日進市市役所 面談前の整理2014/07/28 02:34

2014年1月中旬、メールで TNR のための相談を受けた。
その方からの依頼が、日進市 TNR ねこ 1匹目
その後、天白区で TNR 依頼を受けた方からの紹介もあり
気がつけば、日進市で TNR 協力16匹
個人で10匹 TNR している人とも知り合えたから、いよいよ
日進市へ報告と 「今後の地域ねこの対応」 をお願いしに行くことになった。



日進市 K町

アパート1階 というのか地階が、駐輪場になっている。
転居した人が放置していったオートバイや自転車が置いてあり、
そこに猫たちが集まってきて餌をもらっていることに、
その相談者 (K-san) は、犬の散歩途中で気づいた。
人懐こい黒猫は風邪をひいていてなかなか治らず、オートバイの
そばに段ボールが置かれ、バイクカバーでうまく隠されていた。
駐輪場には、ドイラフードが数カ所に山盛りとなっておかれていて
若い茶トラ白、キジ白、その黒猫がそれを食べていた。
1才未満の若い猫たちは、そのアパート住人の女性が
世話をしていたことが後日分かり、彼女は、ペット可の住宅に
転居し、保護できた猫から家に入れたい と言っていたものの
その住宅の管理方針が急に変わり、猫の飼育にとても厳しくなってしまったらしい。
そうとは知らずに、相談者 K-san と、私は、猫の捕獲を進めたが
保護先がなくなり、最初に捕獲できたキジ白のメスを私が保護し
次に捕獲できた、ボスねこっぽいシャムmix の大きな猫と
風邪ひきの黒猫を K-san が自宅保護した。

駐輪場は、単なる餌場で、そこに集まってきていた猫たちが
どこで暮らしていたのかは分からず、風邪の治った黒猫だけが
生来の人懐こさもあり、里子になれたが、キジ白のメス、
シャムmix の2匹は威嚇と攻撃がおさまらず、保護を断念し
K-san の庭にリターンした。
庭に戻ってきたときは、餌をもらえる状態だが、近くの広い公園で
暮らしているのではないか・・・と思っている。

K町 での TNR 2匹 (オス・メス)、里子 1匹 (黒猫)
茶トラ白は姿を消してしまった。



日進市 A町

この、K-san の知人である女性から、親子猫2組の手術、保護、
里親探しのための 「猫の里親譲渡会」 への参加などの協力を頼まれ、
日進市に現状報告をするために、同行してもらうことになった。

さらに、私の知人がこの日進市 A町に転居したら、近所に野良猫がいて
どうやら餌やり者を突きとめたらしく、まず TNR 2匹成功した。
その後の餌やりについては、継続中。

A町 での TNR 4匹 (母猫とその子ども) +1匹 (母猫)、オス、メス 計 7匹



日進市 A町

天白区のマンション管理組合からの TNR 依頼で20匹ほど行ったが
そのときの理事長さんから紹介をうけた という女性からの電話相談。
なんと社交ダンス? の先生で、パチンコ店駐車場で、餌を
あげている親子3匹 (妊娠) を堕胎手術するために、捕獲に
協力してほしい とのことだった。

そのパチンコ店の駐車場にいって、驚いた。7~8匹猫がいるという。
まずは相談者 (A-san) が毎日2回、餌をあげている親子3匹の
捕獲成功。3匹とも妊娠していて、近くの獣医さんで堕胎+入院。
この費用は、A-san が負担し (たぶん1匹3万円以上かかっている)
後日、日進市から補助を受けているはず

A-san は、社交ダンスの生徒さんといっしょに餌ヤリにくることもあり
その餌ヤリは、可愛がっている猫にだけ与える方法だった。
他の猫たちは、余った餌にありついて生き延びているらしい。
A-san たちが、余った餌を食べる猫を 「どろぼう猫」 と呼ぶのには閉口した。
駐輪場のコンクリートに直接、ドライフードをまいているが
それらをすべてキレイに食べているのだった。
A-san たちはもう1年以上、餌ヤリに通っているから、パチンコ店の
景品交換所の人たちともかなり親しくなっていて、餌やり状況を
いろいろ知らせてくれるようになった。

まず、パチコン店の駐輪場にこれだけの猫たちが集まるのは
掃除担当の人が、22時過ぎから、ドライフードをまく
それらを猫たちが食べてから、駐輪場を掃除している

そのパチンコ店の立体駐車場に隣接して、ひっそりとした公園がある。
その公園で、10匹の猫を TNR しているご夫婦と知り合った。
A-san が手術を決心したのは、そもそも、この夫婦の旦那さんが
A-san やパチンコ景品所の人たちに、「手術しなくちゃいかん」 と
顔を合わせるたびに説得してくれたから らしいのだ。

10匹の TNR をしてきたご夫婦 (S-san) は、近くのマンションに
転居してきて、公園猫たちに気がつき、根気よく餌付けして、
慣れた猫を抱っこしてキャリーに入れ、TNR してきた という。
だから、公園の猫たちはとても穏やかで、必ず皿からフードを食べている。
この公園は、行き止まりになっていて車も来ない。
10匹の猫のうち、1匹は里子になり、現在は9匹。

S-san から捕獲相談を受けたのが、どうしても捕まらないキジトラ。
このキジトラは、やや長毛で、3月に妊娠していることが分かり
何度も捕獲を試みたが、失敗の連続で、出産となった。
ところが、育った子猫は1匹のみ。
その子猫も捕獲しようとしたため、公園には来なくなったらしい。

パチンコ店の駐車場に集まる猫は、7~8匹。
A-san に協力して、3匹を TNR できたから、残りの猫を 私費 TNR することにした。
そして、2匹終了。(オス、メス-堕胎手術)

S-san と公園であったとき、お互いのターゲットが一致していることが分かった。
キジトラのやや長毛で、「どろぼう猫」 と呼ばれている仔。
S-san は、餌をあげる猫は手術する主義 ときっぱり言う方で
そのキジトラやや長毛の猫は、費用を負担してくれることになった。
しかも、S-san はそれまでの10匹を、アニウェルという動物病院で
通常の飼い猫費用で行っている。後日、日進市から補助を受けているものの
野良猫費用とは比べられないほど高額なのだ。

7/23 (水)、22時過ぎからの餌まきのときに、捕獲しようと、S-san と
待機していたら、なんとその日は、掃除の人たちは休み。
それで捕獲器2台を夜通し設置し、ようやく1匹の捕獲に成功。
これもキジトラやや長毛で、堕胎手術になった。

残りのターゲット  よく似たキジトラやや長毛 2匹 (2匹とも妊娠している)

7/24 (木) 22時ごろ、再びパチンコ店に行き、餌ヤリ掃除の女性と話した。
これまでも苦情を受けたことがあるそうで、最初は警戒されたが
「手術するために協力してください」 と頼み、餌ヤリ中止をお願いした。

掃除は1週間ごとにスケジュールを決めていくらしい。
パチンコ店は月曜休み
掃除は、どうやら水曜休み --- これは変わることもある

水曜~金曜  餌ヤリ中止 → 夜通し捕獲器設置
キジトラやや長毛の残りの2匹は、何度も捕獲器を見ていて
よーーく分かっている。超手ごわくなっているのだ。
空腹に追い込むしか方法はない。

日進市役所に報告し、このパチンコ店を問題エリアとして認識してもらいたいと思っている。

S-san のこれまでの TNR 10匹 (オス 3匹 / メス 7匹)
A-san の TNR メス 3匹 (みな堕胎)
さらに、3匹 (オス 1匹 / メス 2匹)

16匹の TNR のうち、オスは 4匹
残りの緊急ターゲットは 妊娠猫 2匹
ここまでメスの多いエリアは初めて。

18匹のうち、オスは4匹だけ。S-san が TNR をしたからこそ
20匹を超えないでいたのだ。
さらに、子猫が3匹 確認されている。
A-san の3匹、その後の2匹が出産していたら、いったいどうなっていたのか・・・。
ここを想像できる、日進市の職員であってほしい と思っている。



私たち 「天白トラブルゼロ!?」 は、公益財団法人どうぶつ基金(佐上邦久理事長)が主催する「さくらねこ不妊手術事業」の協働ボランティアです。
平成26年度は、50匹以上(名古屋市天白区・緑区・日進市)のさくらねこ不妊手術事業を行うにあたり、公益財団法人どうぶつ基金から6頭の不妊去勢手術費全額を負担していただきます。
公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

どうぶつ基金

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