複数張り紙と監視カメラ --- 3 ― 2011/12/04 23:56
「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」 |
私たち、天白トラブルゼロ!? は、ねこに関する相談を受けているが
何でもかんでも、唯々諾々と、受け入れているのではない。
私たちの活動主旨に則している場合なら、協働できる。
活動目標は、猫の殺処分数を減らしていくこと。
だからといって、TNR の請負業をしているわけではない。
ご近所トラブル解決を請け負ってもいない。
単なるグチを聞くほどヒマじゃない。
協働する以上、相手にも誠実さを求める。
自分たちのねこじゃないから・・・という話を聞いて、腹が立ち
リターン先をあれこれ考えてはいたものの、提案することはやめた。
水曜日に3匹のメスを不妊手術し、翌木曜日の夜、捕獲した公園に
リターンするべく、またもや夜の10時に会うことになった。
最初のリターンには、立ち会ってもらう必要がある。
約束の10時になっても、ちっとも親子はやってこなかった。
待っている間に、長毛のボッサーラのメス疑惑の捕獲を試みていたが
なかなか手ごわく、捕獲器に近寄っても踏み板までは進まないのだ。
丸々としたキジトラのオスの兄弟はとても人懐こく、抱っこできる。
オアシスさんが、その懐こさを心配し、とにかく公園にかってに
TNR 活動開始しました というチラシを張ることにした。
それから、工場ばかりで民家は少ないけれど
TNR 中間報告のチラシをポスティングしようと相談しながら
親子を待っていたら、やはり母親だけが、やっと現れた。
息子は、その公園に近づきたくないとかで、離れたところで待機らしい。
不妊済みの3匹のメスについて、母親は
「もう少し、保護をお願いしたいのです。安全な場所を考えてますので」と
オアシスさんに頼んできた。
「保護といっても、3匹もいますし、長くても日曜日まで・・・」と
オアシスさんが答えていたが
私は、腹も立っていたから、
「今日、リターンするのと、日曜日まで待ってリターンするのと
たいして変わりません。ここには他にエサヤリさんもいますよ。
今から、リターンしませんか」と、提案というより、要求した。
母親も、ねこの世話が大変なことはよく分かっているらしく
他にもえさやりさんがいる という点には安心しいてるらしい。
リターンすることになった。
この間に、母親から色々な話を聞くことができた。
工場の敷地でエサを与えていたものの、夜は自宅に帰っていて
夜間、ねこたちがどのような行動をしていたか、全く知らなかった。
廃業し、エサヤリを注意され、苦情を言われて、やっと分かったようだ。
夜の遅い時間だったが、車も通るし、自転車の人もいる。
すると、息子もそうだったけれど、母親も、
あの自転車のひとは、監視にきている・・・というのだった。
単なる自転車での通勤者。
車を公園のそばに止めて、どこかに行く人も、監視しているときめつける。
そんなに、人の目を気にするならば、エサだけ与えず
きちんと手術をして、堂々とエサヤリをすればいい。
なぜ、苦情を言われるのか? 手術しなかったから。
でも、公園のねこを自宅に連れ帰っている人がいたからこそ
10匹ほどのねこの頭数でとどまっているのだ。
オアシスさんが、根気よく、母親に説明していた。
ねこは、堤防の近くで、くったくなくエサを食べ、ケージから出すと
ゆっくり歩き回っていた。
オスは後回しにするとしても、まだメスが2匹は確実にいる。
3匹いたはずの子猫も6カ月を過ぎるはず。
母親だけは、どうやら、公園付近の堤防に近いところで
リターンして、エサヤリをできる ということを分かってくれたようだった。
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「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」 |
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