日進市市役所 面談前の整理2014/07/28 02:34

2014年1月中旬、メールで TNR のための相談を受けた。
その方からの依頼が、日進市 TNR ねこ 1匹目
その後、天白区で TNR 依頼を受けた方からの紹介もあり
気がつけば、日進市で TNR 協力16匹
個人で10匹 TNR している人とも知り合えたから、いよいよ
日進市へ報告と 「今後の地域ねこの対応」 をお願いしに行くことになった。



日進市 K町

アパート1階 というのか地階が、駐輪場になっている。
転居した人が放置していったオートバイや自転車が置いてあり、
そこに猫たちが集まってきて餌をもらっていることに、
その相談者 (K-san) は、犬の散歩途中で気づいた。
人懐こい黒猫は風邪をひいていてなかなか治らず、オートバイの
そばに段ボールが置かれ、バイクカバーでうまく隠されていた。
駐輪場には、ドイラフードが数カ所に山盛りとなっておかれていて
若い茶トラ白、キジ白、その黒猫がそれを食べていた。
1才未満の若い猫たちは、そのアパート住人の女性が
世話をしていたことが後日分かり、彼女は、ペット可の住宅に
転居し、保護できた猫から家に入れたい と言っていたものの
その住宅の管理方針が急に変わり、猫の飼育にとても厳しくなってしまったらしい。
そうとは知らずに、相談者 K-san と、私は、猫の捕獲を進めたが
保護先がなくなり、最初に捕獲できたキジ白のメスを私が保護し
次に捕獲できた、ボスねこっぽいシャムmix の大きな猫と
風邪ひきの黒猫を K-san が自宅保護した。

駐輪場は、単なる餌場で、そこに集まってきていた猫たちが
どこで暮らしていたのかは分からず、風邪の治った黒猫だけが
生来の人懐こさもあり、里子になれたが、キジ白のメス、
シャムmix の2匹は威嚇と攻撃がおさまらず、保護を断念し
K-san の庭にリターンした。
庭に戻ってきたときは、餌をもらえる状態だが、近くの広い公園で
暮らしているのではないか・・・と思っている。

K町 での TNR 2匹 (オス・メス)、里子 1匹 (黒猫)
茶トラ白は姿を消してしまった。



日進市 A町

この、K-san の知人である女性から、親子猫2組の手術、保護、
里親探しのための 「猫の里親譲渡会」 への参加などの協力を頼まれ、
日進市に現状報告をするために、同行してもらうことになった。

さらに、私の知人がこの日進市 A町に転居したら、近所に野良猫がいて
どうやら餌やり者を突きとめたらしく、まず TNR 2匹成功した。
その後の餌やりについては、継続中。

A町 での TNR 4匹 (母猫とその子ども) +1匹 (母猫)、オス、メス 計 7匹



日進市 A町

天白区のマンション管理組合からの TNR 依頼で20匹ほど行ったが
そのときの理事長さんから紹介をうけた という女性からの電話相談。
なんと社交ダンス? の先生で、パチンコ店駐車場で、餌を
あげている親子3匹 (妊娠) を堕胎手術するために、捕獲に
協力してほしい とのことだった。

そのパチンコ店の駐車場にいって、驚いた。7~8匹猫がいるという。
まずは相談者 (A-san) が毎日2回、餌をあげている親子3匹の
捕獲成功。3匹とも妊娠していて、近くの獣医さんで堕胎+入院。
この費用は、A-san が負担し (たぶん1匹3万円以上かかっている)
後日、日進市から補助を受けているはず

A-san は、社交ダンスの生徒さんといっしょに餌ヤリにくることもあり
その餌ヤリは、可愛がっている猫にだけ与える方法だった。
他の猫たちは、余った餌にありついて生き延びているらしい。
A-san たちが、余った餌を食べる猫を 「どろぼう猫」 と呼ぶのには閉口した。
駐輪場のコンクリートに直接、ドライフードをまいているが
それらをすべてキレイに食べているのだった。
A-san たちはもう1年以上、餌ヤリに通っているから、パチンコ店の
景品交換所の人たちともかなり親しくなっていて、餌やり状況を
いろいろ知らせてくれるようになった。

まず、パチコン店の駐輪場にこれだけの猫たちが集まるのは
掃除担当の人が、22時過ぎから、ドライフードをまく
それらを猫たちが食べてから、駐輪場を掃除している

そのパチンコ店の立体駐車場に隣接して、ひっそりとした公園がある。
その公園で、10匹の猫を TNR しているご夫婦と知り合った。
A-san が手術を決心したのは、そもそも、この夫婦の旦那さんが
A-san やパチンコ景品所の人たちに、「手術しなくちゃいかん」 と
顔を合わせるたびに説得してくれたから らしいのだ。

10匹の TNR をしてきたご夫婦 (S-san) は、近くのマンションに
転居してきて、公園猫たちに気がつき、根気よく餌付けして、
慣れた猫を抱っこしてキャリーに入れ、TNR してきた という。
だから、公園の猫たちはとても穏やかで、必ず皿からフードを食べている。
この公園は、行き止まりになっていて車も来ない。
10匹の猫のうち、1匹は里子になり、現在は9匹。

S-san から捕獲相談を受けたのが、どうしても捕まらないキジトラ。
このキジトラは、やや長毛で、3月に妊娠していることが分かり
何度も捕獲を試みたが、失敗の連続で、出産となった。
ところが、育った子猫は1匹のみ。
その子猫も捕獲しようとしたため、公園には来なくなったらしい。

パチンコ店の駐車場に集まる猫は、7~8匹。
A-san に協力して、3匹を TNR できたから、残りの猫を 私費 TNR することにした。
そして、2匹終了。(オス、メス-堕胎手術)

S-san と公園であったとき、お互いのターゲットが一致していることが分かった。
キジトラのやや長毛で、「どろぼう猫」 と呼ばれている仔。
S-san は、餌をあげる猫は手術する主義 ときっぱり言う方で
そのキジトラやや長毛の猫は、費用を負担してくれることになった。
しかも、S-san はそれまでの10匹を、アニウェルという動物病院で
通常の飼い猫費用で行っている。後日、日進市から補助を受けているものの
野良猫費用とは比べられないほど高額なのだ。

7/23 (水)、22時過ぎからの餌まきのときに、捕獲しようと、S-san と
待機していたら、なんとその日は、掃除の人たちは休み。
それで捕獲器2台を夜通し設置し、ようやく1匹の捕獲に成功。
これもキジトラやや長毛で、堕胎手術になった。

残りのターゲット  よく似たキジトラやや長毛 2匹 (2匹とも妊娠している)

7/24 (木) 22時ごろ、再びパチンコ店に行き、餌ヤリ掃除の女性と話した。
これまでも苦情を受けたことがあるそうで、最初は警戒されたが
「手術するために協力してください」 と頼み、餌ヤリ中止をお願いした。

掃除は1週間ごとにスケジュールを決めていくらしい。
パチンコ店は月曜休み
掃除は、どうやら水曜休み --- これは変わることもある

水曜~金曜  餌ヤリ中止 → 夜通し捕獲器設置
キジトラやや長毛の残りの2匹は、何度も捕獲器を見ていて
よーーく分かっている。超手ごわくなっているのだ。
空腹に追い込むしか方法はない。

日進市役所に報告し、このパチンコ店を問題エリアとして認識してもらいたいと思っている。

S-san のこれまでの TNR 10匹 (オス 3匹 / メス 7匹)
A-san の TNR メス 3匹 (みな堕胎)
さらに、3匹 (オス 1匹 / メス 2匹)

16匹の TNR のうち、オスは 4匹
残りの緊急ターゲットは 妊娠猫 2匹
ここまでメスの多いエリアは初めて。

18匹のうち、オスは4匹だけ。S-san が TNR をしたからこそ
20匹を超えないでいたのだ。
さらに、子猫が3匹 確認されている。
A-san の3匹、その後の2匹が出産していたら、いったいどうなっていたのか・・・。
ここを想像できる、日進市の職員であってほしい と思っている。



私たち 「天白トラブルゼロ!?」 は、公益財団法人どうぶつ基金(佐上邦久理事長)が主催する「さくらねこ不妊手術事業」の協働ボランティアです。
平成26年度は、50匹以上(名古屋市天白区・緑区・日進市)のさくらねこ不妊手術事業を行うにあたり、公益財団法人どうぶつ基金から6頭の不妊去勢手術費全額を負担していただきます。
公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

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さくらねこ 6匹め2014/07/21 00:31

さくらねこ 6匹め 白灰 オス
さくらねこのチケット 5匹まで達成したものの、6月の予約枠は
いよいよ最後の1日 (6/26) となった。
2匹分の予約をとってあるものの、数回通った場所であり
いったい捕獲できるかどうか、ギリギリの感じをもっていた。

ターゲットは、地下鉄直近の公園に現れるようになった、三毛猫
その公園で生まれていた子猫の保護もかねて、4日ほど通い、
その三毛猫は21時以降になると、たいていやってくることが分かった。
そして、特定の餌ヤリ者がいなくなり、通うたび、月極のジャリに
ビニール袋を置いて、ドライフードをたっぷり出しておいたが
黒猫まだらの母猫と三毛猫でほとんど食べきっていた。
3カ月過ぎの茶とらは、2度ほど見ただけで、21時ごろには
姿を見せることがなくなり、黒のちびはあいかわらず来ていて
特別に駐車場の奥に、子猫用のカリカリを出してあげた。

私はこの公園にずっと通えるわけではなく、餌やり者に手紙を
書いたものの返事はないし、いつも出ている皿は空っぽで
いったいいつ、餌を出しているのかまったく分からなかった。



自宅そばの公園の TNR は、2008年から開始して、ようやく終わりが
見えてきた。ぐるぐるしっぽのキジトラで ラスト と喜んだのもつかの間、
翌週には、新たなねこが1匹、また、1匹と増えた。
どうやら、廃屋になりかけていた、焼山1 のアパートが取り壊され
デイサービスらしき施設ができた。
その建設と前後して、公園に新参猫が現れたから、どうやら
旧いアパートでゴハンをもらっていた猫たちと思われる。

新参猫は、白灰と白キジまだら。どちらもオス。
地下鉄直近の公園に行く前に、まずどちらかのオスを捕まえることにした。
白灰はとてもビビリで、植え込みの陰に隠れてゴハンを食べる。
逆に、白キジまだらはぐんぐん皿に近寄ってくるタイプ。
白キジまだらのほうが、ケンカっ早いから先に捕まえたかったが
一度入った捕獲器から、逃げだしてしまって失敗。
身体が長いから、お尻で扉が下がるのを受け止めてしまったらしい。
ビビリな白灰を、植え込みに捕獲器をくっつけて設置して捕獲成功。
これで、三毛猫の捕獲に失敗しても、チケット6枚達成できたから、ほんとにほっとした。



U-公園に行くと、三毛猫も白黒まだらもすでに待っていた。
これまでカリカリを出していたところに、捕獲器を設置したから
三毛猫はわりとすんなり入った。
三毛猫を車に積み、白灰の捕獲器と並べておいた。
白灰は、リターンしても、いつもの公園にくれば、私から餌をもらえる。
しかし、この三毛は、この先、誰に餌をもらえるのだろうか・・・。

餌ヤリの確保がない公園での TNR は、初めてで、気が重かった。
ただ、これまで不特定多数の餌ヤリが現れては消えていく公園だから
再び、餌ヤリ者が現れるのも時間の問題のような気もしていた。
まだ捕獲したい大ママ猫がいるが、餌ヤリ者を見込めない以上、
次の TNR を先送りすることにした。
大ママ猫、成猫の黒、まだ先になるが、黒猫のちび、茶とらのちび



さくらねこチケット 6匹目
白灰  まだ若いオス
6/26 去勢手術+フロントラインスプレー
6/27 元の場所へリターン。しばらく姿を消していたが、21時ごろに
     公園にきていることが分かった。

三毛猫は、なんと手術済みだった
6/26 麻酔料+フロントラインスプレー
6/27 元の場所へリターン。その後、確認には行っていない

7/3 天白保健所に報告や今後のお願いに行った。
・この公園周辺の町内への回覧依頼 → 実施される とのこと
・コミセンで、「地域猫に関する情報交換を兼ねたセミナー」 の開催を依頼した
・上司に諮ってくれることになっているが、このような集会のイメージをもてないらしい
・さらに、開催の要望を詰めていく

さくらねこチケットの効用
・地下鉄直近公園の町内回覧 実施
・自宅周辺 TNR 終了の兆しがみえた 残り 1匹



「猫の里親譲渡会」 開催のお知らせ



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さくらねこ 5匹め2014/07/19 00:05

6匹の子猫を産んで育てていた母猫
さくらねこチケット 5枚目

6/18 (水) は、大雨で小雨になるのを待っていたが、捕獲をあきらめた。
以前から、自宅周辺の猫を保護して里親さん探しをしている方から
相談を受け、「猫の里親譲渡会」 への参加や手術予約の手配をしていた。

日進市の平針駅に近いエリアの方で、以前、迷い猫を見かけていて
庭にきたときに餌をあげたものの、姿を見せなくなっていたら
ある日、子猫を6匹も連れて現れた・・・という。
その方は、すでに3匹の子猫を連れた親子猫を保護していて
一番人懐こい、母猫 (黒猫) が里子になったものの
その子どもねこたちが、なかなか懐かず、里親さん探し難航中。

なのにそこに、さらに、7匹の親子猫
とにかく一気に全猫を捕獲するには、家のなかに全員が入ったときに
その部屋の窓を閉める という、室内捕獲器作戦をすることになり
母猫はしょっちゅう入ってくるのに、子猫が1匹・2匹、逃げてしまって
なかなかうまくいかなかった。
そこである日、とてもいい匂いのする子猫用缶詰をあげてみたら
一番に母猫がやってきて、なんと子猫たちを呼び寄せたらしい。
それで、見事に7匹全員の一室捕獲成功。
アイリスオーヤマの2段ケージを進呈しておいたから
旦那さんが前もって組み立てておいてくれたらしく
7匹をみな、そのケージに入れることができた とのこと。

まあー、大変でわやくちゃで、とっても楽しい親子猫保護の生活が始まり、
まず、一番の美形君? がトライアル → 里子 1号になり、
次に、女の子 (6匹のなかで唯一のメス) と男の子が
2匹いっしょにトライアルになり、幸先よかったのに
その後の里親さん探しは難航している。

しっかり離乳させるためにも、母猫の手術をしてから、「猫の里親譲渡会」に
子猫たちを参加させてもらうことにしていたから、この母猫の手術を
さくらねこチケットで行うことにした。

そして、日進市にこのような状況を訴えに行く約束ができた。

さくらねこチケット 5匹目
白キジ  まだ若い母猫 とても人懐こい
6/19 不妊手術+レボリューション+3種ワクチン
6/20 術後保護を兼ねて、家猫修行続行
     外にいたとき、蚊にさされていてそこを引っ掻いている
     レボリューションで治るのを待ち、里親さん探し開始の予定

さくらねこチケットの効用
・日進市内の TNR 協力のエリアが少しずつ増えた
・個人で TNR と 里親さん探しをしている人たちとともに
 7/28 (水) 日進市役所 環境課 (担当職員 清水氏) を訪問する
・さらに、(一社) 愛知・地域ねこ応援団 代表のセイケさんにも同行を頼み
 日進市以外で、TNR や地域猫活動に対しどのような対応をしているか
 説明をしてもらうことになった。

7/28 の訪問結果は、後日記録する。



「猫の里親譲渡会」 開催のお知らせ



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2014年のさくらねこ 1匹めと2匹め2014/07/13 21:50

1匹目 (キジ白) 2匹目 (三毛猫)
2014年6月の 「さくらねこチケット」 に応募したときは、メールで相談をうけて通っていた、公園のねこたちに使うつもりだった。

ところが、5月中旬までに、8匹の TNR ができて、残りはオス2匹となり
しかも、その2匹はあまり姿を見せなくなってしまった。
その猫たちが通っていた公園には、もう、発情するようなメスはいない。
それを知ってか知らずか? 分かるものなのか?
もともと、行動範囲の広いオス猫で、茶とらと黒猫の2匹。
茶とらはいつも飢えた感じがなく、威嚇してくるものの攻撃はしてこない。
黒猫は、相談者が確認しているだけで、私は見たこともない猫。
どうやらカイセン皮膚炎になっているらしい。

この公園では、アメショーmix か、それとも正真正銘のアメショーなのか
よく分からないが、穏やかなオスを捕獲してみたら、去勢済みだった。
そのアメショー君は、二度と姿を見せない。
それで、保健所に電話連絡して、その町内に回覧板をお願いした。
・飼い猫の室内飼育
・餌を与えるなら、去勢・避妊手術をしてほしいこと
・捨てないこと

私の町内では回覧板の要請は通ったことがない。
これは、その町内の自治会長や保健委員が承諾しないとだめだという。

そんなわけで、保健所の主査さんは、「町内会長さんと保健委員の方に
打診してみます」 という返事で、期待しないことにしていた。

そしたら、1週間ほどしてから
「回覧板の件、原小学校の学区に回せることになりました」
という電話がきて、びっくり仰天。
町内で通ればしめたもの・・と思っていたら、その学区全体に回覧される。
すぐ、相談者の H-san に伝え、そのエリアは静かな住宅街だし
公園に集まってくる猫はみな、怯えてはいないし
それほど露骨な嫌がらせもないようで、地域猫を見込める!!
と、喜び合った。

6月の最初の水曜日は、別の TNR 依頼のパチンコ店駐車場。
すでに、餌ヤリの夫婦が 10匹を TNR していて、依頼者も3匹を私費 TNR。
残り4匹 (ほぼオスだと思っていた) となり、すでに2匹は TNR済み。
さくらねこチケットを使って、TNR を終了させて、ここの管轄である、
日進市役所に今後のことを要望に行きたいと思っている場所。
さくらねこチケットを使う以上、今後の展望を望めるような利用をしたい。
しかし、何度も通っているパチンコ店では、さすがに6匹、7匹めは失敗。
もう少し時間をあけて捕獲器を忘れさせてから、また通うことにした。
この日は、原の公園にも捕獲にいったが、やはり茶とらも黒も姿を見せなかった。
まだ、8匹の予約枠があるとはいえ、2匹の予約をキャンセルして、
この先、大丈夫か・・・・と、少し不安になっていった。

6/11 (水曜) 21時から捕獲器設置。
公園の茶とらと黒猫の捕獲を後回しにして、そこから離れた大根町に行った。
なぜこの場所を選んだか・・というと、相談者は、メルモの里親さんとして
トライアルをしてくれたのだが、飼い犬のシバわんこがいたずら好きで
リビングの網戸を開けてしまい、いつもはリビングにはいないはずの
メルモまで、庭に出てしまい、そのまま家出してしまったのだ。

H-san と、毎晩探し回り、彼女は日々ポスティングし、二人で電柱にも
張って回った。しかし、いっこうにメルモの情報はない。
ウロウロしていれば目立つ猫なのに、目撃もされていない。
それで、夜間にバス通りを渡って、コンビニに行ったかも・・と考えて、
コンビニ周辺を歩いていた H-san は子猫5匹を発見し、3匹を捕まえた。
その子猫5匹がいた近くには、内科病院があり、隣接して調剤薬局があり、
その薬局の駐車場の横に、梅畑? らしきものがあり、薬局の人が
「町内で猫を手術することになって、餌付けしている」 と話してくれたらしい。
梅畑には、餌皿が複数置いてある・・という。

捕獲しそこねた子猫2匹を捕まえるために、かつ、近くの団地で
メルモ探しをするために、その町内を歩いていたら、
餌付けの梅畑に、若いねこたちが複数集まってくる。
どう見ても、1才未満の若いメスがいる。
餌付け場所らしき梅畑は、あまりキレイに管理されているとは思えず
調剤薬局の方の話を信用する気にもなれず、その餌付け場所に捕獲器を
設置してみた。すると、とても人懐こい白黒ハチワレのオスがやってきたが
捕獲器をスルーするだけ。未去勢なのはあきらか・・・。

その梅畑には猫がくるものの、捕獲器には近寄らないため、
路駐していた車の下に、捕獲器を突っ込んで、メルモ探しに歩いた。
すると、15分ほどで、若い、縞模様の三毛猫が入り、
「これで、さくらねこチケットを使える」 とまずは安堵した。

捕獲器を車に積んで、小雨のなか、メルモと子猫を探して歩きまわっていたら、
頭に土木作業員のような電燈を光らせた男性に声をかけられた。
「どうかしましたか?」
それで、迷い猫のことと子猫のことを話しはじめたら
「あれ? ヒグチさん?」 といきなり言われて、びっくり。

2011年に TNR 相談を受けて通っていた、天白公園で知り合った、Y氏。
この人、よく私の名前と顔を覚えていてくれたものだなーー、
私なんて、Y氏の顔も名前も忘れていたし、携帯番号も消していた・・。
でも、その Y氏と知り合ったことだけは、はっきり覚えている。

Y氏は今も町内会長で、天白区役所の区長が女性になったこともあり
その町内だけでなく隣り合う町内の自治会長とも話して、町内会費での
TNR を計画している、さらに協力してくれるボランティアも決めている・・
と、話してくれた。
どうやら、調剤薬局の方の話は、眉唾ではなかった。
「今夜三毛猫を捕獲したので、TNR しておきます」 と知らせておいた。

しかし、若い猫がウヨウヨいるエリア。早くとりかかったほうがいいのに・・と多少不安に思った。



原の公園には、目当ての茶トラも黒もいなかったから、23時ごろ、
その公園付近で、2011年に TNR した場所に行き、新たな猫を捕獲した。
それは、100円ショップの駐輪場で、なぜかオスばかり集まっている。
2011年の耳カット猫は、白黒2匹。ちゃんと生きていた。
しかも、黒の若い猫、茶色 (縞模様なし)、キジ白 の3匹が参入しているのだ。
餌やり者は、「オスは手術したくない」 という考えだから、
こっそり TNR することにした。
若い黒猫はいなかったが、ものの10分ほどで、キジ白が入った。
この場所と、公園はとても近い。でも猫の流動はないらしく、
お互いの餌場所を荒らすことはなさそうだった。



さくらねこチケット 1匹目
キジ白 オス 風邪をひいているらしい。3才以上と思われる。
6/12 去勢手術+フロントラインスプレー
6/13 元の場所へリターン。走り去っていった。

さくらねこチケット 2匹目
縞模様の三毛猫 若いくて幼い感じだったが、妊娠していた!!
6/12 堕胎手術+フロントラインスプレー
 手術費用の1000円追加を私費で負担。
6/13 元の場所へリターン。すぐ他の猫たちといっしょになっていた。

7/3 天白保健所に報告や今後のお願いに行き、
「大根町の三毛猫は、妊娠してました。町内での TNR を急いでください」
と、報告しておいた。うかうかしていると、10匹を超える。

1・2匹目の、さくらねこチケットの効用
・2011年の TNR エリアの新参入猫の去勢 → さらに継続予定
・町内 TNR 情報を入手。今後も保健所に随時連絡予定

大根町の TNR に関わる必要はないし、その時間も費用もないから
次の TNR は、またパチンコ店に行こう・・と思っていた。



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TNR 三毛猫の波紋 -- 落着2014/04/16 14:13

3/30 に、相生山で黒の子猫を探し回り、保護したことは、
その子猫が入り込んでいたお宅の方と知り合い、
その方から近所の餌ヤリ者を知らされて訪問し、
妊娠していた三毛猫の TNR につながった。

しかし、4/15 9時半ごろ、留守電にメッセージが入っていた。
コールバックしてみると、子猫が入り込んでいた豪邸の旦那で
「しょっちゅう、うちに入ってくる猫を捕まえんたんだわ
 この仔、里親さんに出してもらえないか」 という話だった。

「いきなり、猫を捕まえたから保護を依頼されても無理です。
 里子に出すということは、家の中で世話をして、家猫の訓練をし
 それから里親さんを探すことになります。」

「この猫、もう大変なんだ。車にキズをつけるし、二階の花壇を荒らすし。
 車は、1680万円したから、もったいない」 という。

「まず、その猫を手術したいと思います。」
「でも、そのあと、また元に帰すでしょ、だったら、また来るがね」

「でも、手術すれば、オシッコの臭いはかなり軽減しますし
 行動も徐々におとなくしなっていくはずです」

「手術する気はないよ。捕まえた猫はどうしたらいいの」

「では、猫を解放してあげてください。
 保健所はもうそういう猫を引き取ることはしません。
 それからその猫を殺処分に差し出すこともできません。
 今の行政はそういう流れになっています。」

「だけど、また入ってくるのは困るから、どこかに捨てたい」
「それは、動物遺棄の犯罪ですよ」

車にキズつけられる、2階のベランダには、いろいろなところから
ジャンプして入っていくる という話をうだうだと聞かされながら
(そういえば、ねりまねこ さんのブログに、新兵器がでていた)
と、思い出し、それを伝えることにした。

「猫を車に近づけないようにするには、音波を出す機械があります。
 まず、キーワード ねりまねこ で検索してください。
 猫よけ新兵器 というような記事があり、そこで紹介されてます。
 で、その型番や商品名入れて、楽天市場で探せば
 最安値のショップを見つけられます」

このときは、「分かった、やってみる」 と相手は言っていた。



猫よけ新兵器 というのは、ガーデンバリア という商品名で
ねこよけ110番 に詳しい説明が出ていることが分かった。

捕まえたという猫のその後も気になり、18時ごろ、こちらから電話をかけた。
「午前中に話しました、ねこの件ですが、ガーデンバリア という商品
 でした。見つけることはできましたか?」

「うん、それは分かったんだけどさー、
 なんで、被害を受けてるこちらが買わないとならないの」

(どけちー、1680万円もする車を買ってるくせに、
 8000円くらいの、猫バリアを買えないの!!???)

「あの、ガーデンバリアをまず、車のそばに置いておけば
 猫は車に近寄らないと思います。
 二階にもまず、1か所に置いてみてください」

「だって、猫が入ってきて迷惑を受けているってことは
 不法侵入されているわけでしょ
 なんでこちらがそんなことやらなきゃならないの
 もう、こんな猫、どこかに頼んで殺処分してほしいんだわ」

最初は、里子になんていっていたのに、本音はこれか・・と思って聞いていた。
(ここで、反論したほうがいいか、黙ってきいてたほうがいいか・・・)
かなり迷った。

なぜなら、人は不法侵入されるのを防ぐために、セキュリティ契約して
自分のお金を出している
なんで、猫バリアの1コくらい買わないの?

捕まえたという猫を人質にされているようなものだから、ぐっと我慢して
「猫を殺す依頼をしたり、捨てたりするのは、犯罪です」 と再度念押しすると
相手は黙った。
「捕まえた猫は、放しましたか」 と聞いたら、電話を切られた。

この人は、出費を惜しんでいるから、猫の遺棄を業者に頼むような
ことはしないだろうと思う。
腹を立てている猫をいつまでも、敷地内にいれておくとも思わない。
無料で引き受けてくれるところがないと分かれば、解放するだろう とは思う。

明日、緑保健所に電話して相談することに決めた。

相談内容
1.猫が敷地内に入り込み、高級車を傷つける という苦情
 猫除け対策の機械を紹介した
 もう少しこの商品を調べると、「ガーデンバリア180日全額返金保証」
 というシステムもあり、試してみてもだめなら返品できるし
 お金も戻ってくる
 猫よけ110番 というサイトを知らせてほしい

2.緑保健所では、このような苦情に対し、その対策器具を購入する
 場合の補助はあるのか

3.自身で捕まえたという猫を解放したか
 ここを必ず、確認してほしい
 どこかに捨てたとか、業者に委託した という話をした場合は
 今度こそ、警察に通告するべき

4.さらに、この人は、2階の花壇を荒らされている
 糞尿の苦情の場合、これまでどのような対応をしてきたか
 忌避剤の購入については補助をしているのか

5.この人との対話の結果を、私に知らせてほしい

この旦那は、もう私からの電話には出ない
少しヘソを曲げているが、話を聞かない というような頑固なタイプでもない
もし、この旦那が猫を解放していたら、7月ごろ、EM2号を買って
(安心・安全~の補助金で購入予定)
訪問してみようと思う。
もっと良好な結果であったら、補助金で、ガーデンバリアを
購入して、無料で使ってもらうのもいいなと思っている。



4/16 緑保健所は、まだ犬の予防接種で担当職員はみな外回り
夕方戻ってから、連絡をくれることになった。
明日まで、どうやら持ち越しになってしまった。



4/16 17時ごろ、緑保健所の担当職員から電話があり、15分ほど話すことができた。
事の経緯を伝えると、電話口からペンを走らせてメモを取っている音が聞こえてきた。
「自分で捕まえたという猫を放したかどうか、必ず確認してください。
 その結果を、私に教えてください。」
と、念を押した。
「所内で相談し対応を考えます。うまく話せるかどうか分かりませんが
 結果を連絡します」 とのこと。

保健所の回答は
1.超音波を出して猫を忌避させる装置を、2週間/無料 で貸し出しできる
2.そのほかの忌避剤については、紹介できるが補助はない

まずは、結果の連絡を待つことにした。



4/22 (火) 18時過ぎに、緑保健所からの留守電が入っていたが、
公園猫の餌ヤリに行っていて気がつくのが遅くなり、コールバックするのはやめた。

4/23 (水) 16時、緑保健所のカスミ職員さんから電話あり。
1.旦那のお宅を訪問し、超音波の猫よけ機械の貸し出しなどを
 説明し、資料を渡した

2.旦那が捕まえた猫は、解放した とのこと
この豪邸では、犬と猫を1匹ずつ飼っているから、遺棄や虐待はしないと
思ってはいたけれど、やはりほっとした。

それから、動物担当の職員同士で調整してくれて、TNR等についての
面談は、5/8 (木) 16時 と決まった。



「猫の里親譲渡会」 開催のお知らせ



私たち 「天白トラブルゼロ!?」 は、公益財団法人どうぶつ基金(佐上邦久理事長)が主催する「さくらねこ不妊手術事業」の協働ボランティアです。
平成25年度は、20匹以上(名古屋市緑区・昭和区・千種区・天白区)のさくらねこ不妊手術事業を行うにあたり、公益財団法人どうぶつ基金から9頭の不妊去勢手術費全額を負担していただきました。
公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

どうぶつ基金



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