マースの次は ちょび2009/10/14 23:03

ちょび 一生懸命里親募集中
マースがポテトになる日々の修行がとても気になっていたけれど
シルバーウィークが終わったら、すぐ TNR を再開した。


TNR を進めている場所には、10年近く、雪や雨の朝も台風がきても
餌やりを続けている人がいる。この人をセイさんと呼んでいる。
セイさんが親族の用事で千葉に出かけ、1週間、餌やりを代行することになった。
初日の 9/25 朝の4時半に起きて、餌場に向かった。
セイさんの餌やりを私が代行すると、たいてい、
集まってくる猫の数がまず、半分になる。
で、しばらく続けていると、少しずつ増えていって、
7割りくらいになったころ、代行期間が終了する。

この日も、5~6匹くらいになっていて、用意した餌が余るな~
と思っていたら、ちびちびの子猫が2匹もいたのだった。
メス猫の手術は済んでいるはずなのに、なぜ? なぜ?
と、頭がクラクラした。
見落としていたメスが、20mほど離れた廃車の中で産んだ!!
と確信し、とにかく子猫たちをなんとか捕まえて里親募集しなければっ
と覚悟して、その日は帰った。
とても小さな、ヨチヨチした子猫たちだった。
猫のブログで 「子猫は発見されたときが命の分かれ目」 という
記事を読んだことがあり、急がなくては……と思っていた。
でも、そんなに早く別れがくるとは思ってもみなかった。

9/26 早朝4時半すぎ、餌場に向かうと、子猫は1匹しかいない。
しかもヨチヨチなのに、警戒心もあるのか、つかめそうなところまで近づけない。
子猫用の餌を置いて、しばらく慣れさせてから、いっきに2匹を
素手で捕まえようと思って、その日は帰った。
でも、9/27 も子猫は1匹しか現れず、もう一匹は、土に帰ったのだと分かった。

9/28 4時半起きにもだいぶ慣れ、待っている猫の数も増えた。
ちびちびの子猫は、にゃあにゃあ鳴きながら出てくるようになった。
  Cat paw club のメーリングに子猫を発見したことや、
2匹いたのに1匹だけになったこと、なんとしても素手掴みすること
などを書き込み、マースが使っていた2段ケージをやっと掃除した。

9/29 掴みやすいところに子猫用缶詰をおいて、知らん顔して
他の猫たちに餌をあげていたら、ぴょこぴょこ出てきたので
「いまだっっっ」とばかりに、ムンズと素手で掴み、キャリーに入れた。
その子猫は、キャリーの中で、それほど泣きもせず、
不思議そうな顔をして私を見ていた。

餌やりのセイさんは、猫を2匹飼っていて、そのうちの1匹が
今年、20才になり、名古屋市から表彰された。
きょうだい がいたのに、1匹だけになってしまった、縞模様の三毛の
子猫に、セイさんの長寿猫にあやかって 「ちょぴ」 と名づけた。