名古屋市動物愛護推進員に応募 → 二次選考2014/02/08 14:22

応募用紙

昨年、2013年11月、保健所のシマザキさんから
「天白区にはまだ動物愛護推進員がひとりもいないのです」
という事情を聞き、もしも、シマザキさんが異動になり
次の方がきたとき、これまでとおりに連携できるかどうか考え、
連携していくには、こういう推進員になっておくのもいいかもしれない、
そう思うようになった。

2013年11月19日だったような記憶があるけれど、
その日、「名古屋市動物愛護推進員」 の募集などについて
説明会があるとのことだったけれど、そんなものに行ってる
時間もなく、その説明会に参加しなくても応募はできる とのことで、
シマサギさんから募集要領などの資料をもらっておいた。

2年ほど前の「名古屋市動物愛護管理推進協議会」 の、
それのどこがパネルディスカッション? といいたくなるような
会議を傍聴したとき、こんな推進員になってもしょうがない・・と思った。
推進員となってその中に入ってしまうより、外から苦情をいってるほうが
よほどいいように思ってもいた。

この「名古屋市動物愛護管理推進協議会」 は、昨年、第1回、第2回の
会議が開かれていて、傍聴者もいる。この開催日はいつも平日で
これではなかなか傍聴にはいけない。もっと早く開催日を
知ることができればいいのに・・・という気がしていた。

それで、動物愛護推進員に応募してみれば、内情を知ることが
できるかも・・という期待だけで、申し込むことに決めた。

名古屋市動物愛護推進員 て、ほんとは何をしているのか?
これを自分の目で確かめてみたいのだ。

あきれた、動物愛護推進員についての会議を傍聴したとき
応募要領のひとつに、小論文 というのがでていて、
いったいこの協議会のメンバーの誰が、小論文の内容を
読み取ることができるのか・・・、まったく謎だった。

そして今回、応募用紙に記入しながら、またあきれたことは
小論文というものは、A4 1枚の、たんなるアンケートだった こと。
最初の募集で応募して推進員になった人たちは、小論文を
書いていたのだろうか? もしそうなら、お疲れさまだった・・・と思う。

申込み用紙の最後の欄に、「やりたい活動 (得意分野)」 という項目があり、
1 動物ふれあい教室
2 しつけ方教室
3 きれいなまちづくりパトロール
4 里親探しの手伝い
5 地域の飼育相談窓口
6 地域猫活動の推進
7 その他(                            )

とあり、おせっかい? にも、2 しつけ方教室 に ○ をつけてあり、
これが見本とばかりに用意されていた。
しつけ方教室 てのは、愛護センターがやっている催しであり、
これは、補助要員でもしろ という意味なのか?
まったく、愛護センターの催しを手伝うことが主な活動ではないはず。
6 に ○ をつけて、11月下旬に郵送しておいた。



2014年1月上旬に、「一次選考通過」 というメールがきて
二次選考の面接日について希望日時 (三択) を知らせるように とのことだった。

そして、2014年2月6日 13時45分から 二次選考の面接 という通知が
文書で郵送されてきた。

2/6、寒風の中、名古屋市役所東庁舎 という場所がまったく分からず、
これまたよく分からない場所説明図を頼りに、(というよりまったく頼りにならず)
本庁舎を通り抜けていけば、たどり着くらしいから、門番に教えてもらって
何度も来たことのある、古めかしい本庁舎を通っていくと、
意外にも新しいビルらしい、東庁舎についた。

東庁舎 1F 第11会議室。ちなみに、東庁舎の1階には、第11会議室があるだけだ。
ようやく、会議室発見! とほっとしていたら、懐かしい人に声をかけられてびっくり。
彼女も 14時からの面接とのことだった。
「みなみ」 の里親さんのことなどをちょっと話していたら、すぐ面接になり、
おかけで、なんの緊張もなく、面接を受けることができた。

私が推進員というのに応募する理由は
・推進員が何をしているのか、自分の目で確かめること
・内情を知り、関わることで、要望をだしていくこと
・任期は、たったの2年。我慢できるスパン

昨年、セイケさんから、「動物愛護推進員になって関わったほうがいいのでは」
というメールをもらい、すぐその後で、「でも、なったらなったで、
ストレスがものすごいです。安易に勧めてごめんない」 という
メールももらっている。
セイケさんたち初代の推進員さんたちの任期はあと、1年。
何事も、初代というのは大変だと思う。



面接では、申込み用紙とその裏の小論文とやらに書いた内容について
再確認のようなものがまずあり、
「ところで、推進員になられたら、すぐにできることは何ですか?」 と、聞かれた。
「先ほどいいました、相談された TNR への協力、里親探しのサポート、
 そして啓発 です」
(もっと聞かれたら、愛護センターの下請けはしない というつもりだった)

試験管は3人いて、左端の40代くらいの事務官らしき人は初対面だった。

この人が主に面接を進行し、中央の課長とその横の女性の主任が
その後、追加の質問をされた。

課長からは、これまでの TNR 報告に書いた、F駅でのことを聞かれた。
「この駅での活動はどうでしたか?」
「はい、それはもう大変でした。UR 団地の理事会の役員の人たちとの
面談にこぎつけるまでがとくに大変でした。
今はもう TNR は済んでいますが、新たなねこがくれば、
餌やりさんから連絡がくると思います。」

女性の主任さんからも 「本郷の駅はどうですか」 と聞かれ、
捕獲できるねこの TNR は済んだため、あまり関わっていないことを応えた。

あっというまに、10分の面接時間が過ぎ、最後に
「責任感のない餌やりを説得するには何が必要と思いますか?」
と、聞かれた。

「まず、口では、可哀想だからご飯をあげています・・と言いながら、
 手術のことを言われると、『自分も困っている』 と逃げるような、
 えさやりとはケンカしてでも話し合うしかないと思います。」

「いっそのこと、そういうエサヤリには、餌やりをやめるように
 話す方法はありませんか?」 と聞かれた。

「そういうエサヤリは、餌やりをやめるようなことを簡単に
 口にしますが、やめません。
 マナーの悪いエサヤリの場所をキレイにしておくしかありません。
 1度キレイにすれば、そこがまた汚れるまでに時間がかかります」

その間に、啓発できる・・と言いたいのだが、伝わったかどうか不明。

しかし、無責任な餌ヤリ者と直接関わるのは、けっして、今、
この面接の場にいる役人のあなたがたではないでしょう。
その餌ヤリ者と直接、餌ヤリの場所で話したこともないでしょう。
そういう直接対決をするのは、TNR をしたいボランティア、
そして、同行し説得に協力する心意気のある保健所職員、
今は殺す時代じゃない と分かっている保健委員さんや自治会長。

無責任なエサヤリに、「エサヤリをしないで」 と話す とする。
すると、その汚れた餌やり場所には来なくなるかもしれない。
でも、そのエサヤリは新たな場所で同じことを繰り返す。
ならば、分かっている場所だけでエサヤリさせておけば
その場所をキレイにするだけですむ。

把握できない、新たな、そして確実に汚れていく場所を
それ以上、今以上に増やさないためには、
(エサヤリ側には、悟られないようにすればいいから)
手の内がわかっているところで、エサヤリさせておくのが
折り合い点 だと考えるようになった。

独断きまわりないけれど、これは私的なブログだから、あえて。
私は、ねこを嫌い という人のこと、嫌いではない。
なぜなら、そういう人はねこを飼わない。だから捨てない。
虐待の始まりは、飼っていた仔を捨てること。



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2009年からの公園レッツゴー3匹の行く末2014/02/10 16:26

レッツゴー3匹 「クロッチー」「ちー」「キジロウ」
近所の小さな公園が TNR のスタートだった。

2008年の夏、7才くらいで餌やりさんに不妊手術された、白キジの「ちー」
2014年、13才を超え、ようやく、家に連れて帰ることができた。

2008年11月、公園でのTNR 2匹めの黒猫、「クロッチー」
「ちー」 だけを手術した餌やりおばあさんが名づけた。
左目は光を失っていたが、元気そのもので、優しいオスだった。
2010年の秋ごろ、パニックを起こしたかのように、公園を突っ走っていく
後姿を見かけたのが最後だった。その後、一度も見かけたことがない。
黒猫はとても多いが、この仔のような温和な仔はいなかった。
キジロウととても中がよく、「ちー」 にも優しく接していて、
いつも一番早くから、夕方のエサヤリを待っている仔だった。
エサヤリのねこがいきなりこなくなる・・ということを初めて体験した。
「たぶん、どこかで土に帰ったのだろう」 と思っているが
どうして、あの用心深い仔が・・・・と、今でも半信半疑でいる。

2009年、側溝に隠した捕獲器で捕まえて、TNR できた「キジロウ」
術後、だんだん太ってきて、まん丸になり、とても懐こいねこになった。

2010年、この3匹が必ず公園で待っているから、「レッツゴー3匹」と
呼んでいた。このときの写真が今でも宝物になっている。
生存しているのは、一番年上の 「ちー」 だけ。

キジロウは、2013年6月、キャリーバッグに抱っこしていれて保護した。
このとき、キジロウを保護したのは、「ちー」 がいなかったから。
キジロウではなく、ちー が公園にいたら、もっと早く 「ちー」 を
家にいれることができた。

キジロウは、公園にやってくると、よく太った黒猫のボスに
いじめられ、鳴きながら逃げまわり、ときにはメスねこにさえ負けていた。
エサヤリのとき、私の足元にすぐくっついてきて、ご飯を食べていた。
私にくっついていれば、黒ボスねこにいじめられないことを分かっていたから。
しょっちゅう、「黒、いじめるからご飯抜きー」 と、叫んでいたっけ。

すぐそばを流れる川の土手に隠れていて、ビューッと走ってきていたが
首のまわりに噛みつかれたキズがあり、とても心配だった。
6月に保護した、「キジロウ」 は、FeLV-陰性、FIV-陽性。
猫エイズのキャリアだった。ずっと私の家にいればよかったのに・・。
住宅の大規模修繕の中、ベランダに組まれた足場の階段を伝って
キジロウは、外に戻ってしまった。
その後も、公園にやってきてはご飯を食べていたのに
公園のそばに広い空き地があり、そこが住宅建築ラッシュになったころ、
キジロウは額にセメントみたいなものをつけられて、ご飯タイムにやってきた。
いつもは触られるのも抱っこされるのも嫌がらないのに、
なぜかその塊をとろうとすると、痛いのか、首をふって後ずさりする。
それでそのうち、ガバッと捕まえてふいてやろ・・と思っていたら
二度と現れなかった・・・。

いまでも、住宅建築の職人たちの誰かにつけられたのだ・・と思っている。
あの職人たちのなかに、バカがいたのだ。
でも、そういうバカもいれば、ぎゃくに労わろうとする職人もいると思いたい。
「キジロウ」 は、額につけられたもので命を落としてしまったか
職人の誰かに保護してもらったか・・・のどちらかだと思っている。



2014年になって、「ちー」 を保護することにした。
もう、子ねこや捨てねこの預かりを引き受けるのをやめ、
今後は公園でまん丸になるくらいに食べて生きてきたねこたちを
家にいれることにした。
「小梅」 は、もう帰したし、「みなみ」 は里子になったし。

2月5日ごろから、「ちー」 があまり姿を見せなくなり、どうしたのか・・と
ヤキモキしていた。
2月9日、17時半ごろから公園にいくと、やはり 「ちー」 はこなかった。
レギュラーメンバー (みな、まだ触れない) に、カリカリ+缶詰を与えて
「しょうがないから、ゴミ拾いでもしよ」 と思った矢先、ようやく、
ちー がやってきた。もう警戒心なんてありゃしない。
さっさと抱っこして、キャリーバッグにいれても、ぽかん とした感じ。
おまけに、周りのねこたちは、ちー がキャリーに入れられたことなど
気がつかないのか、おかまいなしに餌をぱくついていた。

こうして、レッツゴー3匹の最後の生き残りの 「ちー」 を
やっと家に入れることができた。
2段の古びた木製ケージの上段の段ボール寝床で
静かにしている。
まだ爪は切れないが、レボリューションはつけた。
ご飯は残さず食べるし、トイレもちゃんと使っている。



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振り回される TNR と ゴ●~● 交渉2014/02/12 22:35

振り回される TNR の2匹目 -- 黒猫の女の子
先週の 2/6 16時過ぎに、動物病院にリターンの迎えにいくと
ム●●さんは、ちゃんと支払いにきていたことが分かった。

オスだと思っていた黒猫は、メス。5カ月過ぎぐらいらしい。
写真を撮るときは威嚇してきたが、捕獲した駐車場で
扉を開けると、意外にゆっくり出て行った。

2/11 の建国記念の日、また日にちを間違われるとまずいと思って、
ム●●さんに C-mail した。
「こんにちは。明日捕獲です。夕方、17時半ごろから設置しますので、
 餌やり時間を遅くしてください。」

ム●●さんは、C-mail なら返信できる。
「了解しました 明日はどうしても母猫の捕獲してほしいです」

あーあ、お金を出せばいうことを聞く・・と思ってるのか、と腹がたった。
「では、明日の朝、母ねこを餌ぬきにしてください」

少しは協力しろ と思って送信したが、返信はなかった。

そして、今日の 2/12、17時20分ごろにいくと、路駐している車の下に
狙いのキジ白母と、茶白が2匹並んで待っているのが見えた。
とにかく、ム●●さんがエサヤリにくる前に、捕獲したくて、
さっそく設置。すぐキジ白母が寄っていくのが分かった。

すると、「餌やり時間を遅くして」 と頼んでおいたのに、17時半ごろ
ム●●さんがやってきた。すかさず、キジ白母は、捕獲器から離れて
彼女のほうに走っていってしまった。
リターンした、白グレーも黒猫も、ちゃんとそばにきていた。

ム●●さんは、自分がいないと、手術済みのねこが、捕獲器に
入ってしまう・・と思い込んでいる。
白グレーや黒猫に先に餌を食べさせ、母ねこを捕獲器のそばに
誘導してくれるのだが、なかなか奥まで入っていかない。

何度も捕獲器の設置場所を移動させては、車に隠れていたが、
これは失敗の兆し。捕獲器の設置場所を何度も変えるとたいてい失敗。

朝の餌抜きはできている。かなり空腹なのが分かった。
とにかく何度も捕獲器に半身だけ入り、釣り餌だけを食べて逃げる。

お寺の駐車場に止めた車を動かして路駐し、その陰に捕獲器を設置。
ム●●さんには、18時半ごろもう一度見に来るからと話し、
「ム●●さんも帰ってください。母ねこに、もう餌をもらえない
 と、分からせたいので」

こうして、18時ごろ別れ、気分転換にコンビニに行き、から揚げを買ってみた。
再び路駐の車に戻ると、ねこは入っていたが、首輪をした茶とら。
このねこは、ム●●さんから聞いていたが、今回初めて確認できた。
太っていて、ちょっとおっとりしている。はっきり確認できていないが、
去勢済みのようにも思えた。
茶トラを解放したら、ぜんぜんおびえた風もなく、去っていった・・・。
これで、次の捕獲のとき、茶トラは入らないだろう、と思うことにした。
から揚げを捕獲器に入れたみたが、もうねこの姿は見えなくなってしまった。
C-mail で、失敗のため、また来週チャレンジすることを連絡した。
ム●●さんから初めて、
「ご苦労様でした 来週よろしくおねがいします」 という労いの返事。

ようやく、手術済みのねこたちは、捕獲器を怖がること、
そうそう思ったようには捕獲できないこと を分かってくれたらしい。
来週、2/19、朝の餌抜きをしてもらい、エサヤリにくるのを、
18時以降にしてもらう。
お腹が空いているから、母ねこは早くからきて待っているはず。



ゴ●~● から、2/10、約束通り、電話がきて
「目の治療があるからねー、14時からだと出かけなくちゃならないのでねー」
「では、13時から ならいいですか」
「そうねー、それならだいじょうぶです。そんなに長く話せないけどねー」

このとき、ちょっと頭のなかで、ピン と思うことがあった。
「そうですか、では、30分くらい?」
「うーん、いや、14時ごろまでなら・・」

ふふふ、やった。しめしめ、とほくそえんだ。
こちらから、14時まで と言ったら、きっと、もっと短く・・というだろう。
でも、先方から、14時までなら と言ってきたのだから、
ひとまず、交渉のスタートを切れた。

次は、シマザキさんの予定を変更してもらうことだが、
「ゴ●~● の件、しつっこく引き伸ばし作戦に出るようであれば、
 とつぜん突撃することもできますので、おっしゃってください。」
とのメールがきていたから、もうこっちの都合優先だ と思ってもいた。

シマザキさんも、13時から都合をつけてくれることになり、
明日、2/13 (木)、13時 決戦開始 と決まった。



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クレーム現場 ゴルフシティ との交渉 -- 決裂2014/02/13 22:57

2014年2月13日 (木) 13時 シマザキさんと待ち合わせて、
ゴルフシティ の事務所を訪問した。

ゴルフシティ に関する苦情
2009年3月 そのころはユーストアという名前だった店舗で
「野良猫相談会」 というのを開いたとき、寄せられた苦情現場の一つ。
訪問して、手術の説明をしたが聞く耳もたずの対応。
「手術はしない、勝手にやれ、話などしなくていい。
 外に出ている飼い猫に、代わりに餌をやってるんだ」

2012年、保健所にクレーム電話があったそうで、シマザキさんが訪問し、
ねこトイレの設置をお願いした。--- 設置するとの応答

ゴルフシティ の ねこトイレ実情
 店舗前の車の下に、丸いタライに砂をいれたものを置いている
 しかし、ねこがトイレを普通に使うに足る 高さの余裕 がない
 あいかわらず、周辺にねこのフンがある

2013年2月 7匹のねこに餌をあたえている と、豪語した
同年2月より、TNR 開始。7匹ほどのねこを確認済み
しかし、3月になると7匹のねこは半数以下になってしまい
TNR ねこ は3匹のみ (メス 2匹 / オス 1匹)



事務所に入っていくと、電話のイ氏と、事務服の女性の2人だけだった。
(2009年の訪問時は、もっと従業員の数は多く、多少活気もあった)

イ氏 「なんですか?」
「今日、13時から伺う約束になっていますよね」 と、シマザキさんが応えると
あー、というような顔つきで、自分の机の横にある、2人かけソファーに
座るように示した。

私が電話をしたヒグチですと名乗り、シマザキさんも名乗ってから
「2年ほど前にもお会いしましたね」 と言うと、
「そんなこと、覚えてないっ」 との、不必要に大声の返事。

シマザキさんはもう一度、2年前のクレームの件を説明し、
ねこトイレの必要なことや、餌を与えることをやめるように
言うつもりはないこと、手術をすることの大切さを説明し、
次に、カイセンの皮膚炎のことを話すはすが・・、
いきなり、事務服の女性が割り込んできた。

「さっきから聞いていれば、なんですか、その話し方。
 タカピーで、ため口で、そんな話し方ないでしょう」 という。

てっきり、私の話し方のことだと思ったから
「ここのねこの状況を、2009年のときから見てきています」
と、追及を始めようとしたら、
「ため口の話し方はやめてください。なってないでしょ」

シマザキさんの説明のしかたのことを言っているのがようやくわかった。
「そうでしたか、それはすみません」 と、謝っていたが、
そういう自分の上司 (イ氏) の話し方はなんなんだっと言ってやりたかった。

イ氏の言い分
・ねこがお腹を空かせているのを可哀想だとおもって餌をだしていた
・自分ができることしかできない
・何をするかは自分がきめること

というのだが、現在、私が最初に TNR した白茶の、カイセン皮膚炎の
ねこを事務所にいれて飼っているのを認めた。
何度もねこのことを聞いたが、イ氏が世話をしているというねこは
その白茶と、全身カイセンではげている白のやせっぽちのねこ のみ。
しかも、カイセンの白猫はもう姿を見せないとのこと。
今日も事務所前の駐車場で待っている、白黒ハチワレのねこのことは
もう、この人の 「餌をあげるねこ」 の範疇に入っていないのだ。

このゴルフシティは事務所のみで、2人は通勤しているらしい。
土日は無人になるから、車の下に餌を置いていくことがあるという。
しかし、白黒ハチワレには数日前から餌やりをやめた と言った。

私の最終的な折り合い点は 「ゴルフシティがエサヤリを続ける ならば
こちらはねこの TNR をする」 これだけ。
こんなヤツに頭をさげて費用のお願いをする気はもうとうない。

「手術のすんだねこたちには、エサヤリを続けてほしいのです」 と
その気があるのかどうか確かめてみた。

「それはできることだから、やりますよ」

「でも、さきほど、白黒にはエサヤリをやめた と言われてましたね」
「あのねこには、餌はやらない。これからもずっと」

「なぜ、そういうことになるのか、まったく分かりません」

以前は事務所の前に餌を出して帰っていたが、ねこがたくさん集まるため
餌を置いておくのをやめた というのだ。
(周囲に、7匹も面倒を見ている と言ってたのは誰だ?)

「では、夜ではなく、今日のように外でずっと待っているのだから
 餌をあげることはできませんか」
「しない。あのねこには餌をあげる気はない」

事務所訪問をする前、事務服の女性が車の下の餌皿を片付けていた。

私とイ氏がすぐ口論になるから、シマザキさんが
「でも、ねこのことを考えているという点で、それほど隔たりが
 あるというわけではないと思いますよ。
 うまく関わりあいながら・・・・」 という提案をしてみてくれるのだが
「うまく なんて関係ないっ」 とつっばねてくるのだ。

こういうやり取りが何度かあり、私はもう、コイツと友好的な
関わりをもつために努力する気なんてすっかりうせた。

「私は、TNR したねこの写真を並べたチラシを、近所に配ってきました。
 ここでも、このねこたちのチラシを配るつもりです。
 そこには、もう増えないから、このねこたちが庭にきたら
 餌をあげてください というようなことも書くつもりです」

「やればいいだろう、かってに」

「これまで、ねこが7匹以上集まるようなエサヤリをしておいて
 なんなんですか、その態度!!
 私は、2009年に貴方に追い払われたときのこと、今でも
 腹を立てています。貴方への怒りはもう氷解しませんっっ」

「えっ、なに?」
「ひょうかい し な い ってこと」
「なに?」

そうか、こいつ、氷解という言葉をしらないのだ と分かった。
「きえないってこと。溶けないってこと」

「おれっだって腹をたててるわ」
「お互いさまですね。」

ほんとうに、シマザキさんが同行してくれてよかった・・と思った。
でなければ、ここまでケンカ腰の対話? はできなかった。

「近所にアンケートのポスティングをすることも考えてます。
 このねこたちを TNR したこと。いなくなったねこの情報。」

「なんで、おまえがそんなことをしていいんだっ
 やっていいはずがないだろ」

「住人ですから。私はこの町の住人なの。
 自分が住んでいるところのねこを調べるぐらいしていいでしょ」

「そんな時間があるんならな」 「ありますから」

「野良猫相談会を開いたとき、ここのクレームの多さを知ったのですよ」
「どうせ、おまえがいいふらしてるんだろ」

ばかだ、ばかだ とは思っていたが、ほんとうにまぬけだと思った。

「私がここにきたのは、きょうで2回め。2009年にきて、次が今日」



気が清々し、私はすがすがしく、決裂した。
でもずっとこういうケンカをしていたのではなく、ねこトイレや
ねこハウス の状況改善もちゃんと話したのだ。

「車の下に、砂を入れたタライを置いても、ねこは座って
 トイレをするわけだから、使いにくいはずです」
こういう話のときは、イ氏もだまって聞く。

「駐車場にある、小さな犬小屋の中に、ねこトイレを置いてみては」
という、具体的な提案になると、きまって
「そんなことは自分できめる」 というのだ。

シマザキさんが、カイセンという皮膚炎のことを説明し
いくら薬をつけても毛布などを替えなければ、感染していく と話し
「私は獣医師でもあるので、このカイセンについて・・」 とさらに言うと
「そんなことは関係ない」 とつっぱねてくる。

ねこトイレを置かない というのではないが、
「トイレを置いたからといって、ねこが 100% 使う という保障はないし
 周りに畑があるからそこでするほうが多い。」
というよう言い逃ればかりするのだ。

なにかにつけて、うまくいかない場合の責任逃れを、ねちねちと話すのだ。

「カイセンの治療をしても、ねこはどこを歩いているか分からないから
 またすぐ、ぶりかえす。だから、完全に治せるとはいえない」

カイセンの症状がでてきたのは、2年ほど前からだといっていた。
私の住宅付近の公園ねこたちにも、6年ほど前までは
カイセンねこがいたらしいが、餌やりさんが根気よく、
餌に薬をまぜて与えたことで、今はもうカイセンねこを見かけない。
この話をして、「レボリューションと、餌に混ぜる薬」 を勧めたのだが
いつも、「100% 治せる とは限らない」 という返事。

最後に、シマザキさんが
「ねこに餌をあげてきて、ねこが頼るようにしてしまったわけですから
 まずはこのねこトイレを検討してください」 といって、
ねこトレイの資料を渡し、イ氏はそれを受け取った。

こうして、13時から始まった話し合いは、50分ほどで終了。

外にでると、白黒ハチワレはまだすわっていて、シマザキさんが
「あー、カゼもひいているね」 と言っていた。
このねこは、明らかに捕獲したときより、弱っている と思った。

「餌をやらん  と言ってるけど、やってるでしょう」 と2人で話した。

ゴルフシティ は、「手術はしない。餌をやるのはこちらのかってだ」
といったのだから、それを立ち位置とするなら、ねこトイレを実施するべき。
なのに、こんどは 「ねこに餌をやらない」 ときめている。
2009年のときの対応も、今回の対応も、自分の都合できめていいことだと、
それが「自分できめる」 ことなのだと、ポーズをつけている。

「自分できめたこと」 ならば、その結果も受けとめてこそ、
「できることをする」 ことになる。

次は、町内ボスティング。これは、「困っています」 というテーマで
作ることにしている。



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天白の放浪犬 と 資材置き場2014/02/14 00:42

ゴルフシティ との話し合いはむかついた。
でも言いたいことをかなり強い口調で投げつけてやったから満足。

で、シマザキさんが
「ちょっといい話もあるんです。
 天白区の放浪犬? のことを知った、小学生の男の子が
 なんとかしよう と学級で話し合って、ある児童が親を説得して
 その犬、捕まえたら飼っていいことになったから
 絶対に殺さないでください  と頼んできました。
 別にこちらは処分しようとしているんじゃないよ と話しましたよ。
 で、家のゴミを漁ってるよ と教えてくれたおじさんに
 『捕獲器置かせて』 と頼んで、さっきハイエースに
 車を止めてきたから、餌を買って帰ろかなあ・・。
 飼い主が出たから、こちらも捕まえるのに力が入ります」

ちょうど、ハイエースは犬やねこのフードをバーゲンしている。
銀のスプーンやねこ元気のパウチが、50円。
ただし、7才、10才、13才、15才 という高齢ねこ用。
でもおかけで、ごっそく買いだめできた。 >^_^<

ゴルフシティから帰るとき、前から気になっていた資材置き場を
通ってみたら、作業をしている人がいた。
「今だ、この人と話せる」 と思って、勇んで車を止めた。

まず、近くに住んでいる●● と名乗ってから
「そこの奥の小屋で、子ねこが生まれていませんか?
 もし、生まれていたら捕まえて飼い主を探したいのです」

「あー、実は毎年、ちょこちょこしていてねー。気になってます。
でも、しばらくすると、いなくなるけどね。
 冬は車のエンジンルームに入っていることがあって、
 エンジンをかけたときに大変なことになることもあるし。」

そう話しながら、小屋の戸をあけてくれた。
「あっ、いるいる」 という。成ねこのお尻のあたりが見えた。

「あの黒いねこ、去年手術した仔のような気がします」
「えー、そうなの。2~3年前は、朝くるとねこが死んでたこともあったよ」

今後、小屋の前に捕獲器を置いていい ということになった。
その時は捕獲器の上に、名前と連絡先を置いておきます と約束した。
夜は、トラックなどが止まっているから、道路から捕獲器を隠してくれる。

すぐ近所の美容室で 10匹以上のねこを手術していることも話しておいた。
去年の 12月に捕獲した 「みつみつ」 は、狙っていた白三毛ではなかった。
あの白三毛が産んでいたら、もうすぐ2カ月くらいの子ねこがでてくるはず。
やはり、この小屋が出産場所なのだ・・・と確信できた。

ゴルフシティ の後、私にもちょっといいことが起きた。



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