12/16 (金) ねこの適正飼養普及啓発講演会 ― 2011/12/29 23:16
「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」 |
12/16 13時~15時半 名古屋駅からすぐの「ウインクあいち」
主催 愛知県健康福祉部健康担当局生活衛生課
まずは、「地域猫」発案者でもある、黒澤氏の講演から始まった。
天白トラブルゼロ!? の冊子を作るとき、横浜市役所に電話し
「地域猫の考え方」のチラシを PDF で送ってもらった。
そのとき、その冊子をコピーして配布したいことなど
電話での相談を受けてくださったのが、黒澤さんだった。
説明は明快で楽しかった。
でも、オアシスさんと話しながら、愛知県の「地域ねこについての姿勢」
というものは、いつ説明があるのだろう? と感じていた。
休憩を挟み、愛知県の動物管理センター 柘植氏からの現状説明があり、
県の動管センターに持ち込まれる所有者不明のねこの6割は子ねことのことだった。
同センターでは、ねこの里親譲渡にも力をいれており、
数年前 譲渡100匹が、今年度は 380匹を超えた とのこと。
その後、意見交換になった。
「地域ねこ活動」は、3本の柱で成り立つ。
1.今以上に増やさない --- TNR
目印としての耳先カットは重要。周囲の認知も必要。
2.マナーを守ったエサヤリ
その町や場所に適したルール作り
3.糞尿対策 -- ネコトイレの設置
まずは周辺の美化意識 ⇒ 環境美化という意識へ
「地域ねこ活動」に、即効性はない、効果を実感できるまでには
時間がかかる。それは、年単位だと思う。
TNR をしていることを周辺に認知されていくと、捨て猫もされるだろう。
だからといって、それでやめるのは、そもそも中途半端な気分で始めたにすぎない。
住宅密集地で、飼い主のいないねこと共存していくには
「地域ねこ」という考え方以外に、方策がないのは確かだ。
目下の、最大の困難は経済的な負担が個人にのしかかること。
やはり、行政からの補助は不可欠だし、民間基金からの支援のおかけで
あきらかに、年間の殺処分数は減っていると思う。
では、公園のねこの TNR は、地域ねこ活動になるのか?
他の地域は分からないが、名古屋市の場合を考えてみると
地域ねこ活動ではないと思う。公園ねこ活動 というか、TNR 運動。
個人で TNR を行うのは、TNR 活動で、それをグループでの
活動に広げていけば、TNR 運動となっていく。
自分がエサヤリをしているねこの TNR をするだけでは地域ねこ活動ではない。
TNR をしたねこたちに、エサヤリをして回るのが、地域ねこ活動のはずがない。
地域ねこ活動が、環境への貢献につながっていけば、周囲に受け入れられていくはず。
車で、エサヤリしている人たちに、その場所の美化という意識が生まれるとは思えない。
エサヤリをしているねこの手術をしただけで、「地域ねこ」と口走る
中途半端な活動者にだけはなりたくない。
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「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」 |
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