マースを四国の里親様へ無事届ける旅は、波乱万丈だった。

９／２０　４時　りりママ (Cat paw club 主宰) が出発
後でわかったが、りりママは、寝坊を怖れ寝ていなかった。
さちこさん (Cat paw club 賛助会員さん) は、自宅外で待機
(１５分くらい、待ってたらしい。)
マースには、３時半ごろ、いつもの半分くらいの朝ごはんを ウェットをかなり多めにして食べさせた。
いつもは、６時半ごろ起きるとウンチをしてあるのに、この日はなし。
ウサギの飼育ケージに、すんなりと入った。

４時半すぎには、上社から東名阪に入った。
薄暗い中、渋滞の兆しもなく (←　そりゃそうだ) 順調にりりママが飛ばす。
マースが、珍しく何度も鳴くので、ウサギケージから出して、後部座席で放牧。
床にひらべったくなって、静かにしていた。

亀山JCT て、新名神に入ったが、新名神はキレイ。
さちこさんが 「うぁっ、ナビは、山の中になってる！！」
ぎゃはぎゃはと笑いながら、われらは行く。
阪神大震災のあと、これだけの山を切り開いたのか…？
なかなか見事な橋脚あり。

新名神を順調に走りぬけ、名神高速に入ったところで
７時ごろには　吹田JCT という目標達成できそうだと楽観し
最寄の (西宮だったかな) SA で、ゆっくり朝食。
ドッグランがあり、犬を見てつかの間の休息。

再び、名神～　吹田JCT から魔の渋滞に突入。
中国自動車道　１車線のところもあるし、
なにわナンバーが、登坂車線を走って
横入りしてくるし、ダラダラとのろのろ運転。

リリママ 「なにっっ、あのチビスケっ」
-- りりママにとって、3000cc 以下はチビスケ車？
さちこさん 「大阪の車って、ほんとマナー悪いっすよ」
-- でも、りりママさんは真似しないでね という哀願が言外ににじみ出る……

渋滞情報を聞きたい　それって何番だ？ 1600番台のはず～
sanma さん (Cat paw club 賛助会員さん) からオーディオに TI ボタンがあるから
それを押せばいいとの携帯メールアドバイスあり
でも、その TI ボタンなし。

携帯で渋滞情報検索
事故多発、私たちが目指す　倉敷JCT で、通行止めか、車線規制あり　らしい。
しかも、携帯で見るたび、通行止めの　×　が増える。

途中のちいちゃな PA で、インフォメーションを探したら、
そういう窓口はなく、テレビを見るように言われた。
さすがに、携帯よりはテレビの情報のほうが早くて正確な気がした。

里親様から、鳴門から香川に入ると、１車線の高速になってトロトロ運転だから、
倉敷JCT ～　瀬戸中央　を勧められているし、
鳴門にも通行止めか車線規制が出ていたから
もう計画通りのルートで決行することにした。

待ち合わせの予定時刻　１３時半
瀬戸中央自動車道に入ったのが　１３時ごろ
マースを再び、ウサギケージに入れ、
里親様に 「約束のローソンに、１３時４５分ごろ」 と電話をして、
瀬戸大橋の景観に歓声をあげていた。

あれだけの渋滞に遭いながら、１３時半の約束に
１５分遅れただけで、われらは着いた。

ＥＴＣ割引で、金額が 1000円　とか
1900円　とか表示されるたびに、りりママが
「ありがと」とそれはそれは、可愛い声で言うのだった。

ローソンで、初めて 里親様にご対面。
とてもやさしそうな感じの女性で、
その方の先導で、マースの終の棲家に着いた。

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里親様の町は静かな住宅地で、近くには川が流れ、田畑も多く、
こういうところでマースがゆっくり大人になってくれれば最高。

トイレは、今度はこういうのを買いたいな -- と
思っているのをお知らせしておいたら、
それを準備してくれていて、手作りのダンボール寝床が
できていて、その中にヘルスボールに水をたっぷり入れてセット。

マースは、借りてきた猫のように匍匐前進。
居間を、慣れるまでのマース飼育部屋にしてくれた。
（ウンチの臭いがするときは気の毒）(T_T)
マースは、さすがに怖いらしく、ソファベッドの中に入り込んでしまった。

地元のイチジクを使った、美味しいタルトとコーヒーをご馳走になりながら
仮譲渡 ＋ トライアル の確認と飼育説明と質問など。
私は、トライアル失敗となったときはしかたないけど
「逃げた」という連絡だけは聞きたくない！！　と
内心祈るような思いで、誓約書を交わした。

治療費と高速通行料 （平日10,950円 →　3500円の往復） を
メールでお知らせしておいた。（計　15，500円）
りりママが、仮譲渡のときは、高速代だけでもいいし、
治療費は正式譲渡になってから振り込んでいただいてもいいのです……　と説明してくれた。

山本様は、「はい、でも今、お渡しします。」　と言われて
とても無造作に、でもとても自然に、１万円札を ３枚も
譲渡誓約書の上に出してくれて、私は胸がつぶれそうになった。

りりママが、『逃亡させないでください』 という、
もう願いのような説明を最後にもう一度してくれて、
「私たち、讃岐うどん食べたいのです」 と挨拶？ して先導をお願いした。

「最後に、マースを引っ張り出して、写真撮らなくていいの？」 と、
りりママが言ってくれたけれど、ソファーの中で、
縮こまっているマースを引っ張り出す勇気はでなかった。
マースが、にゃぁぁぁん と長く鳴くのを聞きたくなかった。
（この鳴き方は SOS だったから）

里親様おすすめのお店で、讃岐うどんの 「小」 を食べて
そこでお別れしてから、「うどんの田中」 でまた食べた。

讃岐うどんをはしごするときは、小とかミニにしたほうがいいです。
讃岐の本場では、「かけうどん」 をお勧めします。

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２軒めの うっど～ん を食べて、４時半過ぎ、高松中央から帰路に入った。
行きと同じルートで戻るつもりだったから、
帰りの高速ルート資料を印刷していなかった。
帰路はさちこさんの運転。最初の分岐点　岡山 or 神戸
我らは、満腹で油断し、何の疑いもなく神戸を選んでいた。

里親様のご注意もむなしく、１車線しかない高速を走り、
渋滞情報を見るべく、SA で休憩。そこで、ルート選択の誤りに気づいた。

しかも、これから向かう　鳴門　は事故で車線規制が起きていた。
もう破れかぶれで、「帰るだけだしねーー」 と突入。
鳴門海峡もそれなりによかったけれど、
夕方で うずしお は分からないし、すでに渋滞。

ルートに超超不安な我ら３人。
sanma-san や、オアシスさん (Cat paw club 正会員) がくれる
携帯メールの情報が頼り。

とにかく、我らは第２神明を目指した。
鳴門をすぎたころ、復活したりりママが運転すると主張し、
休憩をかねて運転交代。
出発したら、「ア、ガス欠。赤くなってる」

空 を示すメモリになってからも相当走れる　ということを信じ、
ひたすら、淡路ＳＡ を目指した。
給油は、本州に入ってからのほうが安いはずだから～～ と
後回しにした私たち。
りりママのエコ運転で、淡路SA に着いたときは天にものぼる気分だったな。

ガソリン満タンなので、ハイウェイオアシスでも休憩。
来る、神戸～吹田　の渋滞に備えた。
ここで、再び、さちこさんが運転。このまま上社まで。

とにかく、大阪の渋滞はひどすぎる。
一度りりママが 「あ・ぶ・な・いっっ」 と叫び、
標識に気をとられかけた さちこさん が急ブレーキ。

そんなこんなの中、さちこさんの携帯に着信。
なんと、一度はキャンセルされた 「楽くん (保護猫、里親募集中)」
への、再度のオファー。男の子があきらめずにパパを説得してくれたらしい。
９／２１　お見合いの約束成立。　（*^_^*）
りりママ も さちこさんも、猫神さまのご利益か、霊験あらたか。

こうして、私たちのシルバーウィーク、四国日帰りの旅は
9／20　深夜の１２時、上社を降りて、終了した。