多頭飼い夫婦 愛護センターに残したもの2012/06/14 14:20

昨日は、ちょっと休息できた。

6/14 11時過ぎから約32分、愛護センターのナルミさんと話した。

最初に問い合わせたときは (6/8)、個人情報は出せないからと、
一般論の話だけだったが、Aさんからの厳しい質問もあり(私は援護射撃と思っている)
「耳カットをしているねこを確認しなかった」という問題点を重く受け止め、
反省した ということで、いろいろ話してくれた。

愛護センターは、ホワイト夫婦を訪問し、今回の事実確認をしている。



ホワイト夫婦のねこ 8匹が持ちこまれたのは 5/22 (火曜)
(つまり、2週間ほど前ではなく、3週間も前)

しかし、その1週間前に、(5/14~18 の週)
生活保護担当のミツ◎さんから、8匹のねこの件でセンターに相談があった。
「どうしても飼えない経済状況と、本人たちはねこを連れていけない状況」
の、説明があり、どうしたらよいか・・という相談だったらしい。

その頃、確かにホワイト夫婦は、家賃滞納が続き、転居を迫られていた。
タクシー代どころではなく、鼻血もでないような状況。
センターでは、「飼い主の飼育放棄を確認する説明をし、その書類を渡した」
そして、センターの持っている、キャリーケージも貸し出したという。
そこに、ミツ◎さんは、ねこを入れたのだ。
彼はそのときのことを
「あの子たちが、可愛がられていたとは感じられなかった・・」と言った。

ホワイト夫婦は、私たちが不妊手術した5匹のメスのうち、1匹だけを
親戚に里子にだし、自分たちで去勢した白黒のオスと
未去勢の茶トラのオスとの、2匹を残し、8匹を飼育放棄した。
ちなみに、飼育放棄の書類は、1匹につき、1枚。署名と押印。

今後の確認は、生活保護担当のミツ◎さんがしてくれる。
二度と、だらしなくねこを増やさないように。
茶トラの去勢に関しては、ナルミさんにせっついてもらう。



センターが反省した点
・ホワイト夫婦、本人に連絡を取らなかったこと
-- 携帯電話がなく連絡をとれず、接触をあきらめてしまった点
・ねこを本人が連れてこず、ねこのことはまるきり分からない代理人による
持ち込みのため、耳カットの確認もしなかった
-- ねこはみな触れる仔だったのに、それすら伝えられていなかった
-- ねこはみな、キャリーのなかで縮こまっていたため、そのままにしてしまった

今回のことは、今後に生かす・・・とのこと
・代理人による持ち込みの場合は、飼い主本人の事情聴取を行う
・安易なサービス(殺処分) をするわけにはいかない

私たちも、すぐに事実確認をしなかったことが一番の反省点



愛護センターの受付担当は、5名とのこと(ナルミさんも含めて)
私が、「5名の方がみな、ナルミさんのような気持ちになっていてくれればいいのですが」と言ってみたら
「それは、みな、同じ気持ちです」と、きっぱり言った。
-- Aさんには、信用しすぎてはいけない と言われているけど
「では、信じます」と答えた。

2012年4月~5月、まだ未集計とのことだが
飼い主自身によるねこの持ち込みは、10件未満
連絡のほとんどが、生まれたばかりの乳飲み子の引き取り依頼。
その場合、たとえば、軒下とか庭の隅にいる・・というようなときは
その子猫たちを別の場所に動かして、母猫に
「元の場所は、飼育には危ない」と、気づかせるよう指示する。
すると、連絡のほぼ半分は、親猫がどこかに連れていくらしい。
そして、残りの半数は、親ねこが見捨てた・・・と判断し引き取る とのこと

センターが引き取るねこは、
・飼い主による、飼育放棄 (殺処分になることを念押し)
・ケガなどでひん死のねこ
・親ねこに見捨てられた乳飲み子 -- 自分で生きていけるなら引き取らない
● 親猫が育てている子ねこは、引き取らない。(断る)

センターの職員は5名なんてものではなく、もっと多い。
その中の、5名の人たちが、このルールを徹底して対応してくれるなら
ねこの引き取りは減っていくように思う。

そして、ナルミさんから
「センター一括になったため、保健所に連絡があっても、センターには
連れてこない というケースも増えています。
それが、捨て猫につながっている懸念もあり、今後の課題です」
という、説明があり、TNR エリアや、捨てねこのエリアの情報を欲しい
と、言われた。天白保健所に連絡するとき、センターにも Fax しようと思う。
ちなみに、愛護センター職員は、出張もする。
だから困ったとき、来てもらうことにした。この依頼を断られたら、信用しない。



愛護センターの受付体制

・窓口で、飼育放棄の書類を確認する (1匹につき1枚必要)
--- 委任状ではなく、犬ねこの引取り願い という書類

・まず、ねこをキャリーなどから出して、キズの有無などの身体確認
-- しかし、段ボールにいれられ、ヒモやガモテープでがんじがらめに
なっているときなど、確認できないときもある
-- それは、ねこの逃走防止というのが大きな理由

・ねこは、1匹ずつ確認するため、耳カットを見逃すことはない
-- ホワイト夫婦のねこは、1匹ずつ、キャリーから出すことをしなかった
-- 触れるねこかどうかすら、ホワイト夫婦に確認できず



最後に残った疑問点
・ホワイト夫婦のねこ 8匹を運ぶとき、ホワイト夫婦にも同乗させて
 いっしょに愛護センターに連れていけばよかったのでは?
--- 区役所の公用車を利用していると思われるが、民間人を乗せてはいけないのか?

いずれ、名古屋市に確認や要望したい点
・生活保護の担当者が、飼育放棄された飼い犬やねこを、
 その飼い主に代わって運ぶのは、やりすぎではないか
-- 運ぶなら、飼い主も同乗させるべき

名古屋市の愛護センターは、変わり始めているのかもしれない。
捨て猫がいたら、連絡して欲しいとのこと。
引取りをお願いする連絡ではなく、捨て猫されるエリアの情報を伝える。(出張依頼もしてみる)
以前、ヤマンバエリアの、Fiv キャリアのキジトラを、もしもヤマンバが
処分依頼をしてきても、「受け取らないで」と、保健所にお願いした。
今後は、このような依頼を、愛護センターにしていきたい。

多頭飼い夫婦のねこの行く末 -- どんでん返し 22012/06/12 23:14

2012年3月、初めてホワイト宅を訪問
同年4月2日、子ねこ 4匹を里親探しのために、引き取る

同年4月中旬、ホワイト夫婦、区役所の民生子ども課の生活保護受付に相談
・ねこを10匹飼育しているため、生活がなりたたない、2匹にしたい

5/1、「5/2 に生活保護の審査があるから、ねこを預かってほしい」と、いきなりの電話
5/1~5/2 10匹のねこを緊急避難させる
5/2 夕方には、9匹を戻し、1匹を引き取る
ねこトイレを2コ、ねこ砂、フードを差し入れる

5/2 生活保護の審査 -- ミツ◎さん訪問

再び、いきなりの電話 -- 5/9 再審査があるから、またねこを預かってほしい
オアシスさんが、フードに「これは、テンゼロからの支援」とメモを付けて渡す
このとき、以前のような緊急避難を断った。



生活保護の担当職員は、ホワイト夫婦の経済状況を調べ
2度訪問し、5/9 にねこが10匹にいることを確認した。
里親が見つかればそれが一番だと考えていたし、そのように、
夫婦にも言っていた とのこと。
しかし、この担当者は、そのために協力するボランティアがいるとは知らなかった。
別に私たちのグループのことだけではなく、里親探し活動 というものを知らなかった。

一般的に、生活保護の担当者は、申請相談を受けると
その相談者の逼迫状況を調べ、よほどのことがない限り、
当事者の話を信用する ということが分かった。

ホワイト夫婦がなぜ、そのような困窮に陥ったか、金銭管理の能力についても調べるらしい。
ミツ◎さんは、5月のホワイト夫婦の生活費を1日1500円として管理した。
そして、滞納した家賃、電気代を支払い、他の債権者と、時には
減額を交渉し、5月末には、完済に導いた。
5月の生活保護手当てを、いったん、生活保護課で預かり、
何を購入したいのか確認しながら、管理していたとのこと。
この間はギャンブルや、とても必要とは思えない高額商品などの浪費はできない。

借金がなくなり、6月には、生活保護の手当てをそのまま、夫婦に渡し
夫婦は、買いたい物ができると、電話などで確認してくるらしい。

6月になってからは、ホワイト夫婦は、自分たちがほぼ自由に使える
お金があり、タクシーに乗ることもできるようになったのだ。



そして、最初の相談「ねこの数を減らしてほしい」という依頼が実行された。

6月になったとき、「ほんとうに、ねこを減らしたいか」と、もう一度確認してほしかった。
ホワイト夫婦は「減らしてください」と、他力本願してくるはずだから
「ならば、タクシーで、自分で連れていきなさい」と、つっぱねて欲しかった。

なぜ、生活保護の担当者は、夫婦の金銭管理を行い、
債務の調整や交渉を行い、借金返済に導いたのか?
それは、夫婦の自活への支援であったはず。
その兆しが出てきたとき、なにも律儀に、ねこを連れていく必要など
どこをどう調べても、考えても、見当たらない。
そこまで、引き受ける必要などないと思う。やりすぎなのだ。

生活の建て直しができてきたとき、再考するゆとりが欲しい。
その発想が生まれていれば、8匹は救われていたと思えてならない。
ミツ◎さんは、ねこ10匹の段階を見ている。
最初16匹いたことを知らなかった。
なぜ、10匹まで減らすことができたのか、知らされていなかった。

ミツ◎さんが、もっと老獪に、夫婦に自分たちで連れていけと言ったら
あの夫婦がタクシー代を使うとはとても思えないから、
前のように、オアシスさんに電話してきたはず。
それが最後のチャンスだったと思う。



私はもう、ミツ◎さんを責める気は、これっぽっちもない。
「なんで、僕が連れていかなくちゃならないのか」といった言葉を信用している。
なぜなら、一度だけ、「あの子たちは・・・」と言って、言葉が途切れたから。
ねこちゃん なんて言ったら信用しないが、「あの子たち」という言葉には
心情がでていると思った。

8匹の命は、別の担当者だったら、まだこの世にいたかもしれない。
しかし、別の担当者だったら、1カ月で借金完済はできなかったかもしれない。



今回のことで、生活保護の審査に、「ねこ2匹」なんてばかばかしい
条件はないことが分かった。(もちろん、適正に飼育できることが前提)

もっと、早く、区役所を訪問すればよかった。
いや、私たちは、当初、生活保護の申請に同行するから と言ったのだ。
今思えば、あれほど他力本願だった夫婦が、自分たちで相談に行ったのは
私たちが同行していたら、「ねこを2匹にしたい」とはとてもいえないからではなかったか?

私たちには、里親探しの代行を頼み、区役所には殺処分依頼の代行を頼んだ。
ミツ◎さんは、ケージにねこを入れていったとのこと。
委任状という書状ではなく、区役者側で作成した依頼書のようなものがあり
それを見せて、愛護センターは、ねこを受け取っている。

次は、愛護センターに問い合わせることにした。
ケージでねこが持ち込まれたのだから、耳カットを確認できるのだ。
へこたれたけど、心底、事実確認を怠ったことを後悔したけれど
でも、前を向くことにした。

多頭飼い夫婦のねこの行く末 -- どんでん返し 12012/06/11 22:45

6/11 8:45 区役所の1階ロビーで、オアシスさんと合流

この生活保護担当者との話し合い顛末は、長くなるので
2回に分けて記録します。

A さんも来てくれると思っていたが、私の考えの偏りを指摘され
A さんは、区役所ではなく、愛護センターに行かれた。

「あっ、Aさん、来てくれないって」と、メールを確認しながら
オアシスさんに言うと、「えーーっ」と絶句していた。
私は、少しその兆しを感じていたから、ちょっとだけ、前夜に
何を聞くか考えていたけれど、オアシスさんには寝耳に水で
不安いっぱいになったらしく、ノートを出して、質問事項を書き出した。

2人して、あれきいて、これ確認して、ここを抗議して・・と、直前の
打ち合わせを、区役所2階、民生こども課のロビーでほんの数分。
こうなったら、あたってくだけろだ!! と、開き直った私は
「オアシスさん、私が脱線したら、軌道修正してね」と頼んだ。
ますます、オアシスさんは不安になり、緊張していくのが分かった。

そもそも、怒り心頭になっていたから、生活保護の担当職員の名前を
ちっとも正しく覚えられず、
オアシスさんが「ミツウラ」と、メールもくれていたのに
私、「ヨネミツがね」と人にいい、「ミツウラ」と分かってからも
「ミツナガに・・・」とまた間違えていた・・。"^_^"

心の中で、【ミツウラ】と復唱しながら、受付で用件を述べ
「昭和区の●●さんの生活保護の件ですが、ねこを連れて行かれた
 ことについて、話を聞きにきました」というようなことを言った。

受付「あなたがたはどういう関係の方ですか?」
-- 「●●さんから、ねこのことで相談を受けていた◆◆と★★です」
受付「では、その担当の者は分かりますか?」
-- 「ミツウラさんです」
受付「ミツウラ・・という者はおりませんが・・」

まず、私たちはここで、ひっくり返りそうになり、頭がクラクラした。

受付「でも、ミツ◎ という者ならおります」という言葉に救われて
オアシスさんが「あー、ミツ◎さんです」と答えた。

ミツ◎さんが現れ、相談室4番に入るように言った。
さっさと立ち直った私と、ますます不安になったらしいオアシスさんは
でも忘れずに、IC レコーダーのスイッチを入れて、4号室に入った。



のっけから、不穏なムードで面談開始。
ホワイト夫婦の妻が私たちに相談をしてきた経緯を簡単に説明した。
ミツ◎さんは、あきらかに怪訝な顔で、不快感を隠さなかったから
私も遠慮することなく単刀直入に質問を始めた。

「生活保護を受ける場合、2匹という条件があるのですか?」と聞くと
「私がねこを連れていったことで誤解をされているようですが
 ●●さん夫婦から、今のねこの数では生活していけないから
 2匹くらいに減らしたい という相談を受けたのです」というのだった。

でも、この最初の説明では、信じる気にはならなかった。

「では、2匹というような条件はつけないのですね」
「そうです、ただし、一般的というか社会通念として、適正な
 飼育頭数というものがあり、あの人たちの生活を見ると
 とてもきちんと世話ができない とは思っていました」

オアシスさんも、生活保護の手当てで、ねこの物を買うことは
禁止ということではないのですね・・と確認した。

生活保護 にはマイナスのイメージがつきまとっていて
クーラーは贅沢だから入れてもらえず、冷蔵庫のドアを開けていた とか
電気屋が見かねて、無料でクーラーをつけてくれた・・とか
いい話を聞いたことがなかった。

生活保護は、ゆくゆくは自立するための支援のはず。
しかし、ホワイト夫婦から、そのために、生活を立て直すために
ねこの数を減らしたい という相談を受け、その方向で対応したという。

私たちが、ねこのフードやら砂、ねこトイレを差し入れていたことは
ミツ◎さんは知らなかった。そもそも、そのようなカンパはいらないのだ。

生活保護を受けるための条件 というものを、ホワイト夫婦の話や
そのあと、他からも聞いた同様な話から、すっかり鵜呑みにしていたのが
今思えば、私たちの失敗点。でも、これだけだと思う。

まず、なぜ2匹と限定する という誤解が解け、その点を謝ってから
すこしずつ、穏やかな話し合いになっていった。

次の私たちの疑問は、「ねこを連れて行くしか方法がなかったのか」
ホワイト夫婦から頼まれたとはいえ、そこまでするのはなぜ?
なぜ、自分たちで連れていくよう、突き放さない!!

生活保護の手当てから、それまで滞納していた、家賃、電気代、などを
払っていいのか? ときいたら、OK だと答えた。
そして、最近、ホワイト夫婦は借金の返済がほぼ済んだとのこと。
やっと、買いたい物を、まず買うまえに確認の電話をするらしいが
買えるようになっている というのだ。

では、なぜ、ねこを連れて行ったのか?
それは、ホワイト夫婦にお金がなく、ねこを運ぶ搬送費を払えなかったから。
ミツ◎さんは、自分だってやりたくてやったのではない。
あんなことを、一番嫌なことを押し付けてくるのはずるい と言った。

でも、それならなぜ、約束の期日というものを決めたのか?

ホワイト夫婦によると、「約束の期限が来たから」と、
ねこを連れて行った --- という話になっているのだ。

ねこを連れていく日 については、ホワイト夫婦に搬送の手段がないため
ミツ◎さんの都合と、夫婦の都合を合わせた日 として決めた という。

絶句した。ひっくりかえりそうな気持ちを必死で抑えた。

でも、もうすこし食い下がってみた。
「●●夫婦は、今では、買いたい物を買えるお金があるわけですね。
 ならば、タクシーでもなんでも使って自分たちで連れていくように
 代理で連れて行くことを断わればいいのではありませんか」

ここが、微妙なところで、ねこを連れて行く日を決めていたときは
まだホワイト夫婦に自由に使えるお金はできていなかった。
そうなれたのは、ここ1週間くらいのことらしい。
でも、その日にちについては、ミツ◎さんの記憶もあいまいになっていて
最初、ねこをセンターに連れて行く という相談からスタートしたため
最後まで、その方向のまま、来てしまった らしい。
途中で方向を変える、発想の転換がなかった。

では、なぜ、発想転換にならなかったのだろうか・・・。

-- つづく --
いずれ、この面談の ICレコーダー記録は、音声ファイルとして
テンゼロのホームページに公開する。
今、私の怒りは、ミツ◎さんではなく、ホワイト夫婦のウソに対して
もう、だらしなく多頭飼いしている人たちの相談は信じない。

多頭飼い夫婦のねこの行く末 -- 22012/06/10 23:37

6/11 (月) 9時 問題の区役所に突撃することになった。

私たちは、多頭飼い夫婦と、念書や承諾書を取り交わし
手術の費用を負担し、生活保護審査のために、緊急保護も行い
子ねこ 5匹を引き受け、里親さん探しを代行している。
5匹のうち、2匹は里子になり、3匹はトライアル失敗で戻ってきた。

11匹いた成ねこは、2匹だけが残り、9匹は連れていかれた。
これはもう取り返しがつかない。
考えれば考えるほど、腹が立ってきて、少額訴訟をおこす気にもなっていたが
Aさんから、役所の間違いを正すことが、第一なのだと諭された。



初心に戻って考えた。

生活保護を受けるなら、ねこを2匹にするように言われた という話を、
そういうものなのかと、そのままうけとめていたことは、迂闊だった。
ホワイト夫婦はほんとにお金に困っているから -- 再三、オアシスさんに借金を申し込んだ --
生活保護を受けるのが妥当だと思ってた。 -- 年金より額が多いから

私の目的は、区役所の蛮行を抗議すること
問いただし、その返答によってはさらに、うえに抗議すること

ねこの命を物のように消したことに、なんとか、敵討ちしたいのが、本音
告発してやりたいが、それのもととなっているのは、怒りと恨み
あまり、崇高な気持ちではなかったと思う。
生活保護の担当職員、個人に向けてしまっていた。

私が矛盾に思うこと

・ホワイト夫婦は、生活保護費で、ねこの物を買ったわけではない
・保護手当で何を買ったかレシート等を確認することになっている
・役所は、強引にきめた2週間という期日だけを根拠に、
---- そもそもそんな日数で成ねこの行く末がなんとかなるはずがない
・ただねこを連れていったのだ

合意のうえ と主張する反面、夫婦がねこを連れていかないから、
代わりにつれていった とも言う。
ねこを連れていかない というのは、飼い主の意思のあらわれのはず

動物愛護センターのいう、
「代理持ち込みで委任状があっても、飼い主の意思を確認する」
という説明に矛盾している。
同センターには、持ち込まれたときの対応マニュアルがあるようだが
それが守られているかどうか、怪しいもの。

夫婦が生活保護の手当を受けながら、自分達も働くと、
その給与の分、支給額を減らされる。
でも、その給与で、ねこのものを買うのは構わないはず。
だから、そうやって、ねこを飼っていけばいいと思う。
もちろん、すぐには仕事がなく、収入は増えない。
オアシスさんは、ねこのフードをこれまでも差し入れている。
夫婦は、生活保護の手当てで、ねこを飼育しているのではない。

区役所の職員が、夫婦にどんな厳しい言葉をあびせようが、
それは夫婦の身から出た錆。同情など感じない。
でも、その厳しさの矛先が、ねこに向けられるのは、
間違っていると、思う。

職員は、生活保護という餌を夫婦にちらつかせ、指示したと想像する。
日雇いや派遣の仕事口のない夫婦にとって、
手当は喉から手が出るほどほしいもののはず。

夫婦がどれほど抵抗したかはあやしいものだけど
でも、こっぱ役人は、こうして、人の心を殺していく・・・。
そう思えてならない。

あすは、合意という根拠を問いただしたい。
そして、そもそも「2匹」とするのは、名古屋市が定めていることなのかどうか・・・。
かつ、どのようにして、9匹のねこを連れて行ったのか。
センターの受け付けでは、どんな対応がなされたか?

愛護センターは、代理による、犬やねこの持ち込みには
委任状を確認し、それがなければ、受け付けないと説明した。
さらに、飼い主自身の意思も確認していると答えている。

今年の4月から、センターは、いったい何件の持ち込みを拒否したか?
受け取りの条件を厳しくしているのなら、拒否するケースが出ているはず。
拒否がゼロだったら、何も変わっていないのだ。

多頭飼い夫婦のねこの行く末2012/06/09 01:46

5月は、助成金の申請期限がいろいろ重なり、あっというまに過ぎた。

名古屋市の安心・安全、快適まちづくり活動補助金の申請顛末を
記録しようと思っていた矢先、とんでもないことが起きていた。

多頭飼育の夫婦、5月に生活保護の受給のめどがたったものの、
その費用でねこのフードや砂を買うなということだったから
月に1度ほど、オアシスさんがフードを差し入れていた。
そして、6/8 (金)、ホワイト宅のドアの前にフードを置いてきたら
電話があり
「2週間ほど前に、区役所の生活保護担当職員がやってきて
 ねこを2匹にする期限がきたから」
と言って、ねこを連れていったというのだ。
ホワイト宅には、2匹の成ねこだけが残った。

仕事がなくても、働かなくても、10万円以上の生活費を受給できる、
その飴を目の前にして、夫婦は、ねこ9匹を差し出した。
その男性職員がどのような物にねこを入れていったのか
ホワイト夫婦は語らない。
もう聞かないで欲しい というらしい。

オアシスさんから電話がきたとき、あっけにとられたが
まだ17時前だったから、オアシスさんが区役所に
私が、愛護センターに電話をいれることにした。

愛護センターに、2週間ほどまえに、昭和区役所の職員が
成ねこを9匹、センターに連れていったはずだが
そのねこたちのうち、5匹は手術をしてあり、耳カットをいれてある
どうなっているのか教えて欲しい・・・と頼んだ。
愛護センター職員の、ナルミ氏が応対してくれた。

飼い主ではない人がねこの引取りを依頼してきた場合、
身分を確かめ、飼い主からの委任状の提出を求める とのこと
これまでのようなスイスイ引き受けをしていない とのこと
さらに、委任状があっても、飼い主に連絡を取り、意思を確認する とのこと

しかし、個人情報があり、そのような引取りをしたかどうかまで
知らせることはできない・・という返答だった。
耳カットをいれてあるが、確認しないのか と聞いてみると
「耳カットいれてあったのですか・・・」と、ちょっと絶句していた。

しかし、段ボールなどにいれられヒモでぐるぐるに縛られていて
凶暴なねこ というような説明を受けると、脱走の危険性もあり
その箱を開けて、耳カットを確認することまではできない・・
という、あくまでも一般論としては という説明だった。

持ち込んだのが、区の職員である以上、「委任状をもっているはずですね」
と、念をおすと、そうでなければ、引き受けないです と答えた。

さらに、生活保護を受けている夫婦だから、携帯電話もない。
どうやって、意思確認をするのか? と聞くと
「そういう場合は、こちらにも手段があるから、区の担当に
 再度、意思確認を依頼します」とのこと。

しかし、公務員同士、なあなあにやってる感じがプンプンした。
センターに持ち込んだのが、区の生活保護の担当職員。
その担当者に、飼い主の意思確認を再度聞いてどうなるのか
処分の合意だと答えるに決まっている。

オアシスさんが、区の担当に電話してみると、「合意の上」という返答を
繰り返したらしい。
しかし、その担当者も、ホワイト夫婦も、「委任状を作った」ということは
一言もいってないことが分かった。
どうせ、生活保護を受けるには、こうしろ、ああしろ、言うことをきけ
というやり方なのだ。

動物ボランティアの第一人者 Aさんに事の経緯をメールし、相談した。

・まず、生活保護を受けるには、ねこ 2匹までという条例はない
--- 慣習のように、2匹までなら許容とかなんとか決めているのだ

おそらく、9匹のねこはもう、灰になっている。
どのようにして、ねこを連れて行ったのか?
段ボールに詰め込んでいったのではないか?
遅かれ早かれ、ガスで殺されるねこが、息苦しかろうが
暑苦しかろうが、どうでもよかったのだろう。

6/11 昭和区役所に、説明を求めるために、面談を申し込むことにした。
その場で、いろいろ突きつけてやりたい。
返答や対応しだいでは、市役所の公聴課へ抗議する。
私たちは、5匹のねこを手術するとき、ホワイト夫婦から承諾書をとっている。
場合によっては、区の担当者に対して、少額訴訟をやってみようと思う。

ホワイト夫婦のねこたちは、みなおとなしい。されるがままだ。
抱き上げて、段ボールなどに入れるのは簡単だっただろう。
この夫婦に同情の余地はない。
テレホンカードをあげたのに、肝心なときに連絡してこない。
5/1、緊急保護をしたとき、10匹のねこたちは、ちゃんとトイレを使って、
ご飯もキレイに食べていたことが思い出される。
あの、ほんの2日間、ゆっくりできたのだろうか・・・。