便利屋だって捨てない ― 2012/10/22 23:07
数日前、授乳チビの保育でいつもお世話になっている T-san から
子ねこを保護することになった との連絡があった。
T-san は、「授乳の子ねこを育てるのは道楽」 と言い放ち、
ミルクをいつもたっぷり与えて、元気いっぱいに育ててくれる。
そしてその仔たちが、順調に 「ねこ会」 を介して卒業し
ちょっと休憩していると、また次の授乳依頼を私がするから
次から次へと、ちびっこを育てる日々で、それが少しばかり
T-san を健康にしているらしい。
T-san が自ら子ねこの保護を引き受け、その仔を「ねこ会」に出してほしい
と言ってきたのは初めてで、どんな経緯なのかな・・と思っていた。
すると、数日後、詳しい連絡がきた。
T-san は、室内飼育のねこたちが、15匹以上いるため
(ほとんど捨てられたねこたち)
いじめられる気弱な仔たちのために、犬舎を購入して
その中に、キャットタワーを入れる室内工事を始めていて
そのためにちょくちょく、ベンリーのお兄ちゃんに仕事を頼んでいた。
すると、最近気に入って色々頼んでいる、ベンリーマンが
ある主婦から 「エサを与えていたねこ 2匹が大きくなってきて
近所から糞尿の苦情が出そうだから、1匹をどこかに捨ててきて」
と、頼まれ、そのねこの保護を、T-san に打診してきたらしい。
T-san はこれまでこのような依頼を受けて、断ったことのない人なのだ。
そして、その子ねこを引き受けてみたら、5カ月を過ぎていて
どうみても子ねことはいえない・・とのこと。
でも、T-san は、そのねこに家猫修業を始めていて
「ねこ会に出してほしい」というのだった。
私が、「お世話になっている T-san だから、考えてみますが
もし、その主婦からの直接の依頼であれば断るケースです」と答えた。
T-san は、心底びっくりしたらしい。「ねこ会」とは無条件にねこの参加を
受け入れるものと思っていたとのこと
理由を聞かれて、普段そのような丸投げ依頼を断るときの説明をした。
「エサを与えたねこについては、その人が最後まで責任を持つべきだから」
糞尿クレームがもし出ているのであれば、それに対応する手立ては複数ある。
まずは、その主婦に会いたい と電話で話しておいた。
T-san から翌日、連絡があり、「ベンリーマンには伝えたけれど
彼はもう、仕事としてその話を引き受けて、お金を受け取っているから
いまさら断れないと思う」
とのことで、気軽に引き受けたとはいえ、そのねこは最後まで飼う と言うのだった。
私としても、いくら T-san の頼みとはいえ、そのようなねこの参加を
認めたくないのが本音だから、それはそれでよかったと思ったが
「ベンリーさんて、そんなことまで引き受けるのですね」と聞いてみた。
すると、そのお兄ちゃんは、ねこを捨てて という依頼を受けたのは
これで2回目で、1回目は3匹のちびきょうだいだったらしい。
ベンリーマンはその3匹を引き受けて事務所に戻り
同僚たちに話し、1匹ずつ連れて帰って飼っているのだった・・・。
仕事ととして、「ねこを捨てて」という依頼でさえ、断れない彼ら。
でも、そんなベンリーさんたちでさえ、安易には捨てない。
もちろん、そんなこと気にもとめず、引き受けて捨てる便利屋もいるだろう。
この主婦は、糞尿苦情に困ったら、保健所に聞いてみればいいのだ。
保健所は、住民から糞尿クレームがくると、いそいそと指導にでかける。
だから先手? を打って、相談を持ちかけてみればいい。
今はもう、保健所はねこを引き取らない。
だから、保健所に聞くと処分をすすめられるのでは と危惧する必要もないはず。
T-san とさらに話し、今後、またこの人の良いベンリーマンが、
捨てる依頼を受けたら、テンゼロの冊子を渡してもらうよう頼むことにした。
目前の仕事の依頼=お金に飛びつくか?
遺棄という罰金刑になる犯罪を犯すか?
これはもう、ベンリーマンの心根に賭けるしかない
いつさと で、ある日、自宅や職場の近くに捨てられていました・・という
ねこの掲載があるが、これまで、子ねこが車のエンジンルームに入って
やってきちゃったのかな・・と思っていたけれど
案外、ベンリーマンが仕事のついでに捨てていたのかもしれない。
捨てられた子ねこに気がつく ⇒ 不憫に思ってエサを与える
⇒ 子ねこは育っていく ⇒ 近所の目が気になってくる
このとき、糞尿対策としてねこトイレを置き、エサと水を与えて
子ねこを育て、そのままその場所で暮らし続けさせる町に住みたい。
そのような町づくりが、リターンを躊躇しない TNR 活動の輪を広げていくと思う。
そして、そのような TNR をこれから目指していこうと思う。
次回 「ねこ会」 のお知らせ
「Q and サン」のいつさと
子ねこを保護することになった との連絡があった。
T-san は、「授乳の子ねこを育てるのは道楽」 と言い放ち、
ミルクをいつもたっぷり与えて、元気いっぱいに育ててくれる。
そしてその仔たちが、順調に 「ねこ会」 を介して卒業し
ちょっと休憩していると、また次の授乳依頼を私がするから
次から次へと、ちびっこを育てる日々で、それが少しばかり
T-san を健康にしているらしい。
T-san が自ら子ねこの保護を引き受け、その仔を「ねこ会」に出してほしい
と言ってきたのは初めてで、どんな経緯なのかな・・と思っていた。
すると、数日後、詳しい連絡がきた。
T-san は、室内飼育のねこたちが、15匹以上いるため
(ほとんど捨てられたねこたち)
いじめられる気弱な仔たちのために、犬舎を購入して
その中に、キャットタワーを入れる室内工事を始めていて
そのためにちょくちょく、ベンリーのお兄ちゃんに仕事を頼んでいた。
すると、最近気に入って色々頼んでいる、ベンリーマンが
ある主婦から 「エサを与えていたねこ 2匹が大きくなってきて
近所から糞尿の苦情が出そうだから、1匹をどこかに捨ててきて」
と、頼まれ、そのねこの保護を、T-san に打診してきたらしい。
T-san はこれまでこのような依頼を受けて、断ったことのない人なのだ。
そして、その子ねこを引き受けてみたら、5カ月を過ぎていて
どうみても子ねことはいえない・・とのこと。
でも、T-san は、そのねこに家猫修業を始めていて
「ねこ会に出してほしい」というのだった。
私が、「お世話になっている T-san だから、考えてみますが
もし、その主婦からの直接の依頼であれば断るケースです」と答えた。
T-san は、心底びっくりしたらしい。「ねこ会」とは無条件にねこの参加を
受け入れるものと思っていたとのこと
理由を聞かれて、普段そのような丸投げ依頼を断るときの説明をした。
「エサを与えたねこについては、その人が最後まで責任を持つべきだから」
糞尿クレームがもし出ているのであれば、それに対応する手立ては複数ある。
まずは、その主婦に会いたい と電話で話しておいた。
T-san から翌日、連絡があり、「ベンリーマンには伝えたけれど
彼はもう、仕事としてその話を引き受けて、お金を受け取っているから
いまさら断れないと思う」
とのことで、気軽に引き受けたとはいえ、そのねこは最後まで飼う と言うのだった。
私としても、いくら T-san の頼みとはいえ、そのようなねこの参加を
認めたくないのが本音だから、それはそれでよかったと思ったが
「ベンリーさんて、そんなことまで引き受けるのですね」と聞いてみた。
すると、そのお兄ちゃんは、ねこを捨てて という依頼を受けたのは
これで2回目で、1回目は3匹のちびきょうだいだったらしい。
ベンリーマンはその3匹を引き受けて事務所に戻り
同僚たちに話し、1匹ずつ連れて帰って飼っているのだった・・・。
仕事ととして、「ねこを捨てて」という依頼でさえ、断れない彼ら。
でも、そんなベンリーさんたちでさえ、安易には捨てない。
もちろん、そんなこと気にもとめず、引き受けて捨てる便利屋もいるだろう。
この主婦は、糞尿苦情に困ったら、保健所に聞いてみればいいのだ。
保健所は、住民から糞尿クレームがくると、いそいそと指導にでかける。
だから先手? を打って、相談を持ちかけてみればいい。
今はもう、保健所はねこを引き取らない。
だから、保健所に聞くと処分をすすめられるのでは と危惧する必要もないはず。
T-san とさらに話し、今後、またこの人の良いベンリーマンが、
捨てる依頼を受けたら、テンゼロの冊子を渡してもらうよう頼むことにした。
目前の仕事の依頼=お金に飛びつくか?
遺棄という罰金刑になる犯罪を犯すか?
これはもう、ベンリーマンの心根に賭けるしかない
いつさと で、ある日、自宅や職場の近くに捨てられていました・・という
ねこの掲載があるが、これまで、子ねこが車のエンジンルームに入って
やってきちゃったのかな・・と思っていたけれど
案外、ベンリーマンが仕事のついでに捨てていたのかもしれない。
捨てられた子ねこに気がつく ⇒ 不憫に思ってエサを与える
⇒ 子ねこは育っていく ⇒ 近所の目が気になってくる
このとき、糞尿対策としてねこトイレを置き、エサと水を与えて
子ねこを育て、そのままその場所で暮らし続けさせる町に住みたい。
そのような町づくりが、リターンを躊躇しない TNR 活動の輪を広げていくと思う。
そして、そのような TNR をこれから目指していこうと思う。
次回 「ねこ会」 のお知らせ
「Q and サン」のいつさと
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