段ボール + 捕獲器2017/02/09 21:55

夜通し捕獲のための準備

2月は手術の予約も取れず、TNR の予定なし

3月は、毎週金曜日に2匹ずつ、手術予約を取れているが、この月に TNR するメス猫は、堕胎手術になることを覚悟している。

昨年の12月から、もう一度保護したい猫の再捕獲に、ずっとチャレンジしている。
この猫は、9月末に TNR した、茶トラのアメショー mix で、やや長い毛
捨てられたか、置き去りにされたか、痩せた身体で、住宅の駐車場にやってきた。
9月の捕獲のときは、この茶トラを狙っていたのではないのに、あっという間に捕獲器に入ってしまったため、あまり餌付けもできていなかったが、TNR した猫。

リターンしたあとは、餌を食べにやってくるかどうか不安に思っていたけれど、数日後、この仔の独特の鳴き声を聞いたときにはほっとした。

9月に TNR したから、「茶9 (チャック)」 と呼んでいた。
チャックは、雨がふると姿を見せず、2日ほどしてからまた現れる・・という不思議な猫。
複数の餌場があるのか? と思っていたが、あまり太ってはいない。
どこかに隠れていて、私の車の下にやってきて、特有の鳴き声をあげる。

人を見てもすぐには逃げず、鷹揚なところがある。
昨年、16匹以上の個人宅の TNR に協力した方から、「ケガをした猫や、捨てられた猫だったら、庭につれてきていいよ」 と言ってもらえたから、このチャックをその人の庭に連れて行こうと思っている。

しかし、このチャック、二度目の捕獲器にはいっこうに入らないのだ。
驚くほど上手に、フードだけ食べて、捕獲器から出ていくらしい。
この2カ月、車の下や、後部やサイドに仕掛けた捕獲器は、ほぼスカ。
時々、これまで捕獲できなかった猫や、見知らぬ猫が入っていて、思いのほか、自分のエリアの TNR が進んでいる。



夜通し捕獲をするときは、段ボールなどを利用する。

1.段ボールを用意し、捕獲の入り口を作るために、両端に切り込みをいれる

2.ガムテープなどで、切り込みをいれた段ボールを補強しておく

3.段ボールには、新聞紙、または、ペットシーツを敷く

4.この段ボール+捕獲器を、安全に夜通し設置できる場所にしかける

5.捕獲器に、猫が入っていたら、捕獲器の入り口が、段ボールの奥にむくように、捕獲器の向きをいれかえておく
 このとき、新聞紙の上に、ペットシーツをしいておいたほうが無難

6.手術のときには、この段ボールに入れたまま、動物病院に預けている

7.適当な段ボールがないときや、夜通し設置した場所が狭い場合などは、プチプチシートで、捕獲器を覆うこともある



いよいよ、猫の発情シーズンたけなわ。
太陽がまだ昇らないような、暗い明け方に起きて、捕獲に向かうことからは卒業できた。
捕獲されたら、手術に耐えなければならない猫を、少しでも寒さや冷たさから守りたいと思う。



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