U駅 河川 メス2号2011/03/14 14:29

くるるママは、ハンストを3日続けたから、リターンした
くるるママは、したたかな母ねこだった。
2009年の TNR のときは、餌付けできてはいたものの
捕獲器に近寄らないねこで、抱っこ捕獲に失敗してから
どこかへ姿を消してしまった。

2010年5月、川原にメインクーンmix のようなメイが現れ
餌付けして里親さん探しを始めたとき、白黒の子ねこもいて
その子ねこの鳴き声から「くるる」と名前をつけて保護し
里親さん探しを行ったところ、無事、里子にいった。

そのころ、再び、母ねこが現れ、「くるる」にそっくりであることが分かり
川原で生きているねこたちの母ねこであることも分かった。
捕獲器を置いても、2年ぶりに見るわけだから、入るかと期待したが
覗きこむだけで、踏み込んでこない。
3連敗しながらも、捕獲器を使って餌付けを続けた。

捕獲器では手に負えないねこであるから、ベテランさんから
捕獲袋を借りた。(悪用されたいなくから、詳細は書かない)
家のデブリン・コタロウで捕獲を練習したけれど
何の苦労もしていないコタロウは逃げることもなく、
簡単にはいるから、家猫では練習にならなかった。
しょうがないから、イメージトレーニングをしたり
「こんな感じかな??」と、投げる練習をしていた。

いよいよ、決戦の日曜日 3/6 18時前。
前日のエサやりをやめていたから、かなりの空腹。
すみりんさんの周りから離れようとせず、ごはんをねだる。
やはり、くるるママは、捕獲器をわかっていて、近寄らない。
設置した捕獲器には、息子の白キジがはいり、
車にいれている間に、どうやら、くるるママは安心したらしい。

ちょっと高い缶詰にパクつき、私が後ろから近づいても
時々振り返るだけで、逃げようとはしない。
すみりんさんが「首根っこをつかもうか?」と言ってくれたが
「まず、投げてみるから、それで失敗したらつかんでね」と答えて
無心に食べているくるるままの上に、あれこれ考えるヒマもなく
投げた!!!

さすがのくるるママも、こういうものでつかまるとは思うはずもなく
すみりんさんと私は、必死で抑えて、くるみこんで、キャリーにつめた。
「やった、やった、やったーー」と握手。
これで、もう、飢えたり、追われたり、いじめられたり、
処分につれていかれるような子ねこが生まれなくてもすむ。

妊娠していたくるるママを術後保護したが、何も食べないし
トイレもしない、生粋のノラネコだった。
血便が出てきたから、捕獲したところへリターンした。
どこかでゴハンをもらっているはず。どこかにエサやりさんがいるはず。
リターンする川原には、ピアスねこは戻ってこないのだ。



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