乗りかかった船の TNR -- 22014/05/07 12:26

TNR 6匹 (上段がメス、下がオス)
相談者の H-san は、3月の初旬、名古屋市内で活動しているという
ブログに、TNR 相談のコメントを書き込み、自分のメールアドレスも
書いて、返信を待っていた という。
しかし、何の返信もなく、再び検索しまくって、「天白トラブルゼロ!?」の
ホームページを見つけてくれて、メール相談をくれた。
その間に、1カ月以上経過している。
3月初旬に対応していれば、もっと早くTNR に取り掛かることができたはず。



4/16 19時ごろより、2匹捕獲
4/17 2匹手術 (レボ+3種ワクチン) オスとメス (妊娠なし)
4/18 20時頃、リターン 、その後もビニール袋フードあり

4/23 18時半ごろから、捕獲開始。ビニール餌袋なし。
側溝に入れた捕獲器に、サビとアメショー のmix (背中とお腹の模様がアメショー柄) ぽい猫が入った。
H-san によると、昨年見かけた親子猫 (母とちび3匹) の親に似ているとのこと
次に、植え込みに設置しておいた捕獲器に、りっぱな体格のアメショーが入っていた。
H-san によると、妊娠疑惑の猫もアメショーmix
でも、小さな顔で体も小さめの仔だったから、
「いったい、このオスはどこから来た?」 と謎が増えていった。

4/24 2匹手術 (レボ+3種ワクチン) オスとメス (妊娠なし)
サビmix が母猫だったら、妊娠しているはずだから
この仔もちび猫が成長した猫だと判断した。
まだ、母猫がどの仔なのか分からず、あせってくる。
しかも、アメショーのオスは、去勢済みだった。
飼い猫が、ちょっと出てきました というようなことらしく
25日のリターンのときは、公園の中で放したのに
他の猫のときとは別の方向へ走り去った。
その後、この体格の良い、アメショーのオスは現れていない。

25日のリターンのとき、もう一度側溝に捕獲器を設置してみた。
すると、キジトラが入ったため、メスの可能性もあるから
翌日、しっぽさんのキャンセル待ちをすることにした。

キャンセルが出ない場合に備えて、捕獲したキジトラを
2段ケージに移しておいたが、26日、運よくキャンセル発生。
ところが、ケージからキャリーに移すために、ネットをかけようとして
ケージ脱走され、部屋の中で大捕物になった。
けっして攻撃はしてこないが、敏捷で、「オスか」 と思っていた。

4/26 キジトラ 堕胎手術 (レボと3種ワクチン)
初期の妊娠猫で、写真を比較すると、幼さが消えている。
どうやらこの仔が、母猫らしいと判断した。

同日、キジトラをリターンさせると、公園周辺からは離れず
フードが出るのをまっているような感じだった。

H-san もやってきてくれたから、妊娠疑惑の猫を待ったが
この日は姿を見せず、そのかわり、またもや新顔のキジトラが
植え込みの中にいて、あまり逃げず、捕獲器に入った。

この6匹めのキジトラは、しっぽさんの予約を取れず、
別の病院で去勢手術 (3種ワクチンと マイフリーガード)
「メスで妊娠しているかもしれません」 と言って預けたのに
とても元気な男の子だった。
この病院は当日迎えのため、4/28 の夜は、雨のため車中泊させて
29日の夜、リターンさせた。
捕獲器から元気に走り去るのを、H-san も確認し、
その走りっぷりにびっくりしていた。

GW に入ると、しっぽさんのキャンセルも出そうだから、
H-san に捕獲器を預けて、妊娠アメショー を狙ってもらうことにした。
この日から、H-san は歩いて1分くらいの公園に何度もいっては
アメショーmix がいるたびに捕獲器を仕掛けるも
そばまで餌を食べにくるのに、けっして入らない状態が続いた。

5/4 の夜、「また新顔のキジトラぽいのがきて、捕獲器に入ったのに
踏み板の前から首を伸ばしてフードを食べて逃げます」 とのこと。
あー、食い逃げされた とメール交換していたら、
「捕獲器の網目から小枝を入れて、捕まえました」 とのこと。

近寄っても逃げずに、捕獲器の中で追加フードを食べたらしい。
その日の、22時半ごろ、迎えに行くと、捕獲された猫は
どうみても、アビシニアンの血筋。

「また、飼い猫が出てきちゃったかもしれませんね」 と話しながら
翌日は月曜だから、しっぽんさんもその日に迎えに行くことになる。
それで、迎えと支払を H-san にお願いできることになった。

H-san は自分で初めて捕まえた仔でもあり、なにかしら愛情を感じていて
術後の保護をしてみる と言ってくれた。

こうして、7匹めのアビシニアンmix は、不妊手術、レボ、3種ワクチン、
爪切りと耳洗浄をしてもらい、薬入りフードも食べて、威嚇もしなくなった。
穏やかな顔つきになり、里親さん探しに切り替えることにした。
今、このアビシニアンmix は、H-san に 「アン」 という仮の名前を
つけてもらって、私の家の二段ケージで、家猫訓練を始めている。

5/7、再び、妊娠疑惑のアメショーを狙う。
これまで、何度も GW にうかうかしていたら産んでいた ということに
なっているから、今回はあきらめない。
しかし、H-san によると、スリムになっている・・らしい。

「7匹も TNR してきたけれど、費用は大丈夫ですか」 と、ずっと気になっていたことを聞いてみた。
すると、「もう、乗りかかった船だから、やります」 と、きっぱり応えてくれた。

つづく



「猫の里親譲渡会」 開催のお知らせ



私たち 「天白トラブルゼロ!?」 は、公益財団法人どうぶつ基金(佐上邦久理事長)が主催する「さくらねこ不妊手術事業」の協働ボランティアです。
平成25年度は、20匹以上(名古屋市緑区・昭和区・千種区・天白区)のさくらねこ不妊手術事業を行うにあたり、公益財団法人どうぶつ基金から9頭の不妊去勢手術費全額を負担していただきました。
公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

どうぶつ基金



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