複数張り紙と監視カメラの現場 - 12011/12/02 14:13

どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」


オアシスさんの携帯に入った、相談電話

天白区の、中堅印刷会社から苦情相談があった。
「会社の外付け階段付近に、早朝か夜、置きエサをされ非常に迷惑
 保健所に相談したが、
 ・貴社の敷地内のことはどうにもならない
 ・警察に通報してみてはどうか?
というような返答で、頼りにならない」

確認すると、
・皿にネコのフードが置かれているが、だれが餌ヤリをしているのかはっきりしていない。
・でも、廃業して撤去された工場の人だろう。

オアシスさんは、早朝6時に、その会社でエサやり待ち伏せをしたが
早朝には現れず、すでにエサが出された後だった。
それで、深夜の餌ヤリだろう という見当をつけた。
印刷会社の前には、わりと広めの公園があり、その灌木のなかに
餌皿を発見したため、「連絡をください」というメモを括り付けた。

その数日後、餌ヤリさんから連絡があり、やはり、廃業した工場の人だった。
長くその工場を経営していて、その間に多数のねこにエサを与え
数匹は手術したものの、経営困難になってからは (私の独断だけど)
手術もできず、ただただ、可愛がっていた。 --- らしい。
廃業してからは、東区の自宅から片道30分くらいかけて
毎晩エサやりに通っているが、苦情を言われ疲れ切っている。

オアシスさんは、敷地内のエサやり場所で、6か月くらいの子ねこを3匹確認していた。
餌やりさんは、母親と息子。ねこを心配しているのは息子のほう。
印刷会社から苦情を言われ、工場跡地付近からも同じく批判され
公園の片隅で餌ヤリをしていたら、付近の家人から不審がられた。

--- しかし、よくよく聞いていくと、付近のお宅からは、
「ねこを捨てているの?」と咎められただけ。
このお宅は、手作りのモリコロを創っていて、いじわるな感じはしない。
息子さんは、30代の若い男性だから、餌ヤリだと信じてもらえなかったらしい。
ちょっと気の毒ではある。男性の餌ヤリさんはとくに信じてもらえにくい。

11/29 22時 餌ヤリの公園で、母親と息子と待ち合わせた。
まず、ねこの手術をするために捕獲協力することになったから。
息子さんの希望
・メスネコを急ぎ手術したい
・面倒をみていたねこは7匹、しかし、1~2匹姿を見せなくなった
・手術をしてから、別のところで安全に世話をしたい

オアシスさんと、嫌がらせ、または虐待のリスクがあるならば
リリース先をどこにするかいろいろ考えていた。
息子さんは、批判されるのを極端に怖がっているため、
22時という遅い時間の対面になった。

公園の周りをあるいてみると、意外に人懐こいねこが多く
にゃんにゃん、鳴きながら集まってきた。
丸々と太っている、オスのキジトラ 2匹
細身のメスのキジトラ 2匹 (内1匹はやや長毛)
長毛がぼさーーっとしたママネコらしいのが1匹 (雌雄未確認)

さらに月極めP 横の倉庫のようなところに、6か月くらいの子ねこ 2匹
どれが、親子が餌ヤリをしているねこなのか分からず
でも、痩せ細っていないのは、餌をもらう相手が複数いる証拠だった。

母親と息子はなかなか現れず、自転車の中年女性がやってきた。
その女性は公園にまっすぐ向かってきて、ねこが走り寄っている。
「餌ヤリさんだ!!」と、とにかく声をかけ、情報を聞くことができた。

この公園などで餌ヤリを10年ほど続けていて、ねこたちを20匹くらい
自宅に連れて帰って手術して面倒をみてきた。
この公園付近で生まれる子ねこは、たいてい途中で死んでしまう。
公園付近での事故死も多いから、短命。
美容室の経営者で、免許がないから動物病院にも自転車で通う。
イタリアによくいかれたことがあるそうで、日本の、そして、とりわけ愛知の
猫の殺処分数の多さに静かに怒っていた。
自分もエサを与えてきた以上、不妊去勢手術の費用に協力する
と、その方はきっぱり言われたのだった。

オアシスさんも私も、うれしくなって、ついつい話が弾んだ。
すると、やっと今日の面談相手の母親らしい人が近づいてきたため
私たちは、自転車の女性と別れた。
そうして、やっと、この公園周りで起きていてるねこの状況を知ることになった。

いつさと掲示板 リル

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どうぶつ基金 「この猫達の不妊手術(一部の場合もあります)は公益財団法人どうぶつ基金のTNR助成金(オス3000円メス5000円)にて行っています。」