、感染していく と話し
「私は獣医師でもあるので、このカイセンについて・・」 とさらに言うと
「そんなことは関係ない」 とつっぱねてくる。

ねこトイレを置かない というのではないが、
「トイレを置いたからといって、ねこが 100% 使う という保障はないし
 周りに畑があるからそこでするほうが多い。」
というよう言い逃ればかりするのだ。

なにかにつけて、うまくいかない場合の責任逃れを、ねちねちと話すのだ。

「カイセンの治療をしても、ねこはどこを歩いているか分からないから
 またすぐ、ぶりかえす。だから、完全に治せるとはいえない」

カイセンの症状がでてきたのは、2年ほど前からだといっていた。
私の住宅付近の公園ねこたちにも、6年ほど前までは
カイセンねこがいたらしいが、餌やりさんが根気よく、
餌に薬をまぜて与えたことで、今はもうカイセンねこを見かけない。
この話をして、「レボリューションと、餌に混ぜる薬」 を勧めたのだが
いつも、「100% 治せる とは限らない」 という返事。

最後に、シマザキさんが
「ねこに餌をあげてきて、ねこが頼るようにしてしまったわけですから
 まずはこのねこトイレを検討してください」 といって、
ねこトレイの資料を渡し、イ氏はそれを受け取った。

こうして、13時から始まった話し合いは、50分ほどで終了。

外にでると、白黒ハチワレはまだすわっていて、シマザキさんが
「あー、カゼもひいているね」 と言っていた。
このねこは、明らかに捕獲したときより、弱っている と思った。

「餌をやらん  と言ってるけど、やってるでしょう」 と2人で話した。

ゴルフシティ は、「手術はしない。餌をやるのはこちらのかってだ」
といったのだから、それを立ち位置とするなら、ねこトイレを実施するべき。
なのに、こんどは 「ねこに餌をやらない」 ときめている。
2009年のときの対応も、今回の対応も、自分の都合できめていいことだと、
それが「自分できめる」 ことなのだと、ポーズをつけている。

「自分できめたこと」 ならば、その結果も受けとめてこそ、
「できることをする」 ことになる。

次は、町内ボスティング。これは、「困っています」 というテーマで
作ることにしている。



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