情報誌への広告文章 -- 「無料」という表現2013/02/05 14:21

耳にマークのあるねこ
ポトスに、=ねこ会= 開催の掲載を申し込んだ。

かねてからここの掲載原稿には、妙な規制がある。
それは、ねこや犬の譲渡会などの紹介記事には、「無料」という
語句を入れる という規定。

個体販売をする業者ではないこと を示すために必要だというのが
情報誌側の説明だった。
それで、今回は、掲載文章のなかに、
入場無料 と書いて申し込んでみた。

すると、案の定、先方から電話があり、どのような譲渡になるか
質問されたため、=ねこ会= 開催主旨を説明し
里親になられた場合、(後日になる) 治療費や不妊去勢手術費用の
負担をお願いすること を説明した。

やはり、今まで通り、「無料」という語句を入れなくてはならない という。
「その無料という言葉ですが、ショッパーやタウンニュースでの告知は
 無料 などという言葉をいれるよう強制されませんが
 なぜ、ポトスさんだけが、そのような規定があるのですか?」と聞いてみた。

『ほかの情報誌では、無料 という表現は強制されない』
という事情を知らないらしく、「そうなんですか・・・」と言っていた。

情報誌側の説明

・ポトスは、20年にわたり、名古屋市を中心に情報誌を提供してきた。
・その実績から、いろいろ掲載の守り事を決めてきている。
・動物販売業者は、登録番号があり、それを広告に載せ、
 個人のものより、高い広告費をもらっている。
・その業者から、費用の安い広告で、「譲渡会」の案内を載せることに
 モーレツな批判を受けたことがあった。
・そこで、そのような批判を避けるために、「無料」という言葉をいれることにしている。

「そのクレームをつけてくる業者を教えてもらうことはできませんよね」
と、聞いてみたら、びっくりしていた。

「譲渡会を開催しているグループの多くは、名古屋市へ活動報告をしています」
-- ほんとは保健所だけど、でも、保健所から、名古屋市健康福祉局に
報告がいくのだ。

「そのような活動にとって、無料という言葉は、命の販売というイメージになります。
業者は、売らんかな意識ですから、平気で 料金 という言葉を
使えるでしょうが、それを受け入れているから、
犬や猫が、商品のような、売られている物のように扱われるのです」
と、独断的きめつけをしてみた。

「いえ、業者の方がそういう考えだとは、こちらでは分かりません」という。

もう少し聞いてみたら
「業者からの批判は、ずいぶん前に、数回? 1回か2回?
 あったくらいで、最近はありません。
 それから、最近、動物販売の広告はかなり減ってますけど・・・」

「そうですかっ。。(#^.^#)
 では、今回だけ、入場無料 っていうのでやってみてくれませんか」

「申し訳ありません。これは、長年の取り決めですので・・・」

情報誌としては、広告料の高い、業者からの申込みは、おいしいはず。
だから、どうしても、クレーム対応の軸足は、広告料の高い側にむくだろう。
ではなぜ、他の情報誌は、「無料」という言葉を押し付けてこないのだろうか?

ペットショップが個体販売を止めるようになるのは、やはり
経費がかさみすぎる という状況になるのが一番だと思うこの頃。

ちなみに、情報誌には、ボランティアで里親探しをしている人たちは
命 に 無料などという言葉を使うことに抵抗を感じる、使いたくない
というものだということを知っておいてください。 とお願いして
記事の変更を了解した。



=ねこ会= のお知らせ


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