逃走した里子ねこ モカ 探し -- 12011/12/26 14:22

どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」


12/17 (土) の月例「ねこ会」で、天白保健所の方がきてくれて
野並でこれから始めようとしている TNR の件など、じっくり相談に
のってくれた。そのとき、ねこの室内飼育がいかに重要かという話になり
「飼い猫が逃げた という連絡がはいりますが
 帰宅率は、だいたい2割です。
 電話をくれた方には、帰ってきたら必ず連絡ください と
 お願いしているのですが・・・」という話を聞いた。
そして、名古屋市内で把握している交通事故死のねこの頭数は
年間約6000匹 とのこと。
これは、年間のねこの殺処分数より、1000匹以上多いのだ。
しかも、保健所や環境管理事務所などに連絡があった件数のみ。
私も、ねこの死体を見つけたら、時間があればそのまま、八事の
動物火葬場に運ぶけれど、連絡をしたことはない。
だから、事故死の数はもっと多いはずだ。



耳カット拒否のおこりんぼと会っていたとき、ニーナさんからメールがきた。
「モカが、逃走したそうです。捕獲器を貸してください。というものだった。
モカの嫁ぎ先は、ニーナさんのお宅から、ほんの数分のところ。
里子になって、10か月ほど過ぎて、飼い主さんの足には
スリスリするようになり、「あのモカが・・・」と思っていた。

洗濯ものを干しているときに、ベランダから逃走された とのこと。
油断以外のなにものでもないと思った。
モカは、気の小さなビクビクしている子ねこだった。
ちょっとした好奇心から飛び出してしまったのか・・・。

ちょうど、うさ吉さんが車に、捕獲器を積んていたから、それを借りて
里親さんのお宅に、ニーナさんといっしょに伺った。
モカは、日曜日に逃走し、里親さんは毎晩、カリカリをカラカラと鳴らしながら
モカを探しているのだけど、毎晩、外で出会っているという。
モカは、カリカリを見せると1メートル先まで近づいてくるらしい。
しかし、手は届かない、そしてモカは、すぐ逃げてしまう。
里親さんは当初「このあたりには、餌ヤリさんはいないと思う」と
と言っていたが、毎晩の、モカ探検の成果か?
すぐそばの畑のある一画の側溝部に、置き餌がされていて
シロデブ、黒、サビの3匹が食べていて、なんとその中に
モカも交じっていた!! やはり、餌ヤリ場があった。
すると、まあ、モカは空腹でエサを探してどこかに行く危険性は低い。

さらに、耳カット拒否のおこりんぼ (マエイモ と呼ぶ) の話を信じると
モカ逃走エリア内には、手術済みのねこがいるはずなのだ。
さしずめ、側溝で食べていたという さび がそうではないか?

さらに、里親さんは、ねこたちが、側溝を利用して姿を隠しては
移動していることを知り、どこの側溝がどのように利用されているか
把握しつつあった。この里親さんは、モカのためにいろいろ工夫してくれた方で
探索の成果もなかなかのものだった。
火曜日の夜から、捕獲器を設置したが、見たこともないようなブサねこが
入っていたとのことで、解放した。
里親さんは、ねこの通り道になっている側溝に、捕獲器を置き
何度もねこが入り、そのたびに、解放していた。
その大きさから、手術すみかどうかは不明だが、オスと思えた。

里親さんは、アパートの1F。モカが逃げてから、ベランダには
トイレと、モカがすきだったねこハウスを出してくれていた。
そして、カリカリの好きだったモカのために、エサを出していたのだが
モカは、アパートには近寄らず、そのエサはもっぱらミケネコが平らげた。
そのため、ベランダでの置きエサは中止した。

モカの保護主だった、ニーナさんは、時間があれば、歩いて
モカを探していたが、ついに、モカを見つけたのだ。
飼い主さんのアパートの2件お隣の玄関横のキレイな花壇にいた。
モカは、遠くには逃げていかない!! という確信が生まれ
「とにかく、迷い猫のチラシをポステイングして
 庭に捕獲器を置かせてもらうないかお願いする」作戦開始

ニーナさんが尋ねると快く応対してくれて、話をしていたとき
モカが足元の側溝のなかにいることに気がついた!!
「今、モカは 10m くらいの側溝の中に、閉じ込められてます。」
側溝へ入る両口を、庭にモカがいたお宅の方が、カゴでふさいでくれたという。
時間は3時ごろのため、誰もうごけず、でも、閉じ込めたことに安心し
ニーナさんはいったん帰宅して、食事の用意などをすませていた。
その側溝に車でかけつけると、どうやらモカは、ふさがれたカゴを
必死になって押したらしく、側溝のなかに姿はなかった。
ニーナさんは、油断したことが悔しくて、寒い中、歩き回っていた。
そしてめずらしく、ニーナさんがケンカをしているのが分かった。
「少し押していれば、ガスがつくから・・・」と言っている。
そしたら、旦那が「もういい」とかなんとか言ったらしい。
「もう、冷たいごはんをたべなさあぁぁぁい」と、とっても可愛らしいケンカなのだ。

ニーナさんは「自分でガスもつけられない」とかなんとか言ってたっけ。
私たちは、側溝の2か所に捕獲器をしかけ、しばらく側溝作戦を続けることにした。

モカ、帰宅率2割をあげろ!!  6000匹の仲間にならないで
そう願いながら、毎日、何度も、ニーナさんは捕獲器を点検していた。

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