エサやるな という張り紙2010/10/16 01:07

名古屋の地下鉄東山線
タバコのポイ捨てと喫煙の禁止区域のある、リニモにも乗れる駅。
たった1匹の捨て猫から、今は10匹を超える。
不憫に思う人たち(公団の住人もいるけれど、通勤の人も多い)が
エサやりをしていて、協力してくれる人も徐々に現れた。

保健所と話し、今後について公団自治会とも話し合いたいと
思っていた矢先、張り紙が出された。
「猫を増やさないため、エサヤリ禁止」というかなり強い文面

さっそく、張り出した経緯を聞きたくて、UR へ電話をかけた。
張り紙の文面内容は、
・環境省通達の「住宅密集地おける犬猫の適正飼養ガイドライン」
Ⅴ 地域猫 に示された指針から外れている
・Cop 10 開催地として、恥ずかしい張り紙
・タバコ禁止エリアとして先駆的な地域なのに、「地域猫」に関しては
 あまりに対応がお粗末

UR の説明
・公団は犬や猫の飼育を禁止しているが、内密に飼っているため
 そのような張り紙をせざるをえない
・違反者が誰か分かれば、退去を指示できるが、それは不明
・エサやりという違反者を見つけたいが、四六時中見張ってはいられない

UR に対して
・張り紙をすることで、実際に効果がでたことがあるのか?
・環境省のポスターに張り替えてみてはどうか?
・このような張り紙は、人間関係のトラブルを助長する
・苦情を言う側の一方手な意見を聞くだけではなく、その場所で
 今、何がおきているのか、もう少し調べてみてほしい
・地域猫活動へとつなげるために、保健所、警察、自治会に
 TNRの報告をしているから、今回の張り紙も近日報告しておく

UR 側の苦情担当者(?) は、「環境省通達のガイドライン」というものに
意外にも強く反応し、勉強不足だった・・・と嘯いていた。
ガイドラインやポスターについては、環境省の公式サイトにいけば
PDF をダウンロードできます!! と教えてあげた。
個人でダウンロードして、印刷して、ラミネートして、張っている人も
意外に多いのだ。

てんぱくねこだより

飼い主のいない猫の不妊・去勢手術を無償にする